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44点。

 

リング」の続編だと思って鑑賞すると、頭の中で疑問符がブレイクダンスしちゃうバイオサスペンスホラー。

貞子実体化!したらどこを怖がれば良いの?もう、ブラウン管のテレビから出て来る事も、現代ではスマホから手乗り貞子が出て来る事もありません。安心なのか!

監督が変わって、脅かし映画にしない方針で制作した事で、映画が大人向けになってしまったよ。思ったんと違う!

リングだとオカルトだし説明がつかなくても一般に受け入れられますが、SFだと途端に受け入れられなくなる不思議。

 

 

以下、ネタバレ。って言うか、感想。

 

 

もうね、中途半端過ぎるホラー描写、プロットとしては必要だけど、意味の解らないベッドシーンも要らない。だけど、真に求める物、私達の貞子はくれないとか。

グレープフルーツジュースを注文したのに、グレープジュースが出て来たような。

でも、これが正当な続編ですし、ある意味、あの世界はリングだけで完成しちゃってるとも言えます。

 

らせんってDNAの形状ですよね。

DNAを書き換えるとしたらレトロウイルスよね。レトロウイルスって有機物だよね。

網膜から受け取るのは電気信号でしょ。電気信号で人体の中で有機物を作り出せる?

或いは電気信号でゲノム編集なんか出来るの?

そもそも無機物から有機物は植物以外作れないでしょ。解る人には面白いのかしら。

と、以前の私はいろいろ考えたのですが、完結編の小説「ループ」で諸々を吹っ飛ばすのですよ。考えるだけ無駄です。

 

何よりも本作の場合、貞子の実体化は置いといたとして、高山のキャラ変がどうしても許せなくて。元嫁、子供はどうでも良いのかって。そこが安藤と対比になっていて「ループ」に繋げるのも今となっては解りますが、何かね…。