ジェットスターで行ってみた、春の那覇３泊4日（復興首里城と慶良間ダイビング）。

成田空港ターミナル３。
今はターミナル２からの連絡通路が工事中で、PＣＲ検査を実施している場所を横目にアクセスするようなので、連絡バスを利用しました。

荷物計量、チェックインを終え、手荷物検査場を通過すると、一気に倉庫感が強くなる搭乗ゲートまでのアクセス通路。

搭乗ゲート・待合エリアに入って、ふとゴミ箱に目をやると・・・！？

はぐれちゃったの？　捨てられちゃったの？
悲しいねぇ、大丈夫？
（こういう写真を撮るべきではないという人もいるでしょうが、君がここに居たこと残しておくね。）

では、時刻になり搭乗します。機内は満席でした。
学生の卒業旅行風な人たちが多かったな。安いもんね。
（でも、預け荷物、座席指定を含めたらソラシドエアとあまり変わらないかも～。）

今回は那覇だけ３泊4日。
壷川にあるMr.KINJO (ミスター金城）に泊まります。

Mr.KINJO (ミスター金城）は、家電付きのワンルームマンション仕様の宿泊施設です。
建物の１室が事務所（受付）になっていて、そこで手続きをしたら、チェックアウトまで鍵は自分で管理します。

玄関を入ると、洗濯機、流し、電気コンロ、冷蔵庫と並び、冷蔵庫の上に電子レンジと湯沸かしポット。
調理器具はついておらず、1泊1000円で借りる方式です。
（以前は滞在期間内1000円だったのに～。）

私が気に入っているのは、洗濯機があること。
室内に専用の洗濯機があるのは本当に便利。
トイレとバスルーム（洗い場付き）は分かれていて、バスルームには浴室乾燥システムが付いているので、乾燥機は必要ありません。

廊下の先はベッドルーム。
ダブルベット１台の部屋を予約しました。

デスクカウンターにテレビと洗面台があります。
WIFIは各部屋ごとにアドレスがあり、さくさくつながります。

滞在期間中、清掃は入りませんが、室内に他人（スタッフ）が入ってこないのは、気が楽です。
（掃除は別料金。宿泊日ごとのアメニティ＆タオル類追加は無料。タオルは使用済みのものと交換で新しいものを受け取ります。）

ベランダがあるのも好きなところ。
街中にあるので、眺めはこんな感じですけどね。

右手にスーパー（かねひで）があります。
冷蔵庫が大きいので、後で買い物に行って、いろいろ買い込んできましょう。

でも、初日はゆいレールに乗って、外食に行きます。
ゆいレール壷川駅からの眺め。

那覇空港でゆいレールの一日（24時間）券を購入したので、翌日の夕方までどんどん乗って行きます。

かなり前から来てみたいなぁとおもっていたおでん中心のお店。
その名も「おふくろ」。

コロナ以前は、那覇にしては早くから席が埋まり、なかなか予約ができないお店でしたが・・・・

それもそのはず。2,000円で食べ・飲み放題～！（具志堅 用高さんお勧め。）
なになに、ビールとチューハイは合わせて５杯までで、そのうちビールは３杯までね。（私には十分な量です。）
更に泡盛は無制限なんだって！？　そんなに飲めない・・・・。

おでん鍋の前のカウンター席に案内されました。
アルコールは店員さんに注文します。
まず、オリオンドラフトをおねがいしま～す。

ソフトドリンクもドリンクマシーンで飲み放題なので、冷たいウーロン茶も注いできました。（一人なのでチェイサー必須。）
おでんのほか、沖縄総菜もビュッフェ台から好きなだけいただけます。
お刺身や海ぶどう、島ラッキョウもありました。凄い！

ご自慢のおでんを注文していきましょう。

おでんはこの紙に記入して、注文します。
値段が書かれていますが、料金は食べ放題に含まれているので、注文しすぎて食べ残した場合に支払う金額なのでしょうか？

沖縄らしいテビチと青菜は外せないなぁ。
トマトもいただきましょうか。

2杯目はオリオンの75BEER。
オリオン初のプレミアムクラフトビール75BEERだそう。
沖縄産大麦仕様のピルスナー。これ、美味しいわ。

せっかくだから、泡盛も少し飲みたいな～。
（写真の「泡浪」は飲み放題ではありません。）
残波（黒）をロックで下さ～い。
！！　グラスにたっぷり入ってきました。コレ、飲みきれるのか？　私！

ゆいレールで壷川へ戻ってきました～。
川風が気持ちいい。ちょっと酔いを醒ましていこう。

暖かいねぇ。
この日の最高気温は24度でした。
明日も良いお天気のようです。

2日目。予報通りいい天気です。
でも、朝から暑い～！
（この日の最高気温は25度なのだとか。夏じゃん。）
ゆいレールに乗って首里へ向かいます。

県庁前で多くの人が降り、牧志駅から先はガラガラになりました。
最後尾の座席に座れたので、写真撮りまくりです。

さて、そろそろ首里駅です。

いやぁ、暑い暑い。
当蔵の交差点で左折するショートカットコースにしましょう。

ここからでも良くわかる、修復工事中の首里城。
「見せる修復工事」を実施しているというので、それを見に見ました。
工事足場の色は、焼失する前の色＝朱色に合わせているようです。

