アルバム「女たち」と同時進行でレコーディングされたロン・ウッドのソロ三作目「ギミ・サム・ネック」。


そのアルバムをプロモーションする為だけに結成された実に豪華なメンバーのバンド、ニュー・バーバリアンズ。そのバンドにはロン・ウッドは勿論の事キース・リチャーズ、スタンリー・クラーク、ボビー・キーズ、それから元フェイセズのキーボード・プレイヤー、イアン・マクレガンがいた。


ちなみにイアンはストーンズの「女たち」のレコーディングにも参加している。




そんなニュー・バーバリアンズが中心となって、更にリンゴ・スターやジム・ケルトナーなどのゲストを招いてレコーディングされた、イアン・マクレガンのファーストソロアルバムは、実に溌剌とした生きの良いロックンロールの詰まった僕のお気に入りの傑作アルバムなのだ。





ニュー・バーバリアンズ唯一のスタジオレコーディングとして記録されている「トゥルーリィ」のレゲエも心地良い響きだし、軽快で転がるイアンのキーボードがアルバム全編に響き渡り、ロニーがギターを弾き倒し、ボビー・キーズがサックスを豪快に吹けば、そこもう極上のロックンロールワールドが展開される事間違い無し。


このイアンのファーストソロ、CD化されているのかは知らないが、ストーンズ関連の隠れた名盤だと思う。