2018/10/28 - 2018/10/28
4位(同エリア171件中)
かっちんさん
奥会津を走るJR只見線の紅葉スポットを路線バスで巡ります。
会津バスが始めた「奥会津ぶらり旅」は、今の時期、只見川の紅葉をバス車窓から眺め、鉄道撮影ポイントとして人気の「只見川第一橋梁」や只見川の水面がエメラルドグリーンに染まる「霧幻峡(むげんきょう)の渡し舟」、早戸温泉などを訪れることができます。
鉄道の運行頻度が少ない中、路線バスは絶景スポットと道の駅を効率よく行ったり来たりします。
只見線の列車が只見川第一橋梁を渡る鉄道撮影では、バスが近くの「道の駅」に45分停車し、その間に上り1本、下り1本の列車をカメラに収めることができます。
霧幻峡と呼ばれる流域は、かつて早戸駅と只見川を挟んだ対岸の三更(みふけ)集落を結ぶ唯一の交通手段が渡し舟で、集落10戸すべてが和舟を所持していました。
しかし、昭和39年(1964)の裏山崩壊により集団移住となり、集落廃村に追い込まれた歴史があります。
そして、長い間途絶えていた渡し舟を、三更で育ち郷土写真家の星 賢孝さんが復活。平成22年(2010)から定期運航させたのです。
只見川には数多くのダムがあるため、霧幻峡の流れはほとんどなく、まわりの景色が水鏡に映り、まるで別世界に来ているみたいです。
今日は会津若松駅前から「奥会津ぶらり旅」の路線バスに乗り、紅葉真っ盛りの只見川沿いを走り、只見川第一橋梁、会津柳津、霧幻峡を巡ります。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・会津バス「奥会津ぶらり旅」
・LINEトラベル「これは夢か幻か?奥会津の「霧幻峡の渡し」は美しく儚き幻想体験」
・霧幻峡プロジェクトの現地説明板
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝の会津若松駅
-
奥会津ぶらり旅 ~路線バスでつなぐ只見線の旅~(案内板)
只見線の魅力のスポットを観光バスではなく、路線バス(会津バス)として巡ります。
紅葉の時期(10/20~11/11)は、毎日運行しています。
会津若松駅前を7:30に出発。道の駅を2ヶ所、鉄道撮影ポイント、霧幻峡、早戸温泉などをまわります。 -
バスの乗客
会津若松から、かっちん夫婦を含め9名が乗車。
旅行者に意外と知られている路線バスです。 -
只見川線フリーチケット
路線バスは行ったり来たりするので、区間ごとに設定された運賃よりお得なフリーチケット1,500円を購入します。
フリーチケットは、バス車内で発売しています。 -
バスの形式は「キハ40 252」
「キハ40」は只見線(鉄道)を走っているディーゼルカーの形式で、外観の塗装まで似せています。
行先表示器の両側には前照灯が黄色く描かれています。
通番「252」は、只見線と並行している国道252号線をバスが走るからでしょうか。 -
みしまっぷ
最初のスポット、三島町の道の駅「みしま宿」に8:45に到着。
ここで45分間停車し、只見川第1鉄橋が見えるビューポイントで鉄道写真(上り1本、下り1本)が撮影できます。 -
イチオシ
紅葉に囲まれた只見川橋梁を渡る鉄道(絶景ポイント)
列車はガタンゴトンと響かせながら、ゆっくりと橋を渡ります。 -
あれっ、路線バスが走ってる・・・(車窓)
再びバスは発車し、1区間目終点の会津川口駅まで走ります。
只見線沿いを走る路線バスはすでに廃止されているので、地元の人はキョトンとしています。 -
上田ダム湖(金山町)
三島町の隣が金山(かねやま)町です。 -
只見川沿いの紅葉(金山町)
バスは会津川口駅で引き返し、2区間目(逆方向)を道の駅「奥会津かねやま」へ向かっています。
鉄道の駅をいくつか立ち寄るので、途中からバスに乗車することもできます。 -
奥会津の雪国の住居(金山町)
-
道の駅「奥会津かねやま」(金山町)
10:05に到着。20分間休憩するので道の駅と旧五十島家住宅を見学します。
赤かぼちゃは金山町の特産品で、一般的なかぼちゃよりさらにコクのある甘みが特徴です。 -
通票閉塞装置(道の駅)
只見線で使われていたもので、列車の衝突を防ぐため、一つの閉塞区間に1列車だけ入れる信号保安システムです。 -
通票閉塞装置の内部(道の駅)
電気部品とその配線が見えます。 -
旧五十島家住宅(道の駅の裏)
代々農業を営むために使用してきた住居の主屋で、少なくとも18世紀半ば以前の建立と推定されています。 -
