2021/04/01 - 2021/04/01
232位(同エリア805件中)
みーみさん
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
京都の八幡市にある石清水八幡宮は国宝にも指定されている歴史ある
神社ですが、桜の名所としても有名です。
神社のある男山山上までのケーブルカーに乗るものお楽しみ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
PR
-
京阪電車の八幡市駅を降りるとすぐ参道ケーブルの八幡宮口駅があります。
石清水八幡宮参道ケーブル 乗り物
-
車両デザインが令和元年にリニューアルされました。「あかね号」と「こがね号」があるそうですが、神の遣いとされる石清水八幡宮の「阿吽の鳩」になぞらえ、
あかね=陽、こがね=月をイメージしているそうです。
片方が昇ると片方が下がるケーブルカーを太陽と月に見立てているんですね。
私が乗ったのはこがね号。車体はゴールドでしたが、金ぴかではなく、落ち着いた金色でした。石清水八幡宮参道ケーブル 乗り物
-
イチオシ
阿吽の鳩と陰陽の太極図をデザイン化したシンボルマークが付いてます。
石清水八幡宮参道ケーブル 乗り物
-
車内のシートもこがね色と、
石清水八幡宮参道ケーブル 乗り物
-
あかね色。
石清水八幡宮参道ケーブル 乗り物
-
車内の壁のデザインにも「鳩」と竹。
石清水八幡宮参道ケーブル 乗り物
-
短い距離ですが、トンネルがふたつ、橋も渡ります。ケーブルカーで橋を渡るのって珍しいですね。もっとも乗っていると、どこで橋を通ったのかわかりませんでした。
石清水八幡宮参道ケーブル 乗り物
-
八幡宮山上駅に到着です。
石清水八幡宮参道ケーブル 乗り物
-
まず、北側にある展望台へ向かいました。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
展望台は桜がいっぱい。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
江戸時代までは神仏習合で、この展望台にも多くの寺院があった場所だそうです。
この十三石塔はその名残なのでしょうね。
そもそも859年に宇佐八幡宮から勧請したのも僧侶だったそうで、昔は今では考えられないぐらい神道と仏教が一体化していたんですね。神仏習合は1000年以上の歴史があるわけで、現在のように神社と寺が分けられてからはまだ150年余りで、そう考えると明治政府はかなり強引なことをやったんですね。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
展望台からは、宇治川、木津川、桂川の三つの川が合流する地点が見えますが、そのうち宇治川と木津川を隔てる堤には桜が1.4キロに渡って植えられていて、こちらも背割り堤と言って有名な桜の名所です。
この日は霞んでいて、景色も少し見にくかったですが。三川合流点 自然・景勝地
-
石清水八幡宮のある男山は川を挟んで天王山と相対していて、この地形は昔から交通・戦略上重要な場所で、秀吉・光秀の山崎の合戦や、幕末の戦争の舞台にもなりました。近くには幕末造られた台場跡もあります。
三川合流点 自然・景勝地
-
本殿にお参りです。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
イチオシ
桜と赤い社殿が絵になりますね~。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
イチオシ
国宝に指定されている本社は徳川家光の造営によるもの。
男山には豊臣秀頼が建てた宝塔や大塔、阿弥陀堂がありましたが、廃仏毀釈により
塔は解体、阿弥陀堂は移築(阿弥陀堂は江戸時代に再建されたもの)され、今は男山には残っていません。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
本殿は10棟が国宝指定だそうですが、石積みの上に張り巡らされた廻廊でぐるりと囲まれているので、中はよく見えません。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
お参りしてから本殿の周りを一周しました。
社殿はぐるりと信長塀に囲まれています。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
鬼門封じといって、鬼門に当たる廻廊東北部分の社殿の石垣の角が切り取られていますが、石清水八幡宮自体が京都の裏鬼門の守りになっています。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
本社殿は国宝ですが、重要文化財に指定されている建造物もたくさんありました。
東総門は江戸時代前期の建物で、重要文化財です。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
重要文化財の若宮社。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
水若宮社も江戸時代前期の建物で、重要文化財に指定されています。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
住吉社も、小さいながらも重要文化財です。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
北総門・重要文化財。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
重要文化財の西総門。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
東・西・北総門はいずれも江戸時代前期のもので、南総門だけは1938年に建てられたものです。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
三の鳥居。
三の鳥居からまっすぐ続く参道の両側には石灯籠がずらりと奉納されています。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
三の鳥居の横にこんな石が。
