一等、冴えてる

一等、元気

一等、気があう

などのキャチフレーズで話題になった1980年代後半の沖電気のCM、浅香唯が出演していた。


浅香唯の沖電気のCMが放送されたのは、1988年7月頃からで、C-girlが大ヒットしたからCMに起用されたというより、その少し前、1988年春頃にCMが決まっていたと思われる。

10年程前、当時を知る沖電気の関係者から、1990年も浅香唯でCMを続けたかったが、所属事務所の六本木オフィスが難色を示して、違うタレントが起用されたと聞いた。確かに浅香唯が沖電気のCMに出演していたのは、1988年から89年だった。
私は、その話を聞いて、「絶対嘘、あり得ない、CMの継続を断るなんてあり得ない。」と思っていた。ところが、あるとき沖電気のCMは、浅香唯から所属事務所の後輩である星野ゆきに引き継がれたと知り、納得できた。当時、所属事務所は所属事務所の売出し中のアイドルであった星野ゆきに引き継ぎたかったのではないだろうか。
または、この頃、他の企業のCMの継続もしていなかったため、浅香唯の休養に向けた調整との見方もできる。




さて、沖電気は、販促グッズを大量に作成した。一年半程しかCMに出演していないのに、驚くほどたくさんの種類のテレホンカードが作成された。
テレホンカードを見ると、当時流行したファッションや髪型、メイクなどが分かり、時代を映す鏡のようだ。この頃は、1枚目、2枚目のテレホンカードにあるような目立つ派手な服装が流行っていた。

この頃、企業は、人気アイドルを起用して、販促グッズとしてカレンダー、テレホンカード、ポスターなどを作成し、コンサートなどのイベントも開催していた。

日本のバブル期の一端を知ることができる。