今回は、カラカルについて解説します。


 目次


・分類

・学名

・大きさ

・生息地

・寿命

・食べ物

・狩りの方法

・家畜を捕まえることがある

・耳の毛について

・繁殖、子育て

・特定動物に指定されている



  分類




食肉目 ネコ科





  学名



Caracal  caracal





  大きさ




【体長】 60〜90cm



【尻尾の長さ】 20〜35cm



【体重】 8〜20kg





  生息地




・アフリカ大陸 


・インド西部 


・アラビア半島




インドやアラビア半島にも生息いますが、ほとんどのカラカルはアフリカ大陸に生息しています。



カラカルは、乾燥した場所で単独生活をしています。





  寿命




【野生】  10〜12年



【飼育】 15〜20年





  食べ物




カラカルは肉食性で、主に鳥や小型のサル、ネズミなどの小型の哺乳類を食べています。



生息している場所によっては、なんと1年間で3,000匹ものネズミを食べています。



また、体重が50kg ほどもある草食動物を食べることもあります。





  狩りの方法




カラカルは、そっと獲物に忍び寄って近くまで行くと飛びついて捕まえます。



飛んでいる鳥は、2m 以上ジャンプをして捕まえます。



昔のインドでは、カラカルのジャンプ力を使って、鳥を捕まえていたと言われています。



カラカルは、基本的に小型の動物を獲物にしていますが、どうしても小型の動物が見つからないときもあります。



そのようなときは、体重50kg ほどもある草食動物を獲物にしたり、他の肉食動物から獲物を横取りします。





  家畜を捕まえることもある




カラカルは、人間の近くに生息していると、人間が飼育している家畜を捕まえることがあります。



そのため、害獣として駆除されてしまうこともあります。



ナミビアや南アフリカでは、「土地の持ち主が、カラカルによって自分の財産を脅かせれていると判断したら、カラカルを殺してもよい」とされています。





  耳の形状について




カラカルは、この耳に生えている黒い毛で、獲物がどこにいるのか調べていると考えられています。



ちなみに、「カラカル」とはトルコ語で「黒い毛」という意味があって、カラカルという名前は、ここから来たと言われています。





  繁殖、子育て




カラカルには決まった繁殖期はありませんが、8〜12月に繁殖することが多いです。



妊娠期間は2〜3ヶ月ほどです。



1回の出産で、体重200〜300g の赤ちゃんを2〜3頭、たまに4〜6頭産みます。



子育ては、ヤブの中や岩の割れ目に巣を作ってします。



たまに、他の動物が捨てた巣穴を使うこともあります。



カラカルは、母親だけで子育てをして、父親は繁殖だけするとどこかへ行ってしまいます。





  特定動物に指定されている




特定動物とは、「人や周囲の物に危害を加える可能性がある動物」のことを言います。



この特定動物には、カラカルの他にもさまざまな動物が指定されています。




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