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プラチナカードの利用限度額はいくら?利用限度額の引き上げ方法についても解説

この記事で解決できるお悩み
  • プラチナカードの利用限度額はいくらか?
  • 利用限度額を超えてカードを使ってしまった場合の対処法が知りたい
  • プラチナカードの利用限度額を引き上げる方法が知りたい

クレジットカードは、年会費や用意されている特典・サービスなどによって複数のグレードに分かれている。

通常、一般カード・ゴールドカード・プラチナカード・ブラックカードの4種類があり、後者になるにつれてハイクラスなサービスが受けられる仕組みだ。

ハイグレードカードとなるプラチナカードだが、作成を検討している方の中には「プラチナカードにすると利用限度額が上がる?」「利用限度額を超えてしまったらどうなる?」といった疑問を抱えている方もいるのではないだろうか。

そこで本記事では、プラチナカードの特徴に触れつつ、利用限度額を超えてカードを使ってしまった場合の対処法や利用限度額の引き上げ方法について解説していく。

また、プラチナカードの申し込み方法やプラチナカードに関するよくある質問も掲載しているため、カード作成を検討するにあたってぜひ参考にしてほしい。

目次

プラチナカードの特徴

プラチナカードの特徴 クレジットカードナビ

ここでは、プラチナカードの特徴として以下3点についてみていきたい。

  • 年会費が高い
  • 特典・サービスが充実している
  • 利用限度額が高い傾向にある

それぞれ解説していく。

年会費が高い

プラチナカードは、一般カードやゴールドカードといった下位グレードのクレジットカードと比較すると、年会費が高くなる。

具体的な年会費はクレジットカードの種類によってさまざまであるものの、2万円台で加入できるものから、高いものだと15万円を超えるカードまで幅広く存在する。

年会費が高くなる要因としては、充実した特典・サービスを提供している点が大きい。

どのような特典・サービスが用意されているのかは後述する。

特典・サービスが充実している

多くのプラチナカードにおける特典やサービスの内容として、共通しているのは以下の3つだ。

  • コンシェルジュサービス
  • プライオリティ・パス
  • 旅行傷害保険

まず「コンシェルジュサービス」とは、航空券や宿泊先、ゴルフ場の予約などをコンシェルジュが対応してくれるサービスのことだ。

例え急な出張が決まったときでも、24時間365日受け付けてくれているため、スムーズに手配してもらえるのは非常に魅力的だ。

それだけでなく、希望や条件を伝えるだけで、それにマッチしたレストランなどを紹介してもらうことも可能である。

例えば、「再来週の土曜日に家族4人で食事をしたい。予算は一人10,000円ほどで考えている」といった希望を伝えれば、候補を出してもらえるのだ。

コンシェルジュサービスを利用することで、いつでも対応してくれる自分専属の秘書がいる感覚が味わえるだろう。

また、プラチナカードを持つことで「プライオリティ・パス」が利用できるのも嬉しいポイントだ。

プライオリティ・パスとは、国内外1,500カ所以上の空港ラウンジなどを無料で利用できるサービスである。

ゴールドカードを所持していれば、国内の主要空港およびハワイにある「ダニエル・K・イノウエ国際空港」の空港ラウンジは無料で利用可能だ。

しかし、プライオリティ・パスがあれば、利用できる空港ラウンジは世界各国に広がる。

さらに、プラチナカードでは旅行傷害保険における補償内容も手厚い。

実際に、三井住友カード プラチナと三井住友カード ゴールド(NL)の旅行傷害保険の補償内容について比較してみた。

国内旅行傷害保険

三井住友カード プラチナ三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード プラチナ三井住友カード ゴールド(NL)
事故などを原因とした死亡・後遺障害最高1億円最高2,000万円
入院時の保険金日額5,000円補償なし
通院時の保険金日額2,000円補償なし
付帯方法自動付帯利用付帯
※事故発生日から7日間経過後に補償開始
出典:三井住友カード「旅行安心プラン(国内旅行傷害保険)」(すべて利用付帯)

海外旅行傷害保険

三井住友カード プラチナ三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード ゴールド(NL)
事故などを原因とした死亡・後遺障害最高1億円最高2,000万円
ケガによる治療費用500万円100万円
病気による治療費用500万円100万円
賠償責任1億円2,500万円
携行品損害100万円20万円
救援者費用1,000万円150万円
付帯方法自動付帯利用付帯
※1事故あたり3,000円の自己負担が必要
出典:三井住友カード「旅行安心プラン(海外旅行傷害保険)」(すべて利用付帯)

