顧客管理やポイントサービスを提供するピーカチとNECは2023年9月29日、店頭に設置してあるタブレットのカメラで顔を読み取るだけでポイントをためたり利用したりできる「顔パスポイントサービス」を開始したと発表した。NECの調べによると、顔認証によるハウスポイントの顧客管理・ポイントシステムは「国内初」という。

顔認証でポイントをためる・使える様子のイメージ
顔認証でポイントをためる・使える様子のイメージ
画像:NEC
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 先行導入として、東京都・大阪府合わせて6つの飲食店で同日サービスを開始した。同サービスは、「P+KACHIシステム」の利用会員が事前に会員サイト上で自身の顔を登録することで利用可能だ。会計時、店頭に設置してあるタブレットのカメラで顔を読み取って認証すると、紙やスマートフォンアプリなどの会員証を提示することなく、ポイントをためたり利用したりできる。

 会計時のポイント関連手続きをスムーズにすることで、利用者の満足度向上や店舗業務の効率化を図る。ピーカチとNECは「今回の先行導入を踏まえてサービスの改善や機能の拡充を図り、導入店舗の拡大を目指していく」(発表資料)とする。