2024/04/06 - 2024/04/07
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ミズ旅撮る人さん
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2004年に浜名湖畔で国際園芸博覧会「パシフィックフローラ2004」(愛称:花博)が行われました。この時はパスポートを買って、半年の会期中ほぼ毎月訪れていました。その後この会場はガーデンパークとして残され、無料で開放されて来ました。国際花博後は、10年に一度、国内の花博が行われています。
2024年の花博は、ガーデンパークは4月6日開幕、6月2日閉幕です。もう一つの会場であるフラワーパークは、別に旅行記を書くのでここでは言及しません。
今回は写真ばかりの、旅行記というよりも写真集のような形態になります。チューリップを中心に、色とりどりの美しい花々で彩られた花博は、本当に目の保養。余計な説明は無しで、春を感じてください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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開幕初日なので、駐車場が早くから満車になるのではないかと心配していましたが、意外なほどスムーズに北ゲートの駐車場に停めることが出来ました。
ゲートの前にはチケットの確認を待つ人々が長蛇の列を作っています。当日券を買った人のチケットは、日付を確認するだけですが、前売り券の場合は、QRコードを係員が端末で読み取って確認するため、時間が掛かります。前以て、QRコードの読み取りが必要な人の列と、日付だけの確認の列を分ければいいのに、なんだか随分と素人くさい対応で、花博に慣れた浜名湖にしてはお粗末でした。 -
ゲートを入ると橋を渡って園内に入るのですが、イメージキャラクターの「ふらまる」が出迎えに来ました。「ふらまる」のシールを配っていたのでもらってしまいました。
シールの絵より、着ぐるみの方が数段可愛かったです。 -
花博のイメージキャラクター「のたね」です。ひさしぶり!
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「パパフラ」。のたねのお父さん。
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左端に「ママフラ」。のたねのお母さん。
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球根を植えた鉢の「ハッチー」。今回の表紙が球根の「キュウタン」です。
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ブリキのじょうろ「ジョウロン」。
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北入場ゲートから入るとイマーシブミュージアムがあり、その前の花壇には色鮮やかなチューリップをメインにした花畑が作られています。
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カラーリーフの花壇。こういうのを見るとヒューケラが欲しくなります。
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ネモフィラも目立つ水色ではなく、白と紫色の花だと、落ち着いた花壇になりますね。派手な花壇は作るのが容易(たやす)いですが、こういう花壇は配色の勉強になります。
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体験交流広場には、並木の下に色合いの異なる花壇がずらっと作られていて、それはそれは見事です。奥に見える建物では、企業による植物の販売や、肥料の説明、ドローンタクシーの模型の展示や水素エネルギーで動くバギーなどが展示されています。
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コスモスのような咲き方のこれは何?
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赤の次はピンクの花壇です。
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ピンクの花の中でひと際存在感を放っていたのが、この花です。
後で正体がわかります。 -
珍しい三角形咲きのチューリップ。
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もうこの花に首ったけ。
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花壇は、まだ初日なので花が咲き揃っていません。やはりGWが一番賑やかになるのでしょう。
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4月の前半はチューリップ。
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建物の中に入って見ました。ガーデニングと雑貨の専門店などがあり、その中でこれを見つけました。
「ラナンキュラス ラックス」おお、あった!色は少し違うけれど、惚れ込んだあの花です。ラックスは異種間交配で生まれた新しいラナンキュラスだそうです。まだ新しい花なので、そのお値段にびっくり。この鉢で、3,600円と書いてあります。「高嶺の花」ならぬ「高値の花」。すごすごと引き下がるしかありませんでした。 -
チューリップと言えば、「砺波チューリップ公園」が有名なので、富山が生産量日本一と思いますが、それは球根の場合で、切り花では新潟(下越・中越地方)が日本一なのだそうです。
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元気になるチューリップ
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フラワーフィルハーモニー交響花壇。奥にSUZUKIの幟が立っているのはガーデンクルーズ船の乗り場です。スズキは花博の協賛企業で、入場ゲートの横で、電動車いすの貸し出しなども行っています。
スズキは1909年に鈴木道雄氏が鈴木式織機製作所を創業。1947年に本社を浜松市に移し52年からバイクモーターを発売します。55年には360㏄の軽自動車を発売。「スズキの軽」として名前を馳せます。
83年からはインドで現地のマルチ・ウドヨグ社との合弁で四輪車を生産し始めます。当時国産のアンバサダーしか走っていなかったインドにマルチ・スズキだけが外国製の自動車として闊歩していたのを日本人として誇りに思いながら見たものです。浜名湖の西側には湖西工場があります。 -
団体・市町出展花壇。
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富士宮市
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運河沿いに造られている「花の美術館」に、珍しい花が咲いていました。ユキモチソウです。
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ふじつつじ。紀伊半島~九州の太平洋沿岸に分布。
大分県佐伯市蒲江にある仙崎自然公園では5万本の藤つつじが咲くそうです。 -
ユーフォルビア
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白と黒の見事なコントラスト。
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百華園の杜。「新感覚ローズガーデン×R」と銘打って、バラとのコラボレーションを試みています。ただ、まだバラが生育中なので、これが楽しめるのは5月ですね。
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ムレスズメ(群雀)。中国原産のマメ科の落葉樹。エニシダに似ています。
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ティーカフェ&ガーデン。建物の中では、静岡産のお茶を売っています。
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外側が緑色のチューリップ。
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ポタジェガーデン。ポタジェは家庭菜園を意味するフランス語。ハーブ園のことです。
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2024年は桜の開花が全国的に遅くて、なんと初日が満開でした。
最近は暖冬のせいで「休眠打破」がうまく作用しなくて開花が遅れ、更に葉が同時に出てしまう桜が増えています。 -
キクモモ。別名「源氏車」バラ科さくら属
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あけび。ここには、3色のあけびが咲いていました。白いのと紫色が濃いあけびが両側にありました。
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緑の葉と赤い花に関連性は無いのですが、見事な配置です。
後ろに赤い椿があって、落ちた花をここに並べたのでしょうが、グッドアイディアです。 -
桜が満開の時に来られて幸せです。
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ここだけ秋が来たような色合いですが、それなりにラブリー。これからどんな風に育つのかな?
