糸魚川ジオパークの紹介180藤崎観音堂の裸胴上げ | 糸魚川ジオパークのおじさんのブログ

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糸魚川市藤崎地区に観音堂があります。ここでは江戸時代から続いている正月行事があります。

裸胴上げ祭りといわれる奇祭です。1月17日の夜行われる行事で、褌を締めた裸の若者衆が参詣客の中から年男を見つけて天井めがけて投げ上げるのです。





 年男を見つけると「メッケター」と叫び、投げ上げる時には「サッシャゲー」と叫びます。サッシャゲーは差し上げの意です。参詣者の厄払い、無病息災を祈るものです。平成17年に糸魚川市の民俗文化材に指定されました。


 この観音堂には観音様をはじめ、観音様の隣は十王堂となっていて、閻魔大王や死後の裁きをする十王様がみられます。その下には怖い奪衣婆がいて、死人の衣服を脱ぎとり、秤に掛けて生前の罪の重さを評価するとのことです。




 外には六地蔵もあります。



 観音堂の天井は胴上げでつきあげられるのか、普段からも天井板がすいて見えます。毎年胴上げの様子は各新聞社が報道していますので。本日の新聞をご覧ください。