左側に円覚寺の総門。

おっ、アオサギ（青鷺、Ardea cinerea ※）かなぁ。
私は鳥類に詳しくないし、あまり興味のないので良くわかりません。

※ ペリカン目サギ科アオサギ属

正面に首里城の城壁。

右は円鑑池の中に配された弁財天宮。
後ろの建物は沖縄県立芸術大学の音楽棟。

弁財天宮には帰路に寄ることにしましょう。

守礼の門に向かってゆるゆる登って行くと、右側にアコウにまとわりつかれた『歴史を語るアカギの大木』が姿を現します。
私の中ではアコウは着生した元樹を覆って枯らしてしまう「絞め殺しの木」。
アカギ、苦しそう～・・・

・・・と、思ったのですが、このアカギは、沖縄戦で焼かれ幹だけが残った「戦災アカギ（写真参照）」で、その後、幹も台風で折れてしまったところに、アコウが寄生し、アカギを支えたことから、アカギが少しずつ息を吹き返していったとの事でした。
アコウ、誤解していてごめんよ～。

城壁下に着きました。
さて、守礼の門をくぐってこようかな～

と、思いましたが、守礼門方面、意外と人が多いので、割愛します。

瑞泉門目指して、登れ～、のぼれ～。

久慶門を横目に・・・

登って行きます。

漏刻門の塗り直し作業の案内と、正殿復元に向けた塗装試験の説明が置かれているのは、

・・・漏刻門のすぐ下。
まさに作業中です。

奉神門から先は有料区域（※）になります。
※　大人400円、ゆいレールフリー乗車券提示で320円。
9時になり・・・

・・・「御開門（うけ～じょ）」の儀式が始まります。

マスク越しの口上のあと、

中国風の銅鑼が鳴らされ、開門しました。

では、入城します。

おおう、いきなりクレーン！

眼に入ってくるのはまさに工事現場。

ブルーシートで養生されている場所は、大切な遺物が残っているのかなぁ。

工事現場横に設置された通路を進んで行きます。

城壁の外の眺め。
あれは右掖門かなぁ。

遺物を並べた場所あり、

左の建物は女官居室（現ミュージアムショップ）。
中央は世誇殿。ビデオを上映していました。

工事現場の中央にプレハブ小屋があり、のぞき込むと、土台の石積みを見ることができました。

ああ、これが「見せる復興」なのかぁ～。正殿遺構。
世誇殿で建造年代と石積みの違いの解説ビデオを見てから、確認すると楽しかったです。

建物跡は、整地し、遺物を元の姿に並べて、「見せて」くれています。

龍も元の姿のように並べてあります。

赤瓦。
かつての赤色を出すのに、研究を重ねたとTV番組で見た覚えがあります。

手間も費用もかかるでしょうが、一気に廃棄してしまうのではなく、こういう「見せる復興工事」は興味深いと思いました。

トイレを借りるのに立ち寄った復興展示室。
中には焼け残った彫刻などが展示されていました。
普通なら、この程度の残存物（遺物）の展示を行うだけでも「見せる復興」と言ってしまいそうです。

石獅子像。
ひょうきんな表情が悲しい～。

獅子瓦は

こんな姿で屋根を守っていたのですが、

すっかり焼けて・・・

ぎょろぎょろの眼（まなこ）がさみしそうです。

東のアザナから一望する復興エリア。
クレーンが高く伸びています。

私が初めて首里に来た時は「首里城（建物）はなかった」ので、首里城焼失の際のニュースの「沖縄の人の心の拠り所が消失してしまった」かのような報道には、正直、大げさじゃんと思いましたが、丁寧に大切に復興工事を実施している姿勢に触れて・・・

自分の思い違いを悟りました。
やはり、ここは、沖縄の人たちの心の拠り所なのかもしれません。
たとえ、実際の「城があろうが、無かろうが」ですが。

初夏のような３月の陽ざしに照らされて、首里城見学終了です。

平日ですが、春休み期間ということもあり、本土からの若い観光客が次々と訪れていました。
皆、「何か、つかんで」帰って欲しいなぁ・・・。

いったんホテルに戻って休みます。
行動再開はお昼寝後かなぁ。

昼寝して、元気になりました。
せっかく沖縄に居るのですから、沖縄そばを食べに行きます。

沖縄そばも、老舗、食堂、お手軽、進化系・・・、いろいろありますが、ここは新しいお店ながら、木灰を使う伝統製法のそばのお店です。
ゆいレール赤嶺駅の近くにある「自家製麺木灰そば とらや」さん。

メニューは本ソーキそばと三枚肉がのった沖縄そば。
その他ご飯ものが４種類。潔ぎ良いメニューです。

木灰を用いた自家製の麺は２種類から選べます。

本ソーキの中サイズを細麺で。（650円）
（サイズの違いはソーキの量にも連動するというので、中を選びました。）
ソーキが別皿に盛られてきました。

おお、昔の沖縄そばってこうだったね～の麺の食感。
お出汁はあっさり、さっぱり。（ソーキを入れなければ）
実は、３月の最終週も訪沖するんです。
その時は本部の「元祖木灰沖縄そば きしもと食堂」にも行く予定です。

３日目は那覇のダイビングショップを利用して、慶良間の海で３本潜ってきました。
知志の洞窟。写真は全てガイド氏（村山 幸愛さん）が撮影したものです。

この日は７人で一チーム。
ウミウシ好きの人が多く・・・・。
キスジカンテンウミウシ。ガイド氏（村山 幸愛さん）撮影。

珊瑚の綺麗な海の中は「春の幼魚祭り～！」開催中。
ハナヒゲウツボの幼魚。ガイド氏（村山 幸愛さん）撮影。
ハナヒゲウツボは成魚になると、ウクライナ国旗色になります。
是非、検索してみてください！！