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スプーン咲きのオステオスペルマム。品種改良が盛んな花です。
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昨日まで雨が続いたので、ちょっと花びらに泥跳ねがついてしまいました。今年は冬から春に移る時期に、とにかく雨が多くて花博の開幕の日が雨なのではと心配しました。ところが、この2日間は日中は20℃を超える気温で、薄曇りのため強い日差しを受ける事もなく快適でした。翌日から雨になっています。天気を味方につけることが大事です。
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シラユキゲシの群落がありました。
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2004年の最初の花博で目玉になったジュラシック・ツリーがありました。1994年にオーストラリアで発見された世界最古の種子植物です。
約1億5千万年前から生存していたと考えられ、野生には100本しか確認されていない世界的な希少種です。雌雄同株でm同じ株に雄花と雌花を持ちます。以前はこの2倍はある大きな木でしたが、3本に増えて低くなっていました。 -
トキワマンサク。ベニバナトキワマンサクは、生垣などでよく目にしますが、白色は町中ではなかなか無いです。
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ポツンと咲いていると一見カタクリのように見えますが、青いシクラメンです。
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ガーデンパークで一番の見どころ「花美の庭」。モネの庭を再現したことで人気があります。
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モネが花や葉の色を計算して作った庭なので、実に華やかで見応えがあります。庭には何本かの並行した小道があって、それを一方通行で歩いて行きます。最近特に問題になっている逆走車(者)にならないよう、お気を付けください。
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花壇は細い短冊のような形になっていて、それぞれ趣きが異なります。
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イチオシ
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紅枝垂桜が満開です。
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忘れな草の色違い。花色には白,ピンク,青,紫があります。
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一般的なプリムラとは、咲き方が全く異なります。ここには、そうした特殊な花が多く集められていて、正に「花の美術館」です。
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イチオシ
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オレンジ色の花が好き。
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ネメシア・ケイランサスのマスカレード
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セリンセ。ムラサキ科
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イチオシ
印象派の絵のようなアネモネ。
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モネの庭の代表的な場面。ここは立入禁止。バラが咲いたら、見事です。
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色違いのセリンセ「マヨール」。
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世界一大きなチューリップ「ジャイアント・オレンジ・サンライズ」
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ここでは、桜と藤が同時に咲いています。
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ナルキッスス・ブルボコディウム。小型の原種水仙
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モネの睡蓮の池。こちらの枝垂桜はもう終わり。睡蓮は5~10月に咲きます。
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枝垂桜の手前の赤い花はツルバラです。桜は開花が遅れたけれど、藤やバラなどは早く咲いたものがあって、ちょっと珍しいコラボレーションが見られます。
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モネの池の太鼓橋には藤が絡みついていますが、開花はまだ先です。
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マウンテン・ウイッチオルダー
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芍薬を思わせるようなチューリップ。やがては主役交代になって行きます。
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シザンサス
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赤花かすみ草。
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一方通行を逆走中。スマホ歩きをしていると入り口の進入禁止を見損ないます。
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デルフィニウムも早く咲き出しました。
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「花美の庭」を出て、ゲートに戻って行きます。今度は運河を挟んで反対側、かつて国際花博だった時に各国の庭園が並んだ場所です。今回は地元の団体が腕を競っています。浜名湖側にはまだ国際庭園の名残が残っていて、イタリア・イギリス・中国・韓国・ネパールなどが見られます。
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屋外ステージのそばの「花織り畑」に来ました。青いネモフィラ畑が広がっています。
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「ふらまる」に手を振られて、会場を後にします。格好を見て女の子だと思っていたけど、名前は男の子?そう言えば、ゆるキャラって男の子ばかりですね。どうして???
明日は、もう一つの会場フラワーパークに行きます。
ガーデンパークの入場料は前売600円、当日800円です。フラワーパークとのセット券もあります。
利用者にとっては手頃な価格ですが、これで運営費が賄えるのかというと、かなりの赤字なのだそうです。これだけの規模の植物を管理するには莫大な費用が掛かります。採算が取れなければ閉園となります。もう少し、利潤を追求しないと2034年の花博は出来ないでしょう。
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