また1人、名選手がユニフォームを脱ぎました。
鈴木隆行引退。
鈴木隆行は、1995年に鹿島に入団。
そこから、レンタルや完全で移籍をしていきながら、合計10クラブを渡り歩いた苦労人のストライカー。
中でもやっぱり印象に強く残ってるのが、日韓ワールドカップのベルギー戦でのゴール。
後ろからのパスを懸命に追い、足を思いっきり伸ばしてのつま先ゴール!
このゴールが、ワールドカップで日本が初めての勝ち点獲得に繋がる同点ゴールとなりました。
そして、そこでの活躍が認められベルギーリーグに移籍します。
まずは、ベルギーの強豪ゲンク。
さすがに、ここでは思ったような活躍を見せられませんでしたが、次に行ったゾルダーではレギュラーとして活躍、30試合に出場し5ゴールを記録しています。
そのあと、海外ではセルビアのレッドスターやアメリカのポートランドに移籍。
本人の中では、この時期に引退も考えていたのですが、2011年の東日本大震災をキッカケに、故郷の水戸に移籍。
1年目は、本人の希望で無償のアマチュア契約。
2013年には、キャリア初の2ケタ得点を記録。
今年、千葉に移籍するも2試合の出場にとどまり、シーズン終了後に「今までどんな状況でも辞めたくないなと思っていたけど、10月にふと辞めようと決断しました。次に進みたいという気持ちが強くなって、プレーしたい気持ちを超えたのだと思う。」と引退を決意。
今後は、指導者の道を目指すという事です。
鈴木隆行といえば、決してテクニックがスゴかったわけでもなく、サッカーがスゴイ上手かったわけではありません。
でも、ゴールへの強い気持ちを前面に出したプレーは、誰の心にも残ってるハズです。
そして、あのゴール後の吠える姿や、髪を金や銀に染め金狼または銀狼と呼ばれる姿が印象的ですね。
こういう選手は、最近減ってきたなと思います。
そんな中での今回の引退発表。
正直「えっ!?」という感じで、驚きました。
そして、大好きな選手の1人でもあったので、寂しくもあります。
選手生活21年間、お疲れ様でした。
そして、いつか鹿島に何らかの形で帰ってきてくれる事を願っています。
第2の人生も頑張って下さい!
ありがとうございました!