2022/10/26 - 2022/10/26
6位(同エリア171件中)
かっちんさん
紅葉の只見川渓谷美を車窓から楽しめる「只見線」を、奥会津の会津川口駅から会津若松駅まで乗ります。
途中、会津宮下駅で途中下車し、「第1只見川橋梁ビューポイント」まで歩き、橋を渡る鉄道と紅葉の写真を撮ります。
2022年10月1日に全線運転再開した只見線は、祝福と沿線の紅葉風景を見に訪れる人が多く、列車内はほぼ満員。
お昼の会津若松行き列車は、途中の会津川口が始発駅。ここから乗れば座れます。
只見線は只見川に沿って走るため、車窓から紅葉の渓谷美を観賞することができます。
また、只見線は蛇行する只見川に架かる橋梁が多く、中でも「第1只見川橋梁」は紅葉に囲まれた只見川とアーチ橋を渡る列車が絶景ポイントになっています。
鉄道ファンだけでなく、観光客も訪れやすいように山道に遊歩道が整備されています。
会津宮下駅近くには、「みやしたアーチ3兄(橋)弟)」と呼ばれる三つのアーチ橋が同時に見えるところがあります。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・会津川口駅掲示「会津川口駅の駅名由来」
・東北電力「上田発電所」「宮下発電所」「第2沼沢発電所」
・ダムマニア「宮下ダム」
・水力ドットコム「宮下発電所」
・奥会津三島町「只見川第一橋梁ビューポイント行町営バス」
・日本マンホール蓋学会「大沼郡三島町のマンホール」
・家紋のいろは「丸に枡」
・会津バス「奥会津ぶらり旅」
・マイナビニュース「JR東日本、只見線キハE120形に旧国鉄カラーの車体ラッピングを実施」、2022/9/15
・さいきの駅舎訪問「会津宮下駅」
・ウィキペディア「第4只見川橋梁」「第3只見川橋梁」「会津宮下駅」「大谷川橋梁 (只見線)」「第1只見川橋梁」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
奥会津にある「会津川口駅」
会津川口の左側「本名~只見間」は、2011年の豪雨災害により不通区間になり、2022年10月1日復旧しました。
右側の「会津中川~会津若松間」は、これから乗る区間です。
会津川口駅の駅名由来は、奥会津地方を悠々と流れる大河「只見川」に、支流の野尻川が合流する地点にあるので「川口」の地名が付いたといわれています。
なお、埼玉県に「川口駅」があるので、ここは「会津川口駅」になりました。JR只見線 乗り物
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会津若松行きの列車(会津川口駅)
2両編成の気動車は、先頭(右奥)がキハE120形、後方がキハ110形です。
発車まで時間があるので、ホームで只見川を挟んだ対岸の紅葉を眺めます。 -
只見川対岸の紅葉(会津川口ホームから)
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川面に映る紅葉(会津川口ホームから)
紅葉を2倍楽しむことができます。 -
秋の風景「ススキと紅葉」(会津川口ホームから)
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イチオシ
線路の近くを彩る只見川の紅葉(会津川口ホームから)
線路脇に立つ「入3」標識は、列車停止位置を示しています。 -
線路脇に輝くススキの穂(会津川口ホームから)
只見川に架かる橋は車道の「上井草橋」、只見線は右側の川沿いを進みます。 -
車内からの眺め(会津川口駅)
12:29発 会津若松行きは、まもなく発車。 -
「再会、只見線」(車内ポスター)
写真は只見駅から復旧区間に向けて発車する気動車。
イラストはアーチ橋「第1只見川橋梁」を渡る只見線。
車内には「只見線の第1~第8只見川橋梁を渡る鉄道写真」がポスターとなって掲示されています。 -
「赤い屋根の大志集落」(会津川口~会津中川)
