広西省に別宅を見に行く。海鮮を食べる（前編）【欽州】

今回訪れた場所

広西省の欽州市と梧州市

★日本では「広西チワン族自治区」と表記されているが、中国ではそういう表記は見たことがない。ただ単に「広西(省)」

往路に中国南方航空を選んだのは、来月長沙から中国南方航空を利用する予定があり、機内持ち込みサイズの確認をしたかったから。


南方航空など中国国内線は
機内持ち込み荷物（20×40×55cm）の制限が空港内や各社HPに載っている

以前は≦115の表示も多かったのだが...


「私のは幅23cmだが(23×37×55)大丈夫か？」

チェックインカウンター職員
「問題ない。重さだけ重要」

中国南方航空の機内持ち込み荷物は≦8kg

ということで、23cm幅のスーツケースも長沙空港の中国南方航空では問題無し

周りの中国人はそんなこと全く気にしてない...

９月１３日(水)

中国南方航空(CZ8684)

長沙(11:45)→南寧(13:35)

南寧空港から欽州はミニバス（60分）

欽州市内のどこかで降ろされ、そこから滴敵(didi)でホテルへ

★欽州市にはタクシーがない。
　滴敵(didi)等の配車アプリがないと辛い

★空港にタクシーが、たーくさん停まっているが、それらは全て包車で長距離のみ
★ホテルレセプションでもタクシーは無いと言われる。
（以前訪れた、江蘇省平湖市も同じ状況だった...）

奥林酒店(OLYMPIA HOTEL)
286元(5720円)/日

今回の旅程は全て相方任せ、私は付いて行くだけ

奥林酒店(OLYMPIA HOTEL)

大きなホテル
広く清潔な寝具と部屋で何も問題なし...

だが、周辺に海鮮料理店はナシ...

雨で街歩きやレストラン探しをする気も起きず

didiで運転手お薦めの海鮮レストランへ(20分程走った)

こんな立派な店に、入ったはいいが

席に着いてメニューを見ると？
なんと、海鮮は3品（蝦と魚と貝）しかない(゜o゜)

当然店を出る

周辺を30分ほど歩き回ったが、ろくな店はナシ

タクシーは走っておらず...

相方任せも、相方は自分の居場所が分からず

didi呼ぶのに四苦八苦でまた30分程浪費...(-_-;)

私は疲れ果て...

「もうホテルに戻る。カップヌードルでいい」

そしてdidiでホテルに戻ったのでありました...

ホテルまで戻ったはいいが...

腹が減っている

近くにショッピングモールがあったので

レストラン街を覗いて見るも、海鮮系はナシ

「なんでだよ！　
海辺の街で海鮮があるって言ったじゃん！」

　( ｀ー´)ノ

「レストランは調べてなかったから...」

腹ペコの相方は

「もう、ここでいい」

レストランに入って行きました...

メニューを見た私は

「長沙じゃん！！！」

そこは湖南料理の店でした...(-_-;)

私は一人店を出ます

後で見せてもらった写真がこの3品

中国の料理は、25cmはある大皿

当然、こんなもの１品でも食えるわけないのに

料理2品に小籠包まで頼んで...(-_-;)

一方の私は

周辺を1時間は歩き回り...

海鮮を探すも、ナシ

タクシーさえあれば、私もどこでも行けるのだが...
（バス停の表示には7:00～19:00）

私はdidiアプリを入れてない
（使ったことがない。didiはいつも相方任せ）

疲労困憊で精魂尽き果て...

21時が近くなり、閉店準備を始める店が多くなり...

私が入ったのは...「菜園子」という【湘菜】の店

もうここしかなかったのです...(-_-;)

食べたのは鶏肉の料理

骨付きの肉で食べにくい...

もちろん私は知ってましたよ、この料理

【湘菜】というのは湖南料理のことですから

これと、ビール1本で88元/(1760円)

なんで、広西省まで行って、湖南料理食ってんだよー

９月１４日（木）
昨日のことは忘れて、ホテルの朝食(ﾋﾞｭｯﾌｪ)

可もなく不可もなく

10時頃、ホテルを出発

didiで公的機関へ行き手続きを済ませ

再びdidiでマンションへ向かう

30分程で到着
事務所で手続きをして鍵を受け取り、職員と部屋に向かう

どんな状態かな？

私は値段と場所は知っていたが、物件の間取すら知らない。
相方もここに来るのは初めて。

★写真はエリア全体像（模型）

中国のマンションはエリアで仕切られており
数ヵ所の入口は自動ゲートで
ガードマンが24hr常駐している

ここも既にゲートがあり、ガードマンがいた

「ほほう....何棟も出来てるじゃないか」

既に私達の棟にも数人(老夫婦とか)が住んでいるらしい

さて部屋の状況は？

おや？

トイレと洗面台

シャワーも付いてる

流しもガスレンジ(箱)とレンジフードも付いてる

てっきり壁も床もコンクリートまま
流しもトイレも配管剥き出し状態と思っていたが...

中国のマンションは、建設と同時に販売も開始

受渡しは壁・床・天井コンクリまま
上下水道配管・電線剥き出しの場合が多い

入居者が内装を業者に注文する
（中国は内装業者だらけ、内装業者専門TVチャンネルもある）

その内装というのは、壁紙貼ったりというレベルではない。

コンクリで仕切られている浴室やキッチンの壁もぶち壊し、繋げて1室にしたりするのだ...

市内のマンションの購入者ほぼ全員がするのが、ベランダの破壊。

ベランダ部の窓・壁を破壊し、ベランダ外側に新たにガラス窓を造るのだ（その分室内が広くなる）。

これを何度も見てるが、構造強度的に問題ないのか？　と不安になる。

ここは市内の居住マンションとは異なり、別荘的な建物なので

やってるやつはいないだろう...と思ったら

★昨日迄は大雨。晴れていれば河口先に青い海が見えるらしい

いますねえ...

