お弓神事 | Goハイキング&備忘録

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2月11日 福山市鞆の浦、沼名前(ぬなくま)神社のお弓神事を初めて見に行きました。

 

鞆の浦の中心にある沼名前神社は、1830年前に神功皇后が西国へ御下向の際、この浦に御寄泊になり、大綿津見命を祀られて、海路の安全を祈られたことにはじまります。神功皇后は、ここで”稜威の高鞆”(いづのたかとも:弓を射る時に身に着ける武具)を奉納されたことから、この地は”鞆”と呼ばれるようになり、さらに、お弓神事が行われるようになりました。

旧正月にあたる毎年2月に、沼名前神社の境内にある八幡神社において、悪鬼を射祓って、その年の無病息災、平穏無事を祈る神事として、福山市無形民俗文化財にも指定されています。

 お弓神事は鞆の浦の旧7ヶ町の持ち回りで執り行われています。担当町は【大弓主】【小弓主】と呼ばれる射手2名を選び、射主は武士の装束で「申す、申す、お弓を申す」と掛け声で町内を回り、神前での祭儀の後、沼名前神社の境内にて行われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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お弓神事は各神社であるようですが、今まで岡村島に2回見にいったことがあります。今年は岡村島での行事は中止になったので、鞆の浦に行ってみました。沼名前神社はとても立派でした。儀式の衣装も昔からの古式に沿った立派なものでした。

地域の方々が伝統行事を絶やさないように継続されておられることにとても感動いたしました。