上記を見ると、補償額に大きな差があることがわかる。

加えて、三井住友カード プラチナであれば国内旅行傷害保険・海外旅行傷害保険は自動付帯であるが、三井住友カード ゴールド(NL)では、その旅行に関する料金を三井住友カード ゴールド(NL)で支払わなければ補償が受けられない仕組みだ。

他にも、上記には記載していないものの、三井住友カード プラチナであれば「航空便遅延費用特約」が付帯される。

これにより、クレジットカードのグレードが上がることで旅行傷害保険がどれだけパワーアップするかがわかるだろう。

ここで挙げたもの以外にも、所定の宿泊施設やエンターテイメント施設を割引価格で利用できるといった各種優待が用意されているケースも多い。

複数のプラチナカードの特典やサービス内容を比較しながら、検討することがおすすめだ。

※国内旅行傷害保険の場合は利用付帯、海外旅行傷害保険の場合は自動付帯となる

利用限度額が高い傾向にある

プラチナカードは年会費が高いため、その分利用限度額も高めに設定される。

具体的に、以下5種類のプラチナカードの利用限度額を見てみよう。

利用限度額年会費
(税込)
楽天プレミアムカード〜300万円11,000円
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード〜500万円22,000円
JCBプラチナ150万円〜300万円27,500円
三井住友カード
プラチナ
原則300万円~55,000円
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード制限なし165,000円

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\ 新規入会で最大15,000円ポイントプレゼント /

最大60,500円キャッシュバック

ゴールドカードの利用限度額はおおよそ200万円程度で設定されているものが多いため、プラチナカードの方が利用限度額が高いことがわかる。

しかし、年会費と利用限度額は比例しないケースもあることは覚えておこう。

利用限度額の管理と変更

利用限度額の管理と変更 クレジットカードナビ

プラチナカードにおける利用限度額の管理と変更について、以下3つの観点から解説する。

  • 利用限度額を超えてしまった場合
  • 利用限度額の引き上げ方法
  • 利用限度額が下がってしまうケース

利用限度額を超えてしまった場合

高額なカード利用によって利用限度額を超えると、クレジットカードが利用できなくなってしまう。

その際の対処法としては、以下の2つが挙げられる。

  • カード利用金額が引き落とされるまで待つ
  • 利用限度額を引き上げてもらう

支払いが完了していない利用金額が引き落とされれば、その分の枠が利用可能となる。

しかし、普段からクレジットカードのみで支払いを行っている方にとっては、引き落とし日までカード利用ができないのは耐えられないという方も多いだろう。

その際に有効なのが利用限度額を引き上げてもらうことだ。そうすることで、利用金額の引き落としを待たずともカードの利用が可能となる。

具体的な利用限度額の引き上げ方法については後述する。

利用限度額の引き上げ方法

利用限度額を引き上げる方法としては、以下の2つがある。

  • 一時的に引き上げる
  • 長期的に引き上げる

限られた月だけ高額なカード利用を行う場合は、一時的な引き上げがおすすめだ。

反対に、現在の利用限度額では足りないという場合は、長期的な引き上げを申し込むことも検討しよう。

いずれにしても、利用限度額を引き上げるためには、クレジットカード会社への申し込みが必要となる。

オンラインやスマートフォンのアプリ上で申し込めるケースも多いため、確認してみよう。

なお、利用限度額の引き上げは申し込みがあってから引き上げ可否の審査が行われるため、引き上げられるまで時間がかかる点には注意してほしい。

高額なカード利用の予定がわかっている場合は、あらかじめ利用限度額の引き上げを申し込んでおくことがおすすめである。

利用限度額が下がってしまうケース

クレジットカードの利用限度額が下がってしまうケースとしては、以下の2つが考えられる。

  • 転職や退職などで年収が下がった
  • 利用金額の支払い遅延を繰り返した

利用限度額は、割賦枠やキャッシング枠などに分かれているが、それらは割賦販売法や貸金業法に基づいて決定されている。

例えば、キャッシング枠は貸金業法における「総量規制」に基づいて「年収の3分の1」が上限となる。

総量規制とは、貸金業者が消費者に対して必要以上に貸付を行わないように規制するためのものだ。

※貸付には、他のクレジットカードによるキャッシング利用額などが含まれ、銀行から借りている住宅ローンや自動車ローンなどは含まれない

そのため、年収が下がるとその分利用限度額も下がってしまうのだ。

また、利用金額の支払い遅延を繰り返した場合も、利用限度額を引き下げられてしまうことが想定される。

クレジットカードは手元に資金がなくても利用できてしまう。それは、クレジットカード利用者にとっては多重債務につながるリスクが、クレジットカード会社にとっては利用者からの支払いが受けられないリスクが発生することでもある。

