サラリーマンでも行けるモナコ(ひとりＦ１モナコグランプリ 2/11AM)ⅩⅠ

朝焼けが美しい旅の４日目。
トリノを出て南下しています。

地中海を左に見ながらイタリアから、セレブの国モナコへ♪

隣接のフォンビエイユショッピングモールに車を停めました。
モナコ公国の国旗がはためく海軍博物館♪
この日は貸切でパーティーをやってたみたい。
トリノから、約270kmでだいたい3時間ちょっとで、やっとモナコに到着ですε=(￣。￣ )ﾌｳ

トリノを６時くらいに出て来たから、現在9:30頃だったかな。
天気は回復したのか、コート・ダジュールのイメージそのまま。

で、崖の上にあるモナコらしい、博物館でモールです♪
さらにあの崖の上に大公宮殿がありまして、その大公宮殿にはモナコ大公一家が実際に住んでいます。

コート・ダジュールにある小国モナコは、世界一リッチな国、カジノ、グレース・ケリー、Ｆ１グランプリなどで有名ですよね。

私が行って最初の印象は、坂とか階段多過ぎ(/´△`＼)ｵｰﾏｲｶﾞｯ

キラキラ輝くハーバーは、フォンビエイユハーバー♪
豪華なクルーザーがたくさん係留されてます。

Google先生の地図だと、高低差が分からず大公宮殿に簡単に行けそうで、実際は行けない( ´ﾟдﾟ｀)ｴｰ

途中、お巡りさんに道を聞きながら、まずはモナコの貴族が暮らす大公宮殿を目指します♪
モナコはもちろん独立国として、主権を持っているちゃんとした国家ですが、かなりフランスの影響下にあるのも事実。
実際、モナコの王族に男系が途絶えたら、フランスに吸収されるはずでしたが、2005年王様のレーニエ3世が死去し、息子のアルベール2世が即位した時に同年12月フランス・モナコ友好協力条約を締結しました。
この条約は、王家のグリマルディ家に跡継ぎがなくなっても公国は将来も存続することをフランスが保証する条約なのです。

途中、アルム広場で小さなマルシェがやってました♪
昨日までの一面雪の白の世界から、一転カラフルさが印象的です。
南フランス(フランスじゃないけどね)に来た雰囲気♪

もうすぐヨーロッパは春を迎えますね(´- `*)

リンゴも光輝いてる♪

では大公宮殿へ。
まだ登るらしい(;^_^A
結構、海抜から上にあるんだね。

おっ！？
ここから宮殿かしら？
乗り物が入れないくらいの間口。
車なんかは、別の入口があるんだろうね。
gateway to rockという15世紀に作られた門だそうです。

かなり登ってきましたので(O.O;)
ここから、モナコの街並みが一望出来る！！
さすが王族の宮殿。

下界の民を見下ろす感じが、また堪らない(笑)
まぁでも、モナコですから下界といっても、私なんかよりはるかに優雅な暮らしぶりなのは間違いない(;^_^A

フランソワ・グリマルディの像。
当時、都市国家だったジェノバの人間で、モナコの国の始祖といわれる人。
今の王様(モナコ公国なので、ホントは王ではなく公)のアルベール２世とは、直系ではないらしいけどね。

なんとか大公宮にたどり着きました(;´Д`)ﾊｧﾊｧ
坂多し。

差別とかではありませんが、モナコの宮殿の衛兵が黒人だったのが意外(ﾟAﾟ; )
国の成り立ちからしてね。

パレ広場には、モナコのスーベニアショップがありましたが、まだ開いてなかった(>_<)ｳｯ
リーグアンの強豪モナコのシャツがカッコいい♪
モナコは小国なので、モナコだけでリーグ戦なんて当然出来ずに、フランスリーグに参戦してます。

さっきのフランソワ・グリマルディがここの砦を攻略したのがモナコの国としての始まりだそうなので、この場所は大事なとこなんだろね。
大砲や玉のレプリカが置いてある。

高台の宮殿から見る景色は最高の眺めでした(´- `*)

