前回、エアロスミスについて書いた内容に誤りがあったんだよ……。
なので、ついでに作品紹介しちゃうね。
僕は前回のブログで、
http://ameblo.jp/funkygremlin71/entry-11938359277.html
エアロスミスの作品は音量・音質がバラバラで音量調整に時間がかかるって書いたんだよ。
※僕が昔から趣味でやってる音楽編集ね。
http://ameblo.jp/funkygremlin71/entry-11937898827.html
実は、エアロスミスの作品はデジタル・リマスターされてました。
いや、ホント……知らんかったよ。
前作「ジャスト・プッシュ・プレイ」から新作「ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション」までのオリジナル・アルバム空白期間の11年間。
エアロはベスト・アルバムを乱発してました……。
「アルティメット・エアロスミス」(2枚組)
「濃縮極極ベスト」
「タフ・ラブ」(バラード・ベスト)
「マキシマム・ベスト」(3枚組)
どれも収録曲がダダかぶり!
基本は「アルティメット・エアロスミス」で、
その中から曲を厳選し、新曲2曲追加したのが「濃縮極極」。
「タフ・ラブ」はバラードベストなので無視(ごめん)。
「マキシマム」は「アルティメット・エアロスミス」にカバーアルバム「ホンキン・オン・ボーボー」からの楽曲と他数曲を追加した3枚組。
正直……エアロスミス終わったな感が満載。
オリジナル・アルバムが出ないから楽曲カブリまくりのベスト乱発って!
ただね、唯一僕が嬉しかったのは、
「アルティメット・エアロスミス」はソニー時代(70年代+最近)とゲフィン時代(90年代)のレーベルの枠を超えたベスト盤だってこと。
70年代の音圧の低い楽曲が高音質にリマスターされてる!
いや、実際、高音質だって思ってたんだよ。
ほほう!
この調子だと、エアロスミスの70年代作品リマスターCD発売は近いかも?
でもね、実はそうでもなかったらしい……。
どうやら、「アルティメット・エアロスミス」に収録された70年代楽曲は1993年リマスター音源?
え?なにそれ?知らん!
1993年リマスター?
実はエアロスミスって、CDリマスターに早くから取り組んだ画期的なバンドだったって。
1993年って言ったら、当然スマホなんてないし、パソコンだってそこまで普及してなかったし、ウィキペディアなんて存在したかどうかも知らん……。
情報はロッキンオンとか、音楽雑誌メイン。
僕が初めてリマスターすげー!って、リマスターCDの存在を知ったのも、2000年(1999年)のデヴィッド・ボウイのリマスターからだもん。
※その時にはエアロスミスの1993年リマスター盤は当たり前で話題にも上って無かった……。
1990年代以降のROCK作品にリマスターは必要か?
って言われるくらい、90年代はマスタリング技術が進んでたみたい。
って言うか、レコードをCDに移行し始めた80年代がズサンだったみたいな話を聞くよね。
例えばレッド・ツェッペリンの旧CDなんて、レコードの音を適当な機材使ってただCDに移しただけ。
音質不評、アルバム・ジャケットも適当……。
※80年代のCD音質はレコードに比べて中・低音が薄っぺらって言われてた時代。
ジミー・ペイジ氏ガッカリ。
バンド解散後、自ら監修してリマスターCDを制作。
実は、エアロスミスのCDも同様に不評だったらしい。
旧盤(1993年リマスター以前)の音は最悪……って。
僕が持ってた70年代エアロスミスのCD、調べてみたら旧盤CDでした。
そう言えば、僕がエアロのCD集め始めたのは1993年前後(CD全盛バカ売れ時代)で、中古CDショップに行けば大概のバンドは全作揃えられてたからねぇ~。
もう昔すぎて、購入した経緯も忘れちゃったよ、てへへ。
でね、某ジャングル系の通販サイトで調べてみたんだよ。
今持ってるCDは発売20年~30年くらい昔のモノだし、新しくリマスター盤に買い替えてもいいかなって思ってさ。
そしたら有りました!