このようなトラブルを避けるためにも、利用限度額が下げられるケースがある点には注意しよう。

一方で、定期的な利用実績があり、毎月の支払いも滞りなく行われているときは自動的に利用限度額が引き上げられることもある。

継続的に良好な利用実績を積んでいくことが大切だ。

プラチナカードの申込方法

プラチナカードの申込方法 クレジットカードナビ

プラチナカードの申込方法としては、以下の2つが挙げられる。

  • オンライン上などで直接プラチナカードに申し込む
  • インビテーションを受けてプラチナカードに申し込む

それぞれについて見ていこう。

オンライン上などで直接申し込む場合

多くのプラチナカードは、ゴールドカードなどの下位カードを所持していなくても、オンラインや郵送などで直接申し込むことが可能だ。

オンライン上で申し込みをする場合は、申し込みページにアクセスし、必要情報を入力することで手続きが完了する。

審査は、早ければ即日で完了する。すぐに発行したい場合は、オンラインでの手続きがおすすめだ。

インビテーションで申し込む場合

プラチナカードの中には、インビテーションがあるものやインビテーションのみで申し込みを受け付けているものもある。

インビテーションはメールやDMで届くケースが多い。それらに記載してある方法で申し込もう。

プラチナカードに関するよくある質問

プラチナカードに関するよくある質問 クレジットカードナビ

ここでは、プラチナカードに関するよくある質問についてまとめた。

プラチナカード作成のための検討材料として役立ててほしい。

プラチナカードの発行に年収要件はあるか

プラチナカードの発行について、各クレジットカード会社とも年収に関する要件は設けていない。

一般的にプラチナカードの申込対象者としては「満25歳以上で安定した継続収入がある方」といった年齢と安定収入のみを要件としている。

しかし、プラチナカードは下位グレードのクレジットカードよりも年会費が高いという特徴があることから、比較的高所得者が所有しているケースが多い。

ただ、審査の際には年収のみならず、他の金融機関でのローンの契約状況や毎月の支払い状況などの「信用情報」、家族構成や勤務先といった「属性情報」も同時に見られることになる。

そのため、年収が高いからといって必ずしも審査に通過するわけではなく、反対に年収が低いからといって絶対に審査に通過できないというわけでもないのだ。

カードの限度額の調べ方

カードの限度額を知りたい場合は、クレジットカード会社のカスタマーサービスセンターに問い合わせてみよう。

ただ、仕事などの都合上電話は難しいという方もいるはずだ。その際には、マイページやスマートフォンのアプリなどでも確認できる。

例えば、JCBプラチナの限度額をスマートフォンアプリ「My JCB」で確認する場合、以下の手順を踏めば良い。

  1. My JCBにログイン
  2. 画面下部の「ご利用状況」をタップ
  3. 「ご利用可能額の確認」をタップ

こうすることで、現時点での利用可能額を確認することが可能だ。

プラチナカードの所持率はどれくらいか

プラチナカードを所有している人の割合は、1〜2%程度である。

JCBが発表した「クレジットカードに関する総合調査(2022年度版 総合結果レポート)」によると、クレジットカードの所持率は85.7%であることから、いかにプラチナカードの所持率が低いかわかるはずだ。

限られた人しか所持できない特別なクレジットカードであるといえるだろう。

まとめ

まとめ クレジットカードナビ

本記事では、プラチナカードの特徴から利用限度額を超えてカードを使ってしまった場合の対処法、利用限度額の引き上げ方法まで解説した。

プラチナカードは比較的年会費が高く、特典やサービスが充実していて、利用限度額も高めに設定されていることが多い。

ただ、年会費が高いからといって、それに比例して利用限度額が上がるわけではない点には注意が必要だ。

また、利用限度額を超えてしまった場合はカード利用が止められてしまうが、利用限度額を引き上げる方法も存在する。

利用限度額を超える懸念がある場合は、あらかじめ引き上げの申請を行っておくことが重要である。

充実した特典・サービスが用意されているプラチナカードは、ハイグレードなクレジットカードとしても人気が高い。

インビテーションがなくとも簡単に申し込みができるため、この機会に申し込んでみてはいかがだろうか。

また、下記記事ではおすすめのプラチナカードについて紹介しているのでそちらも参考にしてみよう。

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