さてさて少しだけ歩いて移動。
モナコのここに来たかったのです♪
モナコ大聖堂でーす(*･ω･)ｳﾎﾎ

かのグレース・ケリーがここで結婚式を挙げた教会♪

1956年この年に、ある映画のような出来事が実際に起こりました。
銀幕の大スターからモナコ公妃になったグレース・ケリーは、ストラップ付きのエルメスのバッグでおなかの赤ちゃんを隠して守りました。
その際、撮られた写真は世界中に広まり、そのバッグは一躍有名になりました。
ケリーバッグの誕生でした。

そんなスターがこのモナコ大聖堂を結婚式の場所に選んだのです♪

この階段を歩いたんだね♪
感慨深いです。
私の年代は全くグレース・ケリーではありませんが、相当な美人さんで今でも映画スターとして通用するような人がモナコ王妃になるなんて、ドラマチック過ぎる(ﾟAﾟ;)ﾅﾆｿﾉｼﾝﾃﾞﾚﾗｽﾄｰﾘｰ?

うーん、全く派手な要素は見つかりません。
ファサードすらシンプル。
路駐多いしな(-_-)

それがどうでしょう♪
一歩中へ入ると、このゴージャス感(´- `*)ｵｵｵ

大理石の司教座や祭壇、ニースの画家ルイ・ブレアによる祭壇画、黄金色に輝くモザイク画などが見所です♪

シンプルなんだけど、とっても気品のある雰囲気です。
グレース・ケリーの印象もあるんでしょうけどね。

大聖堂の祭壇の裏には歴代の大公の墓所があり、1982年グレース・ケリー、2005年レーニエ三世が亡くなりまして、それぞれの墓石もあるそうです。
今もグレース・ケリーが眠るモナコ大聖堂、とっても良かったです!!ピシャー('ω')ーン!!

大聖堂をあとにして、すぐ近くにモナコ海洋博物館がありました。
この時は全く興味なかったのですが、わずか14ユーロでめっちゃ面白いと口コミが多数。
入らなかったことを、今さら後悔。

この外観から海洋博物館って言うんだから、子供も楽しめる水族館だなんて思わなかったの。
それがなんとΣ(･ω･ﾉ)ﾉ!?
日本ではなかなか見られない地中海や、ヨーロッパ北方の海の生物がたくさん展示されてるんだとかΣ(ﾟдﾟlll)ﾏｼﾞｶｰ

目の前に広がるコート・ダジュール♪
かなり美しい光景でした。

この海沿いの豪華な庭園はモナコのオープンエアシネマだそうです。
あの芝生のとこに仮設のスクリーンやら、イスやらを置いて、映画を観られるんだと。
どこまでセレブなんだよ、モナコ(=д= )ﾏﾌﾞｼｽｷﾞﾙｾﾞ

ここで初めて庶民の私は場違いなんじゃないかと自問(　ﾟ 3ﾟ)ｺｺﾆｲﾃﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞ?

この辺はモナコヴィルというエリアで、セレブなモナコでも、特に街の雰囲気がハイクラスな方々が暮らすエリアっぽい。

ここから見えるモンテカルロはものすごく美しい街並み。

よくＦ１の中継の時に、優雅にクルーザーからレースを眺める方々がいらっしゃいますが、あれがその船たちですね(O.O;)
後藤久美子もアレジとあれに乗ってるんですね(;^_^A

モナコは世界で２番目に小さな国。
でもモナコの１人当たりのGDP(国内総生産)がUS$184,808で世界で1位、日本円にして約2,000万円(2018年$1≒108円前後)
ちなみに日本は33位US$39,087で、日本円にして約422万円。
これは年収とかではなく、その国の人々が産み出した付加価値のこと。
簡単にいうとモナコと日本の人それぞれが一年で作り出した、１人当たりの儲け。

この差ヤバいな((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
そりゃモナコの67人に対して１人 の割合で警察官いるわ。
公共の福祉に対するお金の差が違いすぎる。

高台のモナコヴィルから少し降りて来ました。
さていよいよＦ１モナコグランプリの市街地コースモンテカルロです♪♪(/ω＼)ｷｬｰ

私、車とか鉄道とか好きなんです♪
今朝までフィアット本社に泊まってたくらいなもんで(笑)

