西馬込駅から梅田小学校の正門前を通り、貴船坂という信号を右折すると左側に石碑が見えてきます。


石碑には「茅舎旧居青露庵」とあります。

ここは日本画の大家・川端龍子の異母弟で、画家であり、俳人である川端茅舎の旧居跡です。

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石碑の横には彼の俳句が刻まれています。

玉芒ぎざぎざの露ながれけり 茅舎


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この場所に来て、川端茅舎のことを調べるまでは、正直なところ彼に関して、全くの無知でした。
(今も変わりませんが…)


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茅舎は兄・龍子の影響を受け画家を目指します。

また一方で茅舎という俳号を名乗り俳諧の道にも進みます。

画は岸田劉生に師事し、俳諧では高浜虚子の愛弟子になるなど、その実力は認められるのですが、残念なことに44歳という若さでこの世を去ります。

この地は兄・龍子が用意した住まいだったそうです。
因みに今はこの場所に青露庵というアパートが建っています。