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伊藤熹朔賞協会賞をNHK『鎌倉殿の13人』で演劇舞踊デザイン学科卒業生が共同受賞


2022年度第50回伊藤熹朔賞協会賞を19年劇場美術デザインコース卒業の平岡未帆さんが共同受賞しました。

伊藤熹朔賞は昭和初期から中期にかけて舞台美術家として活躍した伊藤熹朔氏の功績をたたえて創設されました。1999年から、特定非営利活動法人 テレビ日本美術家協会が「テレビ美術」の作品及び功績者を顕彰して、今年で50回目を迎えました。(詳細は協会HPをご確認ください)

2022年度協会賞に選ばれたのはNHKで放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の「第18回 壇ノ浦で舞った男」の美術セットです。受賞理由として「丁寧に構築されたデザイン設計に加え、インカメラVFX等を駆使した最新の美術表現は、今後のドラマ作りにおけるエポックメイキングとしてテレビ美術界に大きな影響を与えた」という点が評価され、10月14日に都内で授賞式が行われました。

授賞式の様子。左から平岡未帆さん、山畑勝哉さん(いずれもNHKアート)、日髙一平さん、平田彩さん、犬飼伸治さん(いずれもNHK) カメラマン:前田昭二

平岡未帆さん
カメラマン:前田昭二

【平岡未帆さんコメント】

この度、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の美術デザインチームの一員として伊藤熹朔賞・協会賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。
毎年さまざまな番組が生まれていく中で、テレビドラマの魅力と美術の可能性に改めて気づかされるきっかけとなりました。多摩美という多学科多個性の中で、多くの人と関わり刺激を受けて課題と向き合ってきたように、社会に出てからは一つの番組を作るために、美術だけではなくさまざまなセクションの人と連携して作品を作り上げていく過程がとても面白くやりがいを感じています。
これからも純粋にテレビが大好きだった子どもの頃の気持ちを忘れずに、美術として多くの人に楽しんでもらえる番組づくりを求めていきたいと思います。

  

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