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『ゲルニカ』(Guernica)は、スペインの画家パブロ・ピカソがスペイン内戦中の1937年に描いた絵画、および壁画である。<br />ドイツ空軍によってゲルニカが受けた都市無差別爆撃を主題としている。20世紀を象徴する絵画であるとされる。反戦や抵抗のシンボルとなり、「偉大な神が降りた」とも言われる。 <br /><br />1936年7月にスペイン内戦が勃発し、共和国軍とフランコを中心とした反乱軍が争った。共和国政府はピカソにパリ万国博覧会のスペイン館を飾る壁画の製作依頼を行った。ゲルニカがナチスドイツ軍によってゲルニカ爆撃を知り壁画の主題に選んだ。ピカソは絵画をスペイン共和国に無償で寄贈する予定だったが、材料費という名目で15万フランを受け取った。1937年6月末にはスペイン館に絵画が運ばれ、7月12日にはスペイン館の完成披露宴でこの絵画が公開された。<br />この絵画はなぜかスペインに送られることはなく、パリにあるピカソのアトリエに送り返された。1939年3月31日にはフランコ独裁政権が誕生した。 1939年9月には第二次世界大戦が勃発したため、そのままアメリカ合衆国のニューヨーク近代美術館(MoMA)に保管された。<br />1955年夏には18年ぶりにパリに戻って回顧展に出展された。回顧展の最重要作品としてパリ市民に称えられた。ピカソ自身は死去するまでに再び絵画を間近で見ることはなかった。<br />1975年11月にフランコが死去。1981年にはようやく絵画のスペイン返還が決定した。スペインでこの絵画は「故国の土を踏んだ最後の亡命者」とされている。<br />1992年9月、マドリード市内に国立ソフィア王妃芸術センターが開館すると、プラド美術館からソフィア王妃芸術センターに移された。絵画の両脇には非武装の警備員が配備されているが、絵画まで4mの距離まで近づくことができる。1997年にはスペインでもっとも入館者数の多い美術館となった。 <br /><br />画面全体には中世の三連祭壇画とギリシア神殿建築というふたつの異なる宗教美術の影響を見ることができる。時間や空間の超越を表現しており、宗教画的性格をさらに強めている。 <br />当時の絵画としては珍しくモノクロームで描かれているが、各部分の習作や後のタペストリー作品は彩色が施されている。徳島県鳴門市にある大塚国際美術館には絵画の実物大のレプリカが置かれている。<br /><br />美術史家の宮下誠は、全体として「キリスト教的黙示録のヴィジョン、死と再生の息詰まるドラマ、ヒューマニズム救済の希求、すべてを見抜く神の眼差し、それでも繰り返される不条理な諍いと死、人間の愚かさと賢明さ、人知を超えた明暗、善悪の葛藤の象徴的表現の最良の結果」を描いているとしている。ギリシア神話の怪物であるミーノータウロスは暴力、好色、平和など様々な象徴である。この絵画でも灯火を持つ女は真理を表すことがほぼ確実だが、社会主義の象徴であるとする研究者もいる。<br /> (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)<br /><br />大塚国際美術館は大塚製薬グループが1998年(平成10年)に開館した美術館で、西洋名画等をオリジナルと同じ大きさに複製し展示する陶板名画美術館である。 <br />延床面積は29,412m2。建築費や各絵画の使用料(著作権料)などを含め、総工費400億円。坂倉建築研究所が設計し、竹中工務店が施工した。 <br /><br />景観維持と自然公園法により、高さ13m以内とするために、一旦山を削り取り、地下5階分の構造物を含めた巨大な建物を造ったうえで、また埋め戻すという難工事を敢行している。 <br /><br />展示されている作品は、大塚オーミ陶業株式会社が開発した特殊技術によって、世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けたものである。<br />作品は古代から現代に至るまで極めて著名、重要なものばかりを展示しており、これらを原寸で鑑賞することでその良さを理解し、将来実物を現地で鑑賞して欲しい、との願いが込められている。 <br /><br />陶板複製画は原画と違い、風水害や火災などの災害や光による色彩の退行に非常に強く、約2,000年以上にわたってそのままの色と形で残るので、これからの文化財の記録保存のあり方に大いに貢献すると期待されている。 この特徴を生かし、大塚国際美術館では写真撮影が一定条件下で許可されていたり、直接手を触れられたり、一部作品を屋外に展示していたりする。屋外の庭園に展示されたモネの『睡蓮』などはその性質を生かした好例である。 <br />(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)<br /><br />主な展示作品<br />世界25ヶ国・190余の美術館が所蔵する西洋名画1,000余点を、オリジナルと同じ大きさに複製し展示している (館内では「1,075点」と説明されている) <br /><br />B3F - システィーナ・ホール、スクロヴェーニ礼拝堂、フェルメールの部屋、聖マルタン聖堂壁画、聖ニコラオス・オルファノス聖堂、聖テオドール聖堂、貝殻ヴィーナスの家、エル・グレコの部屋、ポンペイの「秘儀の間」など<br /><br />B2F - モネの大睡蓮、バロック系統展示(レンブラント「夜警」など)、ルネサンス系統展示(ダ・ヴィンチ「モナリザ」「最後の晩餐」(修復前と修復後)・ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」など)<br /><br />B1F - ゴヤの家、バロック系統展示、近代系統展示(ゴッホ「ひまわり」・エドヴァルド・ムンク「叫び」・ウジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」・ジャン=フランソワ・ミレー「落穂拾い」など)<br /><br />1F - 現代系統展示(パブロ・ピカソ「ゲルニカ」など) 2F - 現代系統展示<br />陶板画の写真撮影はフラッシュ及び三脚使用禁止という条件で許可される。<br />(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)<br /><br />大塚国際美術館 については・・<br />https://o-museum.or.jp/

