花月爆笑劇場「けっさくな奴」 | 続アメマのおとしもの

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●毎日放送「花月爆笑劇場」  
京都花月 昭和57年3月中席うめだ花月 昭和57年3月下席(プログラムはそれぞれをクリック)
●吉本新喜劇「けっさくな奴」 作・演出 藤井賢
 
 
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【出演者】
旅館の主人・・・泉ひろし
仲居・・・中山美保
同・・・末成由美
新婚の客(夫)・・・大橋一博
同(妻)・・・高橋和子
同(夫)・・・大塚淑夫
同(妻)・・・花瀬智子
教師・・・中山三吉
その生徒(社長)・・・船場太郎
同(労務者)・・・木村進
同(弁護士)・・・やなぎ浩二
同(新劇役者)・・・畑憲一
同(サラリーマン)・・・梶原一弘
同(サラリーマン)・・・森公平
同(主婦)・・・竹田京子
金融会社社員・・・帯谷孝史
同・・・佐藤武司
 
 
【舞台】
山陰の温泉旅館の離れ座敷。下手奥には渡り廊下があり、本館へ通じる態。下手前は露天風呂の入口で、バックは連山の遠見(図参照)。
 
 
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【あらすじ】
この山陰の旅館で二泊三日の旅行を兼ねて、四国から十五年ぶりの花月中学の同窓会が行なわれる。教師の中山三吉は懐かしい顔ぶれに喜び、特に級長で優秀だった船場太郎と立たされ坊主で叱られてばっかりの木村進との再会を待ち望んでいた。そこに船場が意気揚々と旅館にやって来る。彼は今では四井物産の社長。皆は尊敬の眼差しである。遅れてきた進はブレザーにニッカポッカ、しかも旅館の人たちに泥棒と間違われる騒動を起こしたり、酔っ払って教師に無礼な態度をとる始末。船場たち同級生は進を激しく責めるが、教師の中山は進を庇う。そんな中、中学時代の隣の学校のマドンナの話になる。そのマドンナこそ、この旅館で一ヶ月前から働いてる中山美保だった。船場と進は彼女の取り合いでまた揉める。そこへ金融会社の社員(帯谷孝史、佐藤武司)が船場を訪ねてやって来る。実は船場にはギャンブルでの借金が三百万円あり、その取立てに追いかけてきたのだ。同級生たちはそんな船場に幻滅するが、進だけは船場の味方になりその借金を肩代わりしてやる。そんな進に船場は謝罪し、同級生の友情を感じるのであった。
 
 
【雑感】
藤井賢おなじみの旅館モノです。旅館の離れ座敷といえばこのスタイルが多いく、これは今でもよくあります。お話も久々の再会でエエカッコするけど、最後にバレるという分かりやすいお話。末成由美が気楽でオイシイ役。ミポリン(中山美保)はまだマドンナしますか(笑) 中学を卒業して15年ぶりの同窓会ということは、年齢設定が30~31歳ということでしょ?進ちゃんぐらいやがな実年齢に近いのは(爆)
帯谷孝史佐藤武司は舞台で大暴れしている頃でしょうか。吉本コメディでよく舞台から客席に飛び込んでたなぁ。
 
この年の1月から室谷信雄が座長に昇格し、各チームの再編がありました。
 
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各チーム、バランスよく分けたのでしょうが、ちょこちょこ退団者がでたりしてわずか10ヶ月でまた座員の入れ替えがあります。
昭和58年に入ると、せっかくのチーム制も意味をなさなくなり副座長以下でなんとなくチームになってるなぁの程度。昭和59年に入ると完全にチーム制は崩壊。
室谷信雄の退団、京都花月閉館、木村進(博多淡海)が病に臥せり、なんば花月閉館、平参平死去、平成に入り間寛平も退団と新喜劇は急加速で人気がなくなっていきます。
※大橋一弘×→大橋一博○
 
 
※あくまでも台本を読んだままに記事を掲載しています。実際に上演された際には、キャストやタイトルに変更があったかもしれませんのでご了承下さい。