天知茂の魅力 | 松平蘭之助令和日記

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映画、テレビ、歴史、音楽、酒、食、おっと艶っぽい話を忘れてはいけないぜ。


ニヒルでハードボイルドな二枚目として名を馳せた天知茂(1931~1985)

「非情のライセンス」の会田刑事とか、



「江戸川乱歩の美女シリーズ」とか、
左は荒井注扮する浪越警部、

天知の手前は森次晃嗣、荒井の右はジェリー伊藤、その右は伊吹吾朗。

眉間にしわを寄せた芝居、くぐもった感のある台詞回しが懐かしい~😆

天知氏は愛知県名古屋市出身。51年新東宝スターレット(いわゆるニューフェイス)として入社(同期には高島忠夫、小笠原弘)初主演作品は「恐怖のカービン銃」(54)である。

「爆笑青春列車」(55)

「軍神山本元帥と連合艦隊」(56)
既に大物感が半端ない丹波哲郎と、

「桂小五郎と近藤勇 竜虎の決戦」(57)

「続若君漫遊記 金比羅利生剣」(57)
右は北沢典子、

「稲妻奉行」(58)

「スター毒殺事件」(58)
左から万里昌代、三原葉子。

「女王蜂の怒り」(58)
右は宇津井健、若いっ(○_○)!!


新東宝時代は悪役が多かった天知氏。その境遇にひとり涙して会社を恨んだこと一再ならず。その天知氏を諭し、励ましたのは妻で元女優の森悠子(実は天知と新東宝同期入社)である。

恋女房の励ましがあってか、天知氏のニヒルなムードはテレビで花開き、人は彼を¨マダムキラー¨(もはや死語😢)と呼んだ。また役柄に取り組む姿勢も真摯(しんし)であった。

「竜虎一代」(東映64)
右は富司純子、

任侠映画のスター鶴田浩二と、

「あゝ同期の桜」(東映67)

右は蟹江敬三、


天知氏は歌うスターでもあった。
(⬇これも私の愛唱歌🎤)



「うまれた~時が~悪いのか~」

「それとも~俺が~悪いのか~」

「何も~しないで~生きて~ゆくなら~」

「それは~たやすい~ことだ~けど~」