『僕は友達が少ない』第3話の感想【小鳩ちゃんマジ天使!星奈はチョロかわいい!】
Q、「まさかサブタイトル詐欺をかまして来るとは思わなかったぞ」
A、「フラグ立ちまくりでしたねw」
Q、「星奈が泳げるようになるのいくらなんでも早過ぎない?水着を入念に選んでいるシーンなんかもあったし、泳げないというのは実は嘘で最初から小鷹とデートすることが目的だったんじゃないの?」
A、「それは多分ないです。すぐに泳げるようになったのは単に星奈の身体能力が高いからだと思います。水着を選んでいるシーンにもそこまで深い意味はないかと。あと、原作では練習する場面がもう少しじっくりと描かれているんですよ」
Q、「小鳩ちゃんが急に博多弁っぽくなったのは何で?」
A、「九州に暮らしていた時期があり、素に戻ると博多弁っぽくなります。ちなみに小鳩ちゃんはとんこつラーメンが大好き!」
Q、「お風呂が水になっちょるばいってどういうことなの?ww」
A、「給湯器が故障してお湯が出なくなってしまったらしいです」
Q、「まったく、小学生は最高だぜ!!」
A、「兄者、この娘は中学生でござる」
Q、「小鷹の回想シーンに出て来た黒髪の少年ってどう見てもよz」
A、「消されたくないなら黙ろうか^^」
・・・はい、というわけで今日の記事は『はがない』の感想記事です。第3話です!
僕は友達が少ない ぽーたるさいと ・・・公式ホームページ
追いついたと思ったらまた一週遅れになってしまいました。相変わらず記事を書くスピードが絶望的に遅いです。まったく向上が見られませんね、すみません(^▽^;)
なるべく早めに第4話の感想もUPしたいと思いますので、今はとりあえずこの第3話の感想に目を通していただければ幸いですww
・・・それでは、早速感想記事スタート!
☆『僕は友達が少ない』第3話「市民プールはフラグがない(;´Д`)」の感想
■ストーリーの要約
部室で美少女ゲームをプレイしているところを小鷹と夜空に目撃された星奈。
『聖剣のブラックスター』が単なるいかがわしいゲームではないということを夜空に対して証明するために、なぜかゲーム中の台詞を朗読することになる。頑張ってアレな台詞を読み上げる星奈であったが、途中でさすがにギブアップ。泣きながら部室から逃げ出してしまうのであった。
別の日、泳ぎを教えて欲しいと星奈に頼まれた小鷹は彼女と一緒に市民プールへ行くことになった。
星奈は驚くべき上達速度で泳ぎをマスターしたのだが、その後問題が発生。星奈が男3人にナンパされてしまったのだ。小鷹は男たちを追い払ったが、当の星奈があまりにも横柄な態度を取るので激怒。彼女に対して説教をするのであった。小鷹に怒られ星奈は機嫌を悪くしたかのようにも見えたが、別れ際にはすっかり嬉しそうな表情へと変わっていた。
さらに別の日、小鷹は幼い頃の夢を見る。10年ほど前に存在したある掛けがえの無い親友へと想いを馳せる小鷹。親友が残した「百人分大切にできる本当の友達を作りなさい」という言葉を夢心地のままぼんやりと呟いたところ、部室にいた夜空がなぜか反応。動揺を露わにするのであった。
またこの第3話では小鷹の妹・羽瀬川小鳩(はせがわこばと)の残念さも明らかになった。
該当する原作エピソード:1巻(163~187ページ、221~261ページ)
■全体の感想
いろいろなエピソードが並べられた内容盛りだくさんのお話でしたね!
