「Cozy Corner」 008 | ニジドリ

「Cozy Corner」 008

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この連載「Cozy Corner」 は、僕が愛するCozy(車谷浩司)さんのインタビューが掲載された
過去の雑誌を、できるかぎり紹介していこう!…という企画です。

※ 001から読まないと内容が分からない部分も若干あるかもしれません。ご了承ください。


■ index ■

第1部「Spiral Life」編(001~004)

001 “ROCK IT! No.21”

002 “別冊 SPEAK EASY”

003 “月刊カドカワ 1996年3月号”

004 “パチパチ 1996年4月号”
 
第2部「AIR」編(005~)

005 “ROCKIN'ON JAPAN 1996年6月号”

006 “FM STATION 1997年12月5日号”

007 “ママ・マガジン 1998年10月号”

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MUSIC ON! TVで放送された【GGTV SPECIAL AIR】(1時間のAIR特番)

今見終わった・・・。


「サトマさんって、タバコ吸うんだ。」

「金子さんは演技してるときと雰囲気ちゃうなー。」

「「神輿(みこし)をかつぐ」って、KJの口癖なの?」


とかとか、いろいろ面白かったです。


KJもあっくんも、やたら車谷さんを伝説化していましたね。

サトマさんも大学時代にAIRのコピーをしてたぐらい好きだったとか。


そのわりには、僕、車谷さんって全国的に知名度低いと思うんですよね、まだまだ。

その辺が謎だなぁ。


いや、でも良かった。良かった。

盛り上がってたし、ほんと楽しそうなライブで。


それに、こーゆう特番作ってくれて助かったし、

改めて価値が見直されて、本当に素晴らしいこと。






…で、

ここからはあくまで個人的な不満点を申し上げます。

(不快に感じる方もいるかもですが、ご了承ください)


まず番組に注文。

個人的に、このセットリストの中では一番聴きたかった「TODAY」を、

なぜだか今回、前回(※)と、はしょられてたのはナゼ…?

(※ 先週のGG11の放送でも、これと「Me,We」だけカットされてた)


今回は流れてはいたんだけど、ナレーションとかとかぶっちゃってて。

うーん。期待してたのにな。


ていうか、先週の放送は尺の関係もあるし仕方ないにしても、

今回の特番では、他の曲は全部フルでやったのに…。一体なぜ??

(ジョージは「TODAY」は嫌いなの…?)




そんでね、


僕はAIRの曲の中で“好きな曲をあげろ”と言われたら、

もちろんたくさんあるので大変悩むのですが、


逆に、“好きじゃない曲をあげろ”と言われたなら、

わりと悩まずに即答で2つ浮かぶんです。



まずひとつが、「Me,We」。

これはどうも苦手。歌詞も嫌いだし。


僕これ聴いても車谷さんがボクシングをやってる姿しか浮かばない。

(あの頃の感じが唯一、僕的にダメなんです。ゴメンナサイ。)


…で、もうひとつが実は「put your hands up」。

この曲、ライブでもよく演奏してたし、本人も気に入ってる感じなのかもですが、

僕的には、これを聴くとなぜか、

V6の「WAになっておどろう」的な何かが浮かんじゃって。

ホントにどうもダメ(笑)

(てか、飽きません?この曲。)


という2曲なんですが、

なんと、どっちも今回のGG11のSet Listに入っちゃってるんだな、これが(笑)


そのせいで、個人的には“行かなくてもよかったな。”みたいな感想を

先日も書いてしまってるのだけども。


あと、さらに言わせてもらうと、

「KISS ME AGAIN」と「KIDS ARE ALRIGHT」。


これもねぇ、僕ライブで聴くたびに思うんだけどさ、

音がどうしてもしょぼく感じちゃうんです…。

スカスカしちゃうっていうか。


「KISS ME AGAIN」なんて、ギターが重なってるとこ(裏で鳴ってるギター)が

カッコイイのに、ライブだと当然1本だからさ。


あと、実は何気にメロとかも良いのに、

ライブだと、どうも勢いばっかりを重視するあまり、

まともに(キレイに)歌わないでしょ?こーゆう曲って。

それがどうも「ラウド車谷」のダメなところなんだな。個人的に。


唯一、「DIVE&DIVE」はまだ聴けるんだけど。ライブでも。


もちろん僕だけの感覚かもしれません、これは。

みんな好きだもんな、こーゆうAIR。

以上、不満でした。



*****



さてさて、

今回紹介する本は「音楽と人」(2000年 5月号)です。

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「音楽と人」って、スパイラル時代からけっこう車谷さんを

追っかけてくれてる雑誌なんですよね。


記事自体はそんなに好きじゃないことが多いんだけど、

載せてくれるだけで嬉しいので、けっこう買ってましたね。


この号は、シングル「Crawl」(校歌みたいな曲です)が発売したぐらいの

時期の表紙・巻頭インタビューなんですが、

インタビュー(なんと2本立て)、凄く面白かった。


編集者が好きな曲を1こずつあげて、聞いていくスタイルなんだけど。
(「lucy,can you see orion」とか挙げててグッド。)

スパイラル時代の「NERO」とか「20th century flight」とかまで

話を広げてて。そーゆうのとても良い!です。


音楽誌のインタビューって、そーゆうところまで拾ってくれてるかどうかが、

良いか悪いかの境目だと思います。


車谷さんが、「石田くんの20th century flightはリアリティが感じられないし、
<甘い>のツボがきっと違うんでしょうね。
僕にとって甘いなぁと思うのは「Yawn」だったり、「CHEEKY」。」

みたいな発言をしてたのも、凄く面白かった。

(…まぁでも、「20th century flight」はあなたがメインで歌ってるからこそ

名曲なんですよ!と強く言いたいですけどね、僕は。)



それと、この本のインタビュー、

ドラムの佐野さん、ベースの等さんにスポットをあてていて。

お二人の貴重なインタビュー記事もあるんです!!

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こういったスリーショットの写真も、けっこう貴重(↑)。


“二人から見た車谷さん”とか。なかなか素晴らしい記事もあります。


そこでドラムの佐野さんは、


はっきり曲のコンセプトはあるけど、その中で自由にやれたし、

ここまで任せてくれる人はいなかったから。



とか、いろいろとコメントしてて。


なんか今読むと、かなり切なくもなっちゃうんですけど…。



「音楽と人」は、まだ普通にバックナンバーも手に入りやすいかもなので、

詳しくは、是非ぜひご購入して読んでください。



*****


…で、話はちょっと戻るんですが、

(この雑誌を見て、どうしても言わずにはいられなくて)


GG11の特番で「車谷さんの方から直接サトマと金子さんに声をかけた」と、

番組内のナレーションで言ってたんですが、、


…でも、もし車谷さんに完全に決定権があったのなら、

その二人の前に、

なぜ“佐野さんと等さん”に声をかけなかったんだぁぁぁ!

と、思わずにはいられんのです。(やはり大人の事情なのかな)



車谷さん、佐野さん、等さんイコールAIR」だと思います、やっぱり。


いつかまた3人でやってくれないかな。

そのときこそ、“AIRの復活” だと思うんです。

そして、

ちゃんと「Pansy」や「Last Dance」や「Hair do」もやってこその

“AIRの復活”だと思うんです。



今回のGG11でのAIRの演奏を聴いた時に、

幸せな気持ちと同じくらいに、

「オリジナルメンバーで、そしてstillyな楽曲も もう一度やってくれっっ!」

と叫びたかった人、 絶対僕だけじゃないはず。。。





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そして、いつの日か「NERO」も…。





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