昔の鳥居の一部?石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
三の鳥居前には一つ石。勝負石ともいわれています。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
「右 ○○かうやみち」という石碑がありました。
男山の東麓には東高野街道が走っています。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
イチオシ
桜・満開。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
男山桜まつりというイベントが開かれていましたが、行事のかなりの部分は中止となっていました。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
エジソンは電球のフィラメントに男山周辺の竹を使ったそうで、その記念碑が建てられています。
エジソン記念碑 名所・史跡
-
下山は徒歩で。
表参道と裏参道がありますが、摂社や史跡があっておもしろそうだったので裏参道を歩いて下山しました。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
裏参道の途中には霊泉「石清水」が湧き出る岩清水社、石清水井があります。
八幡宮創建より以前の聖地です。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
寛永の三筆のひとりの松花堂昭東(松花堂弁当の名前の元)も石清水社の隣の坊の住職を務め、引退後は松花堂と名付けた庵で暮らしました。その後が史跡として残っています。
草庵自体は「松花堂庭園」に移築されています。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
江戸時代まではたくさんの坊があり、現在とはずいぶん様子が違ったのでしょうね。今の裏参道はあまり人もおらず、ちょっと寂しいぐらいでした。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
古そうな石垣もありました。
石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
参道は上るのもたいへんでしょうが、落ち葉がけっこうあって、雨の日などは下るのも滑りやすくてたいへんという感じでした。
ちなみにこのあたりには桜は全くありません。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
「旧跡かげきよ」という石碑がありました。
影清塚は参拝前に己の影を写して心身を清めた場所だそうです。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
江戸時代、この大扉稲荷社で祈願すると富くじが当たると評判になったそうです。
今も宝くじが当たる神社とかありますよね。
今も昔も変わらないですね。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
ようやく下界に降りてきました。
二の鳥居。石清水八幡宮 寺・神社・教会
-
二の鳥居の前には頓宮があります。
石清水八幡宮頓宮 寺・神社・教会
-
だだっ広く感じますが、石清水祭りの時には、真夜中に山上の本宮から御神霊が遷され、重要な儀式の舞台になる所です。
石清水八幡宮頓宮 寺・神社・教会
-
イチオシ
頓宮の外側にある国内最大級の五輪塔は必見。「航海記念塔」という名前なので、新しい物かと思ったら、なんと鎌倉時代のもの。商人が海難を逃れたことに感謝して奉納したものだそうです。
航海記念塔 名所・史跡
-
高良神社は石清水八幡宮とほとんど同時期に勧請された地域の氏神様。
高良神社や頓宮のある付近は昔は寺院が建ち並び、とても賑やかだったみたいで、その繁栄ぶりは、吉田兼好の徒然草「仁和寺のある法師・・」で、麓のこの付近の賑わいを見てここが石清水八幡宮だと勘違いして、山の上には上らなかったというエピソードからも偲ばれます。高良神社 寺・神社・教会
-
頓宮の横にあるさざなみ公園も桜がきれいでした。
安居橋 名所・史跡
-
イチオシ
太鼓橋の安居橋と蔵と桜のある風景。
安居橋 名所・史跡
-
さざなみ公園が面しているのが石清水祭りで魚などが放生される放生川です。
放生川 自然・景勝地
-
さきほど石碑があった東高野街道を少し歩いてみました。
八幡で京街道と分かれ南下し、河内長野で西高野街道と合流する街道です。
現在、歴史街道として、このような道しるべが建てられています。東高野街道 名所・史跡
-
今は廃屋となっていますが、料亭のような建物もありました。
東高野街道 名所・史跡
-
下山するときに参道からお庭などのある建物が見えて、何かなーと思っていたらは、この料亭だったんですね。
お庭なんかもあって、往時は華やかだったんでしょうね。東高野街道 名所・史跡
-
東高野街道。
石畳風に整備されています。東高野街道 名所・史跡
-
相槌神社という神社がありました。
背後に見える石のてすりは石清水八幡宮の裏参道ですが、八幡宮の摂社ではありません。東高野街道 名所・史跡
-
神社の由来ははっきりしないようですが、境内にある山ノ井の水を使って、名刀『髭切』や『膝丸』を造ったそうで、刀の歴史からすると千数百年の歴史を持つ神社です。
東高野街道 名所・史跡
-
まっすぐ延びる東高野街道。沿道に古い建物がぽつりぽつりと残っているので、道路幅は昔とそれほど変わらないのかなと思います。
東高野街道 名所・史跡
-
東高野街道沿いには寺院も多いみたいです。男山麓にある本妙寺をおまいりしました。
小さいながらもきれいなお庭が整備されていました。本妙寺 寺・神社・教会
-
最後に、このギリシャ神殿風の建物は「飛行神社」という神社です。
日本の航空機の父とも言われる二宮忠八が飛行機事故の犠牲者を弔うために建立したものです。飛行神社 寺・神社・教会
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
八幡・城陽(京都) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
58