美少女ゲームの朗読シーンはギャグ、プール回はラブコメ、小鳩の登場シーンは萌え、そして過去回想の場面はシリアスといった感じでしょうか。
それぞれのエピソードがまったく違う役割を担っているのが凄いと思います。
ずっとゲームばかりしていた第2話はどちらかと言えばギャグ一辺倒な印象が強かったですが、今回はラブコメやシリアスなどもしっかりと取り入れられておりかなり内容の濃い話数に仕上がっていました。
『はがない』の持つ多面的な魅力を存分に感じられる構成だったんじゃないかなと思います。第2話を観て退屈だと思った方もきっとこの第3話はほとんど飽きることなく観ることができたはず。
そして何より、星奈と小鳩の可愛らしさが際立っていたのが素晴らしかったですね!
二人の可愛い表情をたくさん見ることができたというだけで今回は十分評価に値するのではないでしょうか。やっぱキャラが輝いているアニメは最高に面白い!
(夜空は見せ場が少なかったですが今後に期待ですねw)
で、今回の脚本も原作にほぼ忠実な秀逸な脚本だったと思います!
いくつかのエピソードが飛ばされていたり順番が多少前後していたりしますが、特に重大な違和感もなく全体的に良くまとまっていたなという感じです。
美少女ゲームの朗読シーンを最初に持って来たのはおそらく前回からの繋がりを重視しているからでしょうね。悪くない判断だと思います。
ただ、省略やカットが今まで以上に増えていたのは残念でした。
多くのエピソードが詰め込まれていた分一つ一つのエピソードの中身が大幅に削られてしまっており、説明不足に陥っている部分も少なくなかったです。
例えば、小鳩の片目はカラーコンタクトを使っているから赤くなっているわけですが、アニメではそれに関する言及が全くありませんでした。「小鳩ちゃんって何でオッドアイなの?生まれつき?」と誤解してしまった原作未読者も少なくなかったはず。
相変わらずテンポを重視しなるべく早めに話を進めてしまおうと急いでいるため、その代償としていろいろな犠牲が出てしまっています。アニメを制作するにあたっては原作から「引き算」をするのではなく原作に対して「足し算」をするというスタンスで取り組んで欲しいです。
・・・って批判しながら思ったんですが、アニメ版の省略やカットについてこれ以上ツッコミを入れるのは不毛なので今後はもうやめることにしますww
第1話から第3話までを観て省略やカットがあるのは仕方ないことなんだと痛感したので、これ以上無益に非難するのは止そうと思います。
アニメは1クールという短期間で上手く物語に区切りを付けなければならないわけですからね。1話を30分弱という決まった長さの中に毎回収めなければならないという制約もあります。
それなのに小説の内容を一から十まで完璧に網羅せよと要求するのは流石に無茶ってやつです。
アニメはアニメなりに限られた尺を最大限活用して『はがない』の世界を描き出そうとしているんだと考え、ある程度の省略やカットには目をつぶり暖かく見守って行きたいなと思います。
・・・もちろん擁護不可能なほど酷いカットや改変があったときには容赦なく批判しますがww
まぁでも今のまま原作へのリスペクトが感じられるのなら大きな問題はないかと。
次、作画について。
いや普通にビックリしました。第2話よりも格段に良くなっている!
キャラの顔のアップが安定していたのはもちろんのこと、引きの構図になっている場面やキャラが複数映っている場面でも崩れが気になるようなところはほとんどありませんでした。
第2話で問題だったベタっとした色遣いもかなり軌道修正され、陰影にメリハリのついた綺麗なシーンが多かったように感じられました。
・・・まぁ、もっとフィルターの使い方を大切にして欲しいなとは思いますけど。(全体的に「淡さ」や「柔らかさ」が足りずケバケバしい印象。撮影担当者の責任?)
第1話の神作画には若干及ばないかもしれませんが、第2話よりもクオリティアップして来たのは間違いないと思います。ガッカリさせられるようなシーンは少なく、とにかく安定感が高かった!
今回の作画レベルを今後も維持してくれるのならば、言うことはもう何もないですね。
キャラの魅力で勝負するラブコメ作品において安定した丁寧な作画は超重要です。これからもスタッフの皆さんには頑張って頂きたいです!
