国宝展 その4 《神奈川沖浪裏》葛飾北斎 @東京・上野 東京国立博物館 | akki-artのブログ

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国宝展 @東京・上野 東京国立博物館

葛飾北斎《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》

 

国宝展チケット取れないのですが、、

 

第2部の

\東京国立博物館の150年/に出品されています。

 

 

●葛飾北斎 《神奈川沖浪裏》

 

 

《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》 大判錦絵 天保2〜4(1831〜1833)

国宝展では作品の撮影禁止。そのため以前サントリー美術館で撮影したものを。

 

海外では《Big Wave》の名で有名な作品。

ジャポニズムという世界に影響を与えたムーブメントの中で、日本の絵画で世界で一番影響を与えた作品と言われています。

 

■葛飾北斎とは

歌川広重と並ぶ、浮世絵の大作家。

役者絵、美人画に加えて、浮世絵に風景画というジャンルを作り出した張本人。

たくさんの画号を使ったことでも有名ですよね。

構図の北斎、色彩の広重とも呼ばれています。代表作として《富嶽三十六景》《諸国瀧廻り》など。

 

 

 

 

■僕的《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》案内

《富嶽三十六景》の中では、富士山を描いた《凱風快晴》と並んで有名な作品ですね。

大きな波に、襲い掛かれる小さな船、そしてそれに乗る人の、縮み込んでいる人の姿がわかります。

 

実は西洋の透視図法を取り入れています。

そして構図は緻密に計算されています。例えば円運動の先に小さな富士山があるなど、幾何学的に考えぬかれた構図なんですよね。

 

また、ベロ藍と言われる、化学染料のブルシャンブルーが印象的です。

 

 

 

国宝展は今度の11月13日(日)で前期の展示が終了。

火曜日から絵画や書などの多くが展示替えがあり、後期が始まります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。