会津川口駅を出発し、しばらくするとビューポイント「赤い屋根の大志(おおし)集落」が見えます。 -
川面に映る「山と大志集落」(会津川口~会津中川)
穏やかな川の流れに映ります。 -
只見線のビューポイントになっている大志集落(かねやまふれあい広場から)
昨日、「かねやまふれあい広場」から撮った「只見線と大志集落」の写真です。 -
奥会津に多い赤い屋根の民家(会津川口~会津中川)
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「JR只見線全線運転再開」の横断幕(会津中川駅)
沿線には運転再開を喜ぶ横断幕をよく見かけます。 -
「上田ダムと上田発電所」(会津中川~会津水沼)
只見川の東北電力「上田(うわだ)発電所」は昭和29年(1954)に運転開始しています。 -
まもなく「第4只見川橋梁」を渡ります(会津中川~会津水沼)
昭和31年(1956)に供用開始した「下路式ワーレントラス橋」。
土木遺産です。 -
「第4只見川橋梁」のポスター(車内掲示)
斜辺が「W」形の美しい橋梁です。 -
手を振る船頭さん(早戸付近)
「霧幻峡の渡し」です。 -
目の覚めるような景色(早戸~会津宮下)
早戸からトンネルに入り暗闇を抜けると、いきなり目の覚めるような景色が現れます。
「第3只見川橋梁」を渡っているところです。 -
イチオシ
只見川の鮮やかな紅葉(第3只見川橋梁から)
急峻な崖の中腹を通る国道252号のスノーシェッドが見えます。 -
「第3只見川橋梁」のポスター(車内掲示)
国道252号から眺める眼下の雪景色。
昭和31年(1956)に供用開始した「上路式ワーレントラス橋」。
土木遺産です。 -
「宮下ダム」(早戸~会津宮下)
このダムより取水された水は、やや下流にある宮下発電所(昭和21年運転開始)に運ばれます。
また、沼沢湖・第2沼沢発電所との間で揚水発電を行っており、宮下ダムは下部貯水池も兼ねています。 -
放水している「宮下ダム」(早戸~会津宮下)
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「会津宮下駅」に到着
味のある「木製駅名標」。
ここは福島県大沼郡三島町です。 -
「第1只見川橋梁ビューポイント」へのルート(会津宮下駅前)
ビューポイントは、道の駅「尾瀬街道みしま宿」の近くです。
道の駅は、会津宮下駅から坂道を上がった国道252号沿いにあり、2.7kmの距離なので歩くことが可能。 -
1日1便の「道の駅行きバス」(会津宮下駅前)
月曜日~金曜日であれば、会津宮下駅8:10発の三島町営バスが道の駅まで運行されています。
利用者が増えれば、便数が増えるかも・・・ -
デザインマンホール(会津宮下駅前)
ここは「桐の里三島町」。マンホールに町の木「桐の花」が描かれています。
では、「第1只見川橋梁ビューポイント」へ歩きで出発。 -
「屋号の蔵飾り」(三島町)
「丸に枡」紋は江戸時代に枡が「増す」に通じることから縁起が良いものとして家紋に用いられました。
この屋号は「ニ枡」でしょうか・・・ -
美しいアーチ橋の只見線「大谷川橋梁」(会津宮下駅付近)
昭和16年(1941)に供用開始した大谷川に架かるRCアーチ橋。
土木遺産です。 -
「奥会津ぶらり旅」バス(三島町)
坂道を上がり国道252号を歩いていると「奥会津ぶらり旅」バスを見かけます。
会津バスが企画したバスは、只見線の運行に合わせて奥会津を走るので、バスと鉄道をつないだ自由なプランができます。
2022年秋は10/1~11/20に運行。
具体的なコースは、道の駅「みしま宿」に停車するので「第1只見川橋梁」の撮影や、早戸温泉、霧幻峡の渡し舟、他の観光スポットを訪れることができます。 -
稲穂を干す「ハザカケ」(三島町)
眼下に只見川の河岸段丘に広がる田んぼに刈り取りが終わった稲穂を干しています。 -
黄色いチョウ(三島町)