さて、それでは一応考察的なものもやっておきますか。
この第3話で注目すべきキャラはやはり星奈ですね。
勉強もスポーツもパーフェクトでしかも容姿端麗。自尊心がハンパじゃなく高い自他共に認めるお嬢様。それなのに実は人並み以上に打たれ弱くてチョロいし、夜空には泣かされてばかり。おまけに美少女ゲームにハマってしまっている残念っぷり――。
・・・こうしたギャップが星奈の持つ最大の魅力なのかもしれません。典型的な「お勉強はできるのにおバカ」っていうタイプの娘ですねww
あと、星奈を見ていると無性にいじめたくなりますよね。頬を赤らめて涙目になっている姿がなんかもう可愛いくて、不謹慎だけどそれを見たさにいじめたくなりますww
夜空が星奈に対して嗜虐的な言動を繰り返すのも頷けるというものです。星奈ってSっ気をくすぐるキャラなんですよ。・・・まぁ夜空の場合は割と本気で星奈を嫌っているから彼女をいじめているわけですが(今の時点では)。
そして今回、星奈は夜空から「肉」と呼ばれるのを好意的に受け止めているということが発覚しました。
「あ、あだ名って初めてだったから・・・その、ち、ちょっと嬉しくて」
夜空に「肉」という酷過ぎる「あだ名」を付けられている星奈。普通ならこんな悪意に満ちた「あだ名」なんて拒絶するはずなのに、星奈は最初から案外すんなりと受け入れていました。
「あだ名」を付けられるのが初めてだったので、たぶん「肉」という呼び方に込められた意味にはあまり関心が向いていないんでしょうね。ちょっと変だなと思っている程度。
女の子に「あだ名」で呼ばれているという事実それ自体が星奈にとってはとにかく嬉しくてたまらないわけです。
例えそれが喧嘩ばかりしている夜空からの「あだ名」であったとしても、友達を作りたいと強く願っている星奈にしてみれば「あだ名」を得たというのは大きな前進のように感じられたのでしょう。
ただ非常に可哀そうなことに、「肉」という呼び名は悪意に満ちた「あだ名」ですらなく、純粋に星奈に対する夜空からの悪口なんですよね。
星奈の本名を声に出すのがムカムカするから「肉」と呼んでいるだけであって、小鷹が語っていたように夜空にとってその呼び方に親しみの念など一切ないのです。
星奈の想いとは裏腹に、残念ながら今の夜空はかなりドライです。もちろん星奈と友達になりたいという気持ちもほとんど100%ありません。
それなのに星奈はあくまで「肉」という呼び名を「あだ名」だと信じ、愛着を感じていると思われる台詞までをも口にしてしまうわけです。
・・・本当におバカ、じゃなくて健気だと思います。この健気さもまた星奈の魅力の一つなのかもしれません。
さらに、今回の星奈は小鷹に対してデレるところも見せてくれました。
「同い年の男の子に本気で怒られたの初めて・・・」
星奈はその完璧なスペックと高慢な性格を持つがゆえに、普通に友達(や恋人)として接することのできる相手が今までいなかったわけです。
女子からは嫉妬を受け距離を置かれ、男子からは女王様扱いされる日々。まともに付き合える同年齢の生徒なんて星奈の周りにはいませんでした。
けれども、小鷹は違った。
小鷹は星奈を特別扱いせず、一人の部員として対等に彼女に語りかけています。
「理事長のお嬢様」とか「頭脳明晰スポーツ万能の美少女」とか、そういう星奈の持つ上っ面のプロフィールだけにしか目を向けず彼女の本質的な部分を全く理解しようとしなかったであろう他の生徒たちとは対照的に、小鷹は星奈という一人の少女の人格にちゃんと向き合っています。しかも無理にそうしているのではなく出会った頃から自然に。
外見やプロフィールだけで人を判断すべきではないという信条が彼の身に染みついているからでしょうね。
もちろん小鷹だって星奈の高飛車な性格を決して好いているわけではありません。しかしだからと言って彼女を疎外したりはしないし、他の男子のように鼻の下を伸ばしてヘコヘコ従ったりもしません。
星奈が遠慮のない本音をぶつけるように、小鷹も本音をしっかりと彼女にぶつけています。そして、怒るときはキッパリと怒るのです。
星奈にとってこうして対等に接することのできる同年齢の男子ができたのはおそらく初めてで、だからこそあの台詞が心の奥底からわき上がり、別れ際には嬉しそうな表情も見せてくれたんだと思います。
単に自分の言う通りに動くだけのつまらない男子とは違い、自分の内面をしっかり見てくれている。そして、ときには自分のために本気で怒ってくれたりもする――。
星奈は小鷹のそんなところにきっと心を惹かれたのでしょう。
チョロい!チョロいぞ星奈!ISのセ○リアと同じくらいチョロいぞ!
