以前から気にはなっていた。
関連記事によくその名が出てきて、それがある漫画の主人公の名である事を知る、でももうこの歳になって漫画を買うなんて事はないから、それ以上探ろうとは思わなかった。
最近amebaの無料漫画に、期間限定ではあったが5巻ほどあったから寝ながら読んでみた。

あずみ 1 (小学館文庫 こA 46)/小山 ゆう

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参った。こんな凄い話だったのか。
イノセントな刺客。ゾクゾクしたよ。

で、なるほど、読んで分かった。確かにあずみはすぅさんだよ。いや、すぅさんはあずみだというべきか。
マントとか髪型であるとか、見た目が似てるとか似てないとかそんな表面的な事ではなく、ずっとベビメタを追って、すぅさんの性格や内面的なこともある程度知るようになってる者なら分かる。
オンとオフのギャップ、命を賭けた時の表情、普段の子供のような無邪気な表情、無垢な殺戮者、どれも彼女に重なる。
すぅちゃんも目で殺してくるからな。どこか常人離れしているようなところもあるし。
「実写化にはぜひ中元すず香を!」なんて意見もあったが、いやいや、そういうのとはまた違う、演じさせる必要はない、今までのステージでの、ステージ以外でもそのままが十分、あずみっぽいんだから。

すぅさんすぅさん2すぅさん3すぅさん4すぅさん5すぅさん6

ストーリー自体も面白いし、あずみの表情がとても細やかに描かれているのがいい、怒りや悲しみ、喜びや楽しさ、そして苦悩や絶望、セリフがなくてもその心情が伝わってくる。二人とも冷徹な表情を見せる時もあれば、見る者会う者、全てを魅了する笑顔も見せる。
どちらもある意味、宿命を背負った少女だ。そして邪気のない手練れ、人間離れした超一流のプロでもある。
「紅月」なんてまさにあずみのイメージ、ウェンブリーの炎の中を駆けるシーンとか、歌詞もなんかそう思って聴くとそれっぽく思えてくる。
ひょっとしてちょっとはあずみを意識してるのかな?すぅちゃんが双頭刃の刀持つとこ想像したら似合いすぎて怖い。

無料の数冊だけでは我慢できんくなって全48巻、買ってしまったよ。古本だから安かったとはいえ、まさか漫画を大人買いしてしまうとは。。
あんまり辛い話で息苦しくなって途中何度も止まってしまうほど、あずみの泣くシーンは読むのがとても辛かった。
美女丸の最後のシーンは息をするのを忘れるほどの緊張感と美しさがあったな。
ベビメタ好きはもちろん、ベビメタ関係なしにおすすめしたい。昔から好きな人には「今ごろかよ!」って怒られそうだけど。

もちろん今回、漫画を読んで「なるほど」と思っただけで、別にこれからあずみとベビメタを関連付けて考えようなどとは全く思わない。二人に共通するイメージがあり、そういう見方もできるというだけで何の関係もないし、当たり前だが全然違うものだ。

「紅月」は何度も貼ってるから同じぐらい名曲のこっちを貼っておこう。とても美しい。



この曲もすぅさんにしか表現しきれない曲。どんなに上手い歌手でも、テクニック的に優れていてもこうはならない。
すぅさんの声は特別だ。


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