さてとまずは本物のドライバーみたく、偉そうに歩いてコースを下見してみたいと思います♪

モンテカルロのコースレイアウト
左の薄い三角ら辺がスタート地点。
①サンデボーテ(第一コーナー)
②ボーリバージュ
③マスネ
④カジノスクエア
⑤ミラボー
⑥フェアモントヘアピン
⑦ポルティエ
⑧⑨トンネル
⑩⑪ヌーベルシケイン
⑫タバコ
⑬⑭⑮⑯ルイシロン(プール)
⑰ラスカス
⑱⑲アントニーノーズ

まずはスタート地点から普段はアルベール一世通りですが、本番はホームストレートで一番スピードが出るところ♪

グランプリ時は、観客席が組まれるホームストレートとシケイン裏は、この時はラジコンカーのサーキットが出来てました♪
いつでもレースなのね、モンテカルロは(´- `*)

おっ！？patinoireだって(O.O;)
真冬はスケート場なんだ♪

大昔のマシン♪
今のＦ１マシンとはボディが全然違うな。
この時は空力とか無視か(;^_^A

スタートして、最初のカーブを曲がるといきなりボーリバージュ♪
斜度8.1度の急勾配で、左右に緩くカーブしている。右側は海側で崖、左側にはホテル・エルミタージュと高級ブランドショップが立ち並ぶ、長い登り坂。

ボーリバージュの壁面。
モンテカルロはやっぱりレースのイメージが強いもんね♪

ボーリバージュを登りきるとマスネ。
モンテカルロ市街地コースで42mのコース最高地点となる場所。

マスネはオテル・ドゥ・パリの前を回り込む左コーナーでして、前の車を抜くチャンスでもある♪
高速コーナーな。
↑
なぜか偉そう

市街地コースなので、道幅はかなり狭い。
モンテカルロはオーバーテイクのチャンスが少ないのも、難しいコースの要因。

カジノスクエアを抜けて、少し下り坂。
ミラボーまで少しの直線。
ここもオーバーテイクのチャンスだね♪

あぁぁ(´- `*)
ここもモンテカルロのポイントのひとつ。
ミラボーだぁ(*･ω･)
このクリーム色の壁は何度も何度もテレビで観てた♪

レースの時じゃないのに、常に縁石が敷いてある。
この下りながらの右コーナーは難しいらしく、縁石と排水溝の窪みにイン側右フロントタイヤを引っかけて回るんですって。
今は亡き、今宮純さんが仰ってた気がする。
川井さんだったかもしらんが。

それにしても狭い(>_<)
Ｆ１マシンがこんな狭い市街地コースを時速200km、300kmでかっ飛ぶなんて考えられん。

ミラボーを越えるとカーブし続けながら、あの名物ヘアピンへ♪

そう、あの正面のフェアモントホテル♪

フェアモントホテルの前にわざわざ「世界一有名なコーナー」って石碑があった(笑)

そうね、確実に世界一有名なヘアピンカーブだわな。
この画絶対にみんな一度は見てるはず。

惚れ惚れする曲がり具合←バカかもしれない

ここで唯一、ギアを一速まで落とすんだって。
あとでもう一度、市街地コースを車で走るんですけど、この旅で一番テンション上がりましたﾓﾅｺｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!!

もしかしたら、スイスの山々よりも興奮したかも。
後程、我がオペルがここをトロトロ走りました(笑)

フェアモントヘアピンの先は急に下って迎える右コーナーのポルティエ。
ここを抜けると、左手には地中海が広がります。
ポルティエとは港の意味でして、コースの下に小さな入江があるんだそう。
かつてのモナコGPでレース終盤トップを独走していたアイルトン・セナがポルティエ出口でクラッシュしたこともあるし、ポールポジションのミハエル・シューマッハがレース１周目にここポルティエ手前でクラッシュしたこともある。

