なんばグランド花月 2020年12月14日 | 続アメマのおとしもの

続アメマのおとしもの

鉄道・吉本・宝塚のことなど・・・。

今年はコロナで大変な年になり、吉本も3月から6月まで休館となる騒動。

再開後も1席空けたりして、11月からは80%の客席稼働率で、徐々に観客も増えてきてましたが、11月下旬から第3波の影響でまた客足が鈍ることに。

今年の笑い収めとなるであろう、NGKはどうだったのか?またもや後輩との観劇であります。

 

 

12月14日11時開演、1階F列で観劇。※ネタバレ注意。

前回10月に行ったときは、まだ1席空けでしたが学生の団体も入っての大入り満員。

しかし今日は・・・前2列はこれまで通り空席にしてますが、いやぁ~ガラガラでした。70人ぐらいですかね。

館内全体に笑う空気でなく、重い感じで、私の前の列には子供が何人か座ってましたが、もう最初の漫才2組目ぐらいで退屈し出し、新喜劇は最初は食いついたものの、完全に飽きた様子でしたね。

私たちもホントは明日からの信濃リーダー週の新喜劇を見たかったんですが、都合が合わず今日にしたんですが、失敗だったなぁ・・・。

まず前説はコンビ結成4年のいつもたいしゃ

普段のNGKならここから結構盛り上がるのですが、これがなかなか重い。なので前説も短め。

 

●カベポスター

トップはこの日がNGK初登場のコンビ。ガチガチに緊張した漫才でしたね。

 

●ネイビーズアフロ

うーん、ネタを覚えてない。

 

●ロザン

最初は観客は食いついたものの、イマイチ受けが悪く、宇治原がなんだかもう笑えないんですよね。

 

●桂小枝

もう寝てしまいました。

 

●ティーアップ

前田の兄がネタを考えたと言い出すネタですが、ここも後半睡魔が・・・。

 

●大木こだまひびき

大御所の登場にも観客は特に反応せず。年配者には受けてましたが、私はここのところ何度も見てるので、さすがにもういいです。

 

●中田カウス 漫才のDENDO

アインシュタインが5分ほどのネタと、カウスとのトーク。ここが一番受けてたかな。稲ちゃんがライブコンサートをするってネタ。受けてたっていうても知れてる。

 

ここまで1時間10分の長いこと・・・。私は一体、何をしにNGKに来たんだ?って思ってしまいました。

 

◆吉本新喜劇「歌姫がライブハウスを救う!!」 作・演出 玉井聡司

【出演】

ライブハウスの歌手志望・・・小籔千豊、同・・・矢内井玲奈、玲奈の事務所の社長・・・高橋靖子、同マネージャー・・・佐藤太一郎、同社員・・・入澤弘喜・生瀬行人、玲奈の父親・・・青野敏行、看護婦・・・楠本見江子吉岡友見、医者・・・奥重敦史、ピザの配達員・・・太田芳伸・生瀬行人(二役?)、小籔の事務所の社長・・・島田一の介、同マネージャー・・・やなぎ浩二、コーラス隊・・・服部ひで子・森田まりこ・岡田直子、小籔のファン・・・Mr.オクレ、警官・・・千葉公平、中華料理屋の配達・・・もりすけ、ライブハウスの店長・・・吉田裕、同従業員・・・伊丹祐貴・多和田上人、同アルバイト・・・すっちー、花屋・・・清水啓之・瀧見信行

【あらすじ】

ライブハウス「Flower」の40周年記念イベントに出演する歌手が、コロナの濃厚接触者になり出演できなくなってしまう。そこで出演歌手を募集したところやって来たのが小籔千豊子という大女と、売れっ子歌手の矢内井玲奈。ライブハウスの店長(吉田裕)は玲奈を使うことに決めるが、仕方なく小籔も使うことに。しかし玲奈はこのライブの配信で、昔に生き別れた父親が見てくれて会えることを願う。他にもマネージャーの佐藤と恋愛関係にあったりと、脅迫まがいのコメントが届いたりと悩みは多い。しかしライブハウスのみんなの協力のおかげで、父親にも再会でき、佐藤との関係も復活するのでした。

 

【雑感】

おもろない新喜劇でしたわ・・・いやぁ~これはヒドイ。

物語展開が芯となる人物と小籔の対比で、芯が真面目・小籔がボケという何度も同じパターンで進むので飽きて来るし、物語の芯である玲奈の部分がかなり薄い。

それに出演者が25名と多すぎ。役が多いのは若手にはありがたいですし、そこが小籔の優しさなのかもしれませんがね。まず小籔の女装も「うーん・・・」って感じで、大昔のシスター小籔時代からパターンが変わってない。辻本のワンパターンを批判してる割には、自分も同じことやってる。まだ茂造の方が観客人気はありますからね。

すっちーもすち子で出してる割には、全然活躍もないし、回しは全部吉田裕がやってるし、正直すち子なしでも全然大丈夫です。花屋も一人でエエのに、なんで二人いるかね?

島田一の介も落ち武者みたいな鬘をつけて、女装させる意味ある?

一応マドンナというかヒロイン的な役の矢内井も大根すぎ。歌が売りなのかしらんけど、芝居が全然アカン。最初は舞台度胸のある子かな?と思ってたけど、全然成長してないし、新喜劇には合ってない気がします。森田展義のYou Tubeでもひと騒動ありましたしね。

 

NHKで座長の仕事がクローズアップされて、全国区のタレントと新喜劇座長を両立してるみたいに描かれてましたけど、もう新喜劇は辞めた方がええんちゃうかな。コロナの少し前から、どうも新喜劇全体が小籔ワールドになり過ぎて、そこにハマらん座員は出番激減やし。現に内場組・辻本組だった座員は、今ほとんど出てないし。すっちーもすち子と別キャラの須知井留さんてのをやってるけど、基本やってることはすち子と同じ。藍ちゃんも女性初座長で、いろいろ模索してるけど、藍五郎とか小学生藍ちゃんは学芸会レベル。

唯一川畑座長が、一番新喜劇らしいことやってると思います。

リーダー週もそれぞれの脚本に凝ってますが、諸太郎とかもちょっと限界があります。

なんで最近の新喜劇はキャラに頼るんでしょうね?

なんだかこのままコロナで沈滞ムードが続くと、去年までの新喜劇人気もなくなってしまうのではないかと思ってしまいます。