大塚国際美術館17 ピカソ『ゲルニカ』-現代- 記念碑的絵画 ☆GARDEN*うずしお海鮮丼

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2020/12/03 - 2020/12/03

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マキタン2

マキタン2さん

『ゲルニカ』(Guernica)は、スペインの画家パブロ・ピカソがスペイン内戦中の1937年に描いた絵画、および壁画である。
ドイツ空軍によってゲルニカが受けた都市無差別爆撃を主題としている。20世紀を象徴する絵画であるとされる。反戦や抵抗のシンボルとなり、「偉大な神が降りた」とも言われる。

1936年7月にスペイン内戦が勃発し、共和国軍とフランコを中心とした反乱軍が争った。共和国政府はピカソにパリ万国博覧会のスペイン館を飾る壁画の製作依頼を行った。ゲルニカがナチスドイツ軍によってゲルニカ爆撃を知り壁画の主題に選んだ。ピカソは絵画をスペイン共和国に無償で寄贈する予定だったが、材料費という名目で15万フランを受け取った。1937年6月末にはスペイン館に絵画が運ばれ、7月12日にはスペイン館の完成披露宴でこの絵画が公開された。
この絵画はなぜかスペインに送られることはなく、パリにあるピカソのアトリエに送り返された。1939年3月31日にはフランコ独裁政権が誕生した。 1939年9月には第二次世界大戦が勃発したため、そのままアメリカ合衆国のニューヨーク近代美術館(MoMA)に保管された。
1955年夏には18年ぶりにパリに戻って回顧展に出展された。回顧展の最重要作品としてパリ市民に称えられた。ピカソ自身は死去するまでに再び絵画を間近で見ることはなかった。
1975年11月にフランコが死去。1981年にはようやく絵画のスペイン返還が決定した。スペインでこの絵画は「故国の土を踏んだ最後の亡命者」とされている。
1992年9月、マドリード市内に国立ソフィア王妃芸術センターが開館すると、プラド美術館からソフィア王妃芸術センターに移された。絵画の両脇には非武装の警備員が配備されているが、絵画まで4mの距離まで近づくことができる。1997年にはスペインでもっとも入館者数の多い美術館となった。