翅の表面の縁に黒色帯があるので「キタキチョウ」でしょうか。 -
オレンジ色のチョウ(三島町)
ヒョウモンの仲間ですね。 -
「只見川ビューポイント遊歩道案内」(道の駅)
道の駅「みしま宿」に40分ほどで到着。
ビューポイントはA、B、C、Dの4ヶ所あります。
山道の遊歩道には登りやすい階段が造られ、Dポイントが一番高いところ。 -
只見線列車通過時刻表(道の駅)
列車が「第1只見川橋梁」を通過する時刻表です。
鉄道ファンだけでなく、一般観光客にもわかりやすく表示しています。 -
まずは「Bポイント」からの眺め(ビューポイント)
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さらに急な階段上がりCポイントへ
これが登ってきた階段です。 -
「Cポイント」にある案内表示
ここにも通過時刻が案内されています。 -
「Cポイント」からの眺め
蛇行する只見川に架けられ、昭和16年(1941)に供用開始した「第1只見川橋梁」。
まわりの山は色づいています。 -
「第1只見川橋梁」を俯瞰(Cポイント)
ビューポイントから橋までの直線距離は約700mと離れています。
高い位置にいるので、まわりの山を含めて「第1只見川橋梁」を俯瞰できます。 -
橋を渡り始める只見線(第1只見川橋梁)
待つこと30分、14:24に会津川口方面の下り列車がやって来ます。 -
只見川に映るアーチ橋と列車(第1只見川橋梁)
列車はゆっくり橋を渡ります。 -
イチオシ
「紅葉に溶け込む只見線」(第1只見川橋梁)
2両編成の気動車は最新のE120形。
後ろの車両は「旧国鉄カラー」の車体です。
これは鉄道開業150年と只見線全線運転再開を記念し、キハ120形にかつて只見線を走ったキハ45・52形の塗色(旧国鉄カラー)をラッピングしています。第一只見川橋梁ビューポイント 名所・史跡
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イチオシ
キハ52型の塗色とは(2007-7-31糸魚川で撮影)
大糸線の走っていたキハ52 115です。 -
「第1只見川橋梁を渡る列車」を俯瞰
全長174mの橋を渡る1分程の絶景シーンに見惚れてしまいます。
では、会津宮下駅へ戻ります。 -
「みやしたアーチ3兄(橋)弟」案内板(三島町)
会津宮下駅より手前にある「みやした3兄弟」。 -
「アーチ3橋(兄)弟」の緒元(三島町)
長男は只見線の大谷川橋梁、次男は県道の宮下橋、三男は国道256号。 -
イチオシ
仲のいい「3兄弟」(三島町)
上段が国道256号、中段が只見線、下段が県道です。 -
お洒落な「会津宮下駅」
「会津宮下駅」は昭和16年(1941)会津線の終点として開業。
駅舎は開業当時からのものです。 -
きっぷ売り場(会津宮下駅)
有人駅です。
乗車券だけの発売で、新幹線の指定券発売は取り扱ってくれませんでした。 -
板張りの「ホーム待合室」(会津宮下駅)
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イチオシ
午後の陽射しを浴びる只見線(会津宮下駅)
会津宮下16:03発の会津若松行きに乗ります。
この列車は13:12に小出を出発しているので超満員。
どうにか乗れましたが、小出から立ってきた年配者は疲れ気味です。 -
懐かしい駅名標「会津坂下」
国鉄時代の鳥居の形です。 -
夕暮れの磐梯山(若宮付近)
只見線は会津盆地を半周するので、若宮付近では正面に磐梯山が見えます。 -
会津の夕焼け(西若松付近)
時刻は17:15。
会津若松駅にはまもなく到着し、郡山から新幹線で川崎に帰ります。
只見線の紅葉は素晴らしいです。
超満員の只見線列車は、その後、臨時便を出し、車両を増結したようです。
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