ポルティエを抜けて地中海を正面に見る。
この辺は、もう市街地コース感満載♪
両サイドに縁石が常設なんだね。

この画もよく見るよね。

さて海沿いへ出てきました。
ここから左方向へアクセルフルスロットル♪♪

Ｆ１唯一のトンネルです。
暗がりのトンネルを、時速300km近く出しながらぶっ飛ばします。

マシンが火花飛ばしながら、緩く右カーブを越えて行きまして、

すぐ左には蒼く輝く地中海。
最高の市街地コース♪

トンネルの途中にモンテカルロスターなる、アパートメントがあった。
ちょうどグランドカジノと海の間にある、超がつく高級アパートメント。
トンネル側に入口があんのかなぁ？

トンネルの出口に何故か急にスーベニアショップがあった(笑)
Souvenirs Shop Louis II Monaco
モナコではあまりこういうお店が無かったから、コース下見中ではあるが覗く|дﾟ)ﾁﾗｯ

やっぱりＦ１からみのものが多い♪
赤い跳ね馬フェラーリグッズ♪

もちろんリーグアンの強豪モナコのグッズもちゃんと売ってました。

でも圧倒的にＦ１ですね、モナコ。

で、私のお土産はカジノのチップのレプリカ(笑)
２ユーロなりー(´- `*)ｵｶﾈﾅｲﾉ
置物として飾ろう♪

ではコース下見に戻りまして、トンネルを抜けます。
モナコヨットクラブを左に見ながら、

マリーナに出て来ました♪

この辺りでヌーベルシケインだな。

ここはさすがにシケインになって無かった(笑)
普段は直線道路。

さてこの先にタバコ。
タバコ屋があるからという、このコースで一番安易な名前のコーナー。

それにしても高級クルーザーがこんなに停泊してる。
この港だけでいくらの資産になるのか( ﾟεﾟ；)ｺﾞｸﾘ

１ついくらなんでしょね？
2～3億？5億？、全く想像つかない。

さてとタバコを曲がりまして、

ルイシロンへ。
プール(さっきのアイススケート場兼ラジコンコース)をコの字形に避けたコース取り。

シケインが連続する形で進みまして左へ避けて

右へ

また右へ避けて

もう１つのヘアピン。
ラスカスへ。
ちょっと小さいけど正面のレストランがラスカスの名前元。
その名もラスカス(La Rascasse)。

そしてこの辺がピットレーン。
華やかなドライバーや、レースチームがたくさん観られる場所。

もう通常時もピットみたくなってるのね♪
これでざっくり3.34kmをぐるっと約１時間30分くらいかけて歩いて来ました(笑)

この3.34kmを2019年にメルセデスのルイスハミルトンは1分10秒で一周しちゃうんです。
まさにモンスターマシン♪

ではこの後、車を取りに戻りまして、夢の本番を(私にとっての本番ね)走りたいと思います(* ﾟ∀ﾟ)ﾜｸﾜｸ♪♪

街歩きとコース下見で、もう腹ペコです。
もう昼近くだし、朝メシ食ってないしね。

で、このセレブの国モナコのランチを、マクドナルドで食べちゃうという、シュールさ(笑)

モナコのマックはきっとセレブリティに違いない。
ゴージャスな味を期待しちゃうんです(´- `*)ｷﾗｷﾗ

ふっ、ふっ、普通やないかーい(ﾉﾟДﾟ)ﾉ
この旅で初めて食べたファストフードは、セレブの国モナコ、グレース・ケリーのモナコ、Ｆ１グランプリのモナコの味。

では、この愛車でモンテカルロを疾走しようではないか(笑)

うそです。
私の車の隣にあった超高級車でした。
この後、借りたオペルで、一周10分くらいかけて(信号あるしね、安全運転で)ちゃんとモンテカルロ市街地コースを走って来ましたよ(/ω＼)ｷｬｰ♪♪
アガっちゃって動画を撮り忘れてましたΣ(ﾟдﾟlll)ﾏｼﾞｶｰ

人生五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。一度生を享け、滅せぬもののあるべきか。
短い人生ですが、モナコを走るという夢が叶いまして、感無量でごさいます。
急に敦盛(笑)