晩メシのおかず、その3です。
「キダコ」というのは天草の方言で「ウツボ」のことです。
天草のなかでもとくに牛深周辺では、漁師さんのあいだで祝いごとのときの料理として、必ず出されてきた身近な魚だそうです。
湯引きのほか、唐揚げや鍋、しゃぶしゃぶなどにするそうです。
これは、牛深の魚屋さんで買ってきたものですが、けっして安いものではなく、天草での人気ぶりがうかがい知れました。
味のほうは、まずぷりぷりっとした皮裏のコラーゲンがなんともいえない食感です。
身は純白で淡白であっさりとしていて、ぬた(酢味噌)がよく合います。