日本人はベランダで洗濯物を干すという考えだが

中国人はベランダは無駄、防犯上も宜しくないと考えているのだと思う。

★事務所で購入者リストを覗き見ると、全室完売。
もちろん名前は全て中国人

反対側には2階建て住宅群と数棟のマンションも建設中（全て建設・販売は今話題の最大手不動産業者）

さて、このマンションどうしたもんか...

私達の棟は早い時期に建設が始まった
相方が購入したのは2020.10
建設完了の連絡は2022.10

家具等を揃えれば住めないこともないが

別荘にするったって、現状は周りに店も無けりゃ路線バスもない
市内中心部まではdidiで20-30分かかる

しかし

今年1月からは管理費(年額：販売価格の約0.6%)がかかっているのだ

もちろん、売ろうとしたって今は買い手はいないだろう

年1回は確認に来る必要もあるかな？


。。。とまあ、これは想定済ではある

購入時に相方には
「あなたのお金だから買ってもいいけど、売って儲けようってのは無理だし、意味がない。ゼロになると思っておくか、いつか自分たちが実際に住むと思うなら買えばいい」
とは言ってはあったのだ...

まあ、今考えてもしょうがない
広西まで来たんだから

今夜こそは海鮮を食べるぞー！！

さて、ようやく海鮮にありつけるのか？

一度ホテルに戻り
グルメアプリで調べた欽州市で一番レビューや評価が高い店

「天鹰观鱼蒸汽海鲜」へ
（tiān yīng guān yú zhēngqì hǎixiān）

行きはホテルからdidiで10分程
帰りはのんびり30分ほどかけて歩き

はいー(^O^)／

私はこれが食べたかったのだー！

珍宝蟹（たらば蟹のように見える）
138元(2760円)/500g

面包蟹（アジアでよく見る甲羅の硬い蟹）
98元(1960円)/500g

大波龙（ロブスター）
188元(3760円)/500g

青龙仔（Qīnglóng zaǐ）
これはイセエビですね
本日は158元/1匹→96元(1920円)になってます

★これを注文！

野生腊鱼（yěshēng là yú）
48元(960円)/500g

これはタイだと思うんだが...

★これを注文！

冰鲜虾（bīng xiān xiā）

これはシャコ
58元(1160円)/500g

★これを注文

アワビ（30円/個）、さざえ...も安い

ちょっと歯が痛いので硬い貝はやめてカキを注文
牡蠣 （120円/個）

写真にあるように「刺身」にすることもできる。

選んだ具材には各々調理料がかかるというのだが...

どんな調理かというと？

店名「天鷹观鱼蒸気海鲜」にあるように

各テーブルに蒸し器が付いていて

海鮮を蒸して調理する

イセエビ調理料 9元(180円)

調理って真っ二つに切っただけやん( ｀ー´)ノ

★蒸し器の蓋を開けて具材を出し入れするのは店員がやってくれます

ソースは、いろんな種類・薬味がたくさんあって自分で好きなだけ取っていい。

火鍋店なんかでは、どこでもこういうのは無料なんだが

ここは3元/人

イセエビ蒸しの出来上がり

カキ蒸し

調理料 1個2元

調理って貝を開けただけやん！！

カキ蒸し出来上がり

同じくシャコも蒸し上がり

シャコ調理料 4個で18元！！！

なんでシャコの調理料が一番高いの？

どこも切ったりした形跡無いし、蒸し器に入れただけやん！！

タイは蒸し器ではなく

相方が味付けを指示して料理として出て来た

（調理料 18元）

メインディッシュは蒸し器の底に隠されている

海鮮を注文していると

「粥はどうしますか？」と...

海鮮ダシの粥ということで、粥も注文

蒸し器の二段底に粥が入っていて、調理中に海鮮のダシが追加されて行くのだ

。。。

でもって、食べる時に相方に

「この粥って免費（無料）か？」
と聞くと？

「23元(460円)」

「なにー！　普通、ご飯なんて無料だろう！　なんでそんなに高いんだ！」

「いろいろ入っているらしい」

でもって、メニューの粥底の説明を読んでみると

いろいろ入ってる

その中に、「沙虫」というのがあった

品名も「沙虫海鮮粥底」となっている

粥の中を探してみると、シラスのような小魚が沙虫のようだ

私は直感した！

「沙虫！　これは鳗鱼（うなぎ）の稚魚だ。とても高価なものだ」

ビールも入ってメートルも上がっている私はドヤ顔で相方に説明してやった。

そして、一応ネットで沙虫を調べてみると...

【沙虫（いさご虫）】
トビケラの幼虫....

水中昆虫じゃん...海水生物じゃないし(-_-;)

「きのこソース」、「にんにくネギソース」が旨くて
それを舐めながら、桂林のビール「漓泉啤酒」を飲んだ

相方は直径が16cm(500g)もある月餅49元を買った
（持ち帰り）

「広西・広東は、陳皮が有名で、これは陳皮の月餅」

ということ...持って帰るの重いよ(._.)

ツッコミどころの多い食事だったが、おいしくて満足。

そして、料金は282元(5640円) [月餅別]

これは安い！
長沙なら400元は超えると思う

長沙にも海鮮料理屋はあるが、この店のように蒸しで食べられる店は無い。

水槽から海鮮を選んで調理してもらう。
すると、味は中華味・湖南味...
私は蒸しただけでいい
そのまま食べる
塩や、好きなソースで食べたいのだ

さて、欽州終了
明日は高鉄で梧州に行きます...梧州編に続く