「BOX OF FIRE」エアロスミス1993年リマスターCDセット。
※「BOX OF FIRE」自体、これも20年以上昔のCDだけど……。
しかも、ゲフィン時代の作品も2010年に何気にリマスター再発されてるって。
ええい!
まとめて大人買いじゃ!
って、でもね、ゲフィン時代のCDはお近くの店舗にも通販サイトにも在庫が無くて取り寄せ中。
「BOX OF FIRE」はポチって注文後3日で届いたので、早速iTunesに取り込み音量調整。
さて、ちょっとね、その工程をご紹介。
今回は簡単でした。
「アルティメット・エアロスミス」が93年リマスターを採用してるので……
①「アルティメット」の楽曲と「BOX OF FIRE(13枚組)」の楽曲をWAVEフォーマットでiTunesに取り込みます。
②「アルティメット」収録の任意の曲(僕はToys in the Atticを選曲)をサウンド・エンジン・フリーで開き、情報から平均音量値を確認。
③次に「BOX OF FIRE」のToys in the Atticをサウンド・エンジン・フリーで開き、平均音量値を確認。
※②~③で、それぞれのCDに収録された楽曲の音量の差を確認したんだね。その差は、-4.1dbでした。
④「BOX OF FIRE」のCD全て、サウンド・エンジン・フリーを使って4.1db音量を上げます。
※音量を上げると「音割れ」を起こす場合があるんだけど、使い慣れると波形を見たら音割れしそうかどうか何となく分かるようになってくるよ。
その場合は、音の大きい方のCD音量を-4.1db下げてやるんだね。
⑤実際に聴いてみます。
僕の場合は通勤中の車内で、iPodをFMトランスミッターで聴くのがメインなので、実際に通勤中に聴いてみます。結果は……うん、完璧!
⑥音量調整が上手くいってたら、iTunesに取り込んだWAVEフォーマットのデータを変換します。
僕の場合、MP3やACCのような非可逆圧縮が嫌いなので、アップル・ロスレス・フォーマットに変換。
これは、CD取り込みの時の「普通」「高音質」って設定するのと同じね。
取り込んだ曲を直接変換するんだね。
何だか……マニアックなぐれむりんワールドに迷い込んだ気分じゃない?
でもね、実際には、それぞれの楽曲の音量の差(数値)を調べて、同じ音量に調整するってだけの話しね。
例えば、iTunesに付いてるサウンドチェックって機能やその他の音量調整ソフトがやるのと同じことを手動でやってるだけだね。
ひとつ違うのは、サウンドチェックは元データを変更しないんだけど、僕の場合は元データを直接変更しちゃうってこと。
なので、サウンド・エンジン・フリーを使う際は、必ずWAVE音源のバックアップをとってるよ。
でね、⑤で「あれ?失敗してる」ってなったら、バックアップデータで元の状態に戻して再度調整。
前回のブログで、途中で力尽きたって書いたのは、何度やっても納得いく音量調整が出来なかったからなんだよね。
それが、1993年リマスターCDだと、一発で完了しました。
ちなみに、1993年リマスターの音質に関して。
実際は驚くような音質の向上は……最初は気が付かなかったよ。
※特に初期の3枚。
「ROCKS」はね、1曲目のイントロから音の違いが分かります。
でね、アルバム13枚通して聴いてみると、やっぱ音質が良い!
「あれ?こんな音が入ってた?」
「ギターの音、カッコいい!」
「ベースがブイブイ鳴ってる!」
って、今まで感じなかった音が聴こえるようになりました。※気持ちの問題もあるかも?
今んトコ、まだゲフィン時代のCD1980年代~90年代が届いてないので、届いたら、80年代以降の作品も音量調整していこうって思うよ。
でもさ、今月はちょっと散財しちゃったな。
来週はthe pillowsの新作やら、ランシドの新作も出るし、スリップノットの新作も買っちゃったし、U2の新譜もCD盤が欲しいし……。
ちょっと、今秋は好きなアーティストCDラッシュだよ。
……あ!
今気が付いたけど、エアロスミスの作品紹介を忘れちょったわ。
ってことで、それは次回ね。