画面全体には中世の三連祭壇画とギリシア神殿建築というふたつの異なる宗教美術の影響を見ることができる。時間や空間の超越を表現しており、宗教画的性格をさらに強めている。
当時の絵画としては珍しくモノクロームで描かれているが、各部分の習作や後のタペストリー作品は彩色が施されている。徳島県鳴門市にある大塚国際美術館には絵画の実物大のレプリカが置かれている。

美術史家の宮下誠は、全体として「キリスト教的黙示録のヴィジョン、死と再生の息詰まるドラマ、ヒューマニズム救済の希求、すべてを見抜く神の眼差し、それでも繰り返される不条理な諍いと死、人間の愚かさと賢明さ、人知を超えた明暗、善悪の葛藤の象徴的表現の最良の結果」を描いているとしている。ギリシア神話の怪物であるミーノータウロスは暴力、好色、平和など様々な象徴である。この絵画でも灯火を持つ女は真理を表すことがほぼ確実だが、社会主義の象徴であるとする研究者もいる。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)

大塚国際美術館は大塚製薬グループが1998年(平成10年)に開館した美術館で、西洋名画等をオリジナルと同じ大きさに複製し展示する陶板名画美術館である。
延床面積は29,412m2。建築費や各絵画の使用料(著作権料)などを含め、総工費400億円。坂倉建築研究所が設計し、竹中工務店が施工した。

景観維持と自然公園法により、高さ13m以内とするために、一旦山を削り取り、地下5階分の構造物を含めた巨大な建物を造ったうえで、また埋め戻すという難工事を敢行している。

展示されている作品は、大塚オーミ陶業株式会社が開発した特殊技術によって、世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けたものである。
作品は古代から現代に至るまで極めて著名、重要なものばかりを展示しており、これらを原寸で鑑賞することでその良さを理解し、将来実物を現地で鑑賞して欲しい、との願いが込められている。

陶板複製画は原画と違い、風水害や火災などの災害や光による色彩の退行に非常に強く、約2,000年以上にわたってそのままの色と形で残るので、これからの文化財の記録保存のあり方に大いに貢献すると期待されている。 この特徴を生かし、大塚国際美術館では写真撮影が一定条件下で許可されていたり、直接手を触れられたり、一部作品を屋外に展示していたりする。屋外の庭園に展示されたモネの『睡蓮』などはその性質を生かした好例である。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)

主な展示作品
世界25ヶ国・190余の美術館が所蔵する西洋名画1,000余点を、オリジナルと同じ大きさに複製し展示している (館内では「1,075点」と説明されている)

B3F - システィーナ・ホール、スクロヴェーニ礼拝堂、フェルメールの部屋、聖マルタン聖堂壁画、聖ニコラオス・オルファノス聖堂、聖テオドール聖堂、貝殻ヴィーナスの家、エル・グレコの部屋、ポンペイの「秘儀の間」など

B2F - モネの大睡蓮、バロック系統展示(レンブラント「夜警」など)、ルネサンス系統展示(ダ・ヴィンチ「モナリザ」「最後の晩餐」(修復前と修復後)・ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」など)

B1F - ゴヤの家、バロック系統展示、近代系統展示(ゴッホ「ひまわり」・エドヴァルド・ムンク「叫び」・ウジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」・ジャン=フランソワ・ミレー「落穂拾い」など)

1F - 現代系統展示(パブロ・ピカソ「ゲルニカ」など) 2F - 現代系統展示
陶板画の写真撮影はフラッシュ及び三脚使用禁止という条件で許可される。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)

大塚国際美術館 については・・
https://o-museum.or.jp/

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス JALグループ
旅行の手配内容
個別手配

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