北京冬季オリンピックに24人の大学生アスリート、フィギュアの坂本、樋口らに期待

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第24回オリンピック冬季競技大会北京大会は2月4日に開幕する。日本選手団の選手総数は国外の冬季五輪としては過去最多の124人。日本オリンピック委員会が公表した選手団名簿によると、このうち24選手の大学生アスリートが冬の祭典に挑む。大学・大学院生70人余りが出場した昨年の東京五輪では体操男子の橋本大輝（順天堂大学2年）が個人総合と種目別鉄棒で二冠など金メダル6個を獲得したが、冬季大会でも大学生メダリストへの期待が膨らむ。

早稲田大から最多5選手

大学別でみると、アイスホッケー女子の3選手ら5選手が出場する早稲田大学が最多となる。日本選手団の旗手を務めるスキーのノルディック複合五輪2大会連続銀メダリストの渡部暁斗（北野建設）ら卒業生を含めると早大関係者は20選手近くが出場する。続くのは3選手が代表になった中京大学。東京五輪に最多16選手を送り出した日本体育大学と日本大学からは2選手が北京大会に臨む。

アイスホッケー女子には山下姉妹ら5選手

開会式に先駆けて競技が始まるアイスホッケー女子の日本代表「スマイルジャパン」は選手23人のうち5選手が大学生。FW山下光とチーム最年少のDF栞の早大姉妹はともにSEIBUプリンセスラビッツに所属している。FW志賀紅音（北海道文教大3年）は平昌大会から連続代表の姉、DF葵に続いて代表入りを果たした。五輪3大会連続出場の日本女子は1次リーグB組で2月3日夕にスウェーデンとの初戦、悲願のメダル獲得を目指す。

3日夜に予選があるフリースタイルスキーの女子モーグルには冨高日向子（多摩大3年）と住吉輝紗良（日本大4年）が出場予定。多摩大の在学生がオリンピックに出場するのは初めてという。若手が多いスノーボードは、男子ハーフパイプで日体大2年の戸塚優斗（ヨネックス）が金メダル候補に挙がる。平野海祝（日本大1年）は歩夢（TOKIOインカラミ）に続いて兄弟で代表となった。今季のワールドカップ開幕戦を制した平野流佳（太成学院大2年）もおり、日本勢が表彰台を独占する可能性もある。

フィギュア女子は坂本と樋口の3年生コンビ

フィギュアスケートでは女子の神戸学院大学の坂本花織（シスメックス）と明治大学の樋口新葉（明大/ノエビア）は同期の3年生。ペアには中京大2年の三浦璃来（木下グループ）が出場する。