・・・でもそんなところが可愛いのかも?ww
■その他
気になった点や小ネタなど。
1、朗読シーンがんばったなw
どうなるかと思った朗読シーンでしたが、結構がんばっていましたねww
かな恵さんの演技もギリギリのところを突っ走ってくれていて良かったと思います。ご馳走さまでした!←オイw
もちろん表現は若干控え目に修正してあったわけですが、在京キー局であるTBSが制作しているアニメなんだという点を考慮すれば十分な出来だと思います。
これで第4話以降に登場する危ない台詞やエピソードにも期待できるかも・・・!?ww
2、実はその手の話が苦手な夜空さん
常にクールな雰囲気を漂わせ辛辣な毒舌を吐きまくっている夜空ですが、実はエッチな話題は極度に苦手だったりします。美少女ゲームのプレイ画面を星奈に見せられて思わず動揺していましたね。
普段の言動からは想像が付きにくいけれど、意外とピュアなハートの持ち主なのです。
赤面している姿がなんとも可愛らしかったですね!
3、気になる女性の姿が・・・! (※原作ネタバレ注意)
星奈が水着を選んでいるシーンにステラさんらしき女性が登場していました。
やはり星奈は一人で水着を選んでいるわけではなかったのか・・・ww
4、男たちを追い払う小鷹
ヤンキーっぽい見た目のせいで昔から絡まれることが多く、自己防衛の手段としてケンカの技術も多少身に付けたらしい。
でも短期決戦ならなんとか乗り切れるという程度の実力であり、ガチで強いわけではないみたいです。多分、顔の怖さを利用したハッタリが得意なんだと思います。
5、謎の少年と、悲しげな夜空
今回は小鷹の過去回想シーンという今後重要な意味を持って来そうなエピソードも盛り込まれていました。
小鷹が部室から去った後、夜空はなぜか悲しげな表情を見せていました。
やはり小鷹がつぶやいた「百人分大切にできる本当の友達を作りなさい」という言葉に何か引っかかる部分があったのでしょうか?
そして、あの帽子を被った少年の正体とは・・・!?
アニメではこうした謎が解明されるエピソードを最終話付近に持って来るのではないかと思います。
6、ご本人降臨!
元ネタのご本人がエンドカードで降臨!wwww
屡那先生ありがとう!
7、小鳩ちゃんマジ天使!
いや~小鳩ちゃん可愛かったですね!(*´Д`)ハァハァ
これで中学生?さ、最高すぎる!小鷹、ちょっと私にこの妹くれ!
ぶっちゃけ原作を読んでいる段階ではそこまで気になるキャラではなかったんですが、この第3話を観て小鳩ちゃんの可愛さにすっかりやられてしまいました。
原作から特に改変があったわけじゃないのにアニメになるとガラっと印象が変わって来るキャラって結構いますよね。映像と声優さんの力ってやっぱり大きいなと思います。
今後も私の中では株が上がって行きそうなキャラです。
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