２代目最終シーズン
評判高い及川光博との相棒が幕を下ろす
相棒８～１０は新体制で、杉下右京（水谷豊）と神戸尊（及川光博）のコンビが事件を解決していく刑事物です。
前相棒（亀山薫）から変わるとき「相棒は終わった」との声も出ていたが、女性ファンも流れ込んだ？かは不明だが視聴率は順調に上がり続けた。ストーリーも雰囲気を変え、大人向けの演出に涙したファンも少なくない。
見事にチェンジした相棒だが、予定通りなのか３Ｓｅａｓｏｎで終了となる。本Ｓｅａｓｏｎは過去に評判良かったあの人も再登場し、陣川警部補も魅力を発揮している。
右京を取り巻く主要キャラクターも徐々に入れ替わりが始まり、安定を望むファンには多少不安要素が出始めたのも事実。
全１９話の中のお薦めを上げるなら。
第４話：不況な時代だが配送は必ず存在する。しかし発送元もコスト削減で配送料金はたたかれる。そんな厳しい状況で配送の下請け会社は日々の仕事をもらうため必死に頭を下げる。そんな現実社会を表現した悲しい物語。
第５話：「劇場版１作目」でヒロイン的存在だった守村やよい（本仮屋ユイカ）がＴＶドラマ版初登場。少し大人になった彼女は無鉄砲な行動派だった。彼女の可愛らしさが満載とは言わないが、親戚の姪っ子が活躍する雰囲気でオジサンは観て下さい。
第11話：私立探偵「マーロウ」（高橋克実）が再登場。心はハードボイルド、でも実態は雑居ビルに住む親しみやすいオジサン。再び右京と共に事件を追う。
第12話：月本幸子（鈴木杏樹）が３度目の登場にして準レギュラーに定着する話。なぜ彼女が「花の里」の２代目女将になったのかが分かる話です。
第16話：元警察官が傷害致死罪で逮捕され、その捜査を大河内監察官より依頼される特命係。背景に５年前の女性警察官殺害事件が絡んでいると気づいた二人が打った手は？お得意の警察不祥事ドラマですが、切ないラストが印象的です。
神戸尊の卒業が確定しているＳｅａｓｏｎですので、神戸に始まり神戸で終わる１９話の構成となっています。上記の話以外にも過去の神戸がかかわった犯人も再登場しています。またスピンオフ劇場版の萩原聖人などもＴＶ版出演。本Ｓｅａｓｏｎは１０と区切りの回数ですのでファンサービスですかね。