上田ダム湖の紅葉(金山町)
再びバスに乗り、早戸、道の駅「会津柳津」へ向かいます。 -
紅葉の只見線(金山町)
第四只見川橋梁の影が白い岩肌に複雑な模様となって映っています。 -
只見線の珍しいアーチ橋(早戸付近)
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紅葉のバス旅を満喫する乗客(早戸付近)
会津柳津~会津川口間は往復するので、紅葉が2度楽しめます。 -
エメラルドグリーンの只見川(会津柳津付近)
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道の駅「会津柳津」
11:10に到着。ここは会津川口からの2区間目の終点。
35分間停車するので、周辺を散策します。 -
幅広い只見川(会津柳津)
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美しい紅葉の中に佇む圓蔵寺(会津柳津)
あまりにも美しい景色なので、明日また訪れます。 -
早戸温泉バス停
道の駅「会津柳津」から3区間目を順方向に走り、終点の早戸温泉に12:15に到着。
ここでバスとお別れします。 -
早戸温泉周辺の案内図
バス停から5分ほど歩いたところに早戸温泉「つるの湯」と桟橋があります。
桟橋は「つるの湯」が所有し、以前は遊覧船を出していたことがあるのですが、現在は「霧幻峡の渡し」に貸し出しています。
「霧幻峡の渡し」は、廃村になった対岸の旧三更(みふけ)集落に渡り、1軒だけ残っている古民家まで散策し、戻ってきます。
早戸温泉は三島町、対岸は金山町です。 -
イチオシ
霧幻峡をゆっくり進む渡し舟
「霧幻峡の渡し」の営業期間は4月下旬~11月中旬。料金は1隻5,000円。
事前予約が必要で、奥会津観光が窓口になっています。
私たちの時は三島町役場が募集していました。 -
早戸温泉神社
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早戸温泉の滝
切り傷に効く人気の温泉です。 -
お世話になる船頭さん(霧幻峡)
定年後、地元に戻り、渡し舟の仕事を始めた船頭さんです。
いざ出航。手漕ぎなので対岸まで15分ほどかかります。 -
水鏡に映る「つるの湯」の建物(霧幻峡)
只見川には数多くのダムがあり、霧幻峡の流域は流れがほとんどなく水鏡になっています。 -
霧幻峡の下流側
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櫓を漕ぎながら進む「渡し舟」(霧幻峡)
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清々しい霧幻峡
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澄み切った青空の霧幻峡
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イチオシ
対岸の旧三更集落(霧幻峡)
山から流れ込む川があるので、水面の紅葉が気持ちよく揺らいでいます。 -
舳先は急遽早戸駅へ(霧幻峡)
早戸駅に人が集まっているので、まもなく列車が来ることに気づきました。
近くまで行って眺めることにします。 -
早戸駅周辺の紅葉(霧幻峡)
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イチオシ
霧幻峡から眺める只見線
舟から鉄道写真を撮るのは初めてです。 -
旧三更集落からの眺め
対岸の桟橋に到着。 -
「霧幻峡の渡し」の説明
船頭さんがガイド役になります。 -
庚申塔(旧三更集落)
古民家まで散策します。 -
旧三更集落から霧幻峡の眺め
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古民家に到着(旧三更集落)
現在、首都圏の方が持ち主になっています。 -
古民家の二階(旧三更集落)
天気がいいので、家の方は布団干しや何やら作業されていました。
散策は30分ほどです。 -
イチオシ
霧幻峡の渡し
では、旧三更集落から渡し舟で水鏡を見ながら早戸温泉へ戻ります。 -
水鏡の霧幻峡
現在は只見川に橋が架かり、車で旧三更集落へ行き来ができます。 -
目の前が只見川の早戸駅
霧幻峡をあとにし、早戸温泉からトンネルを歩いて15分で早戸駅に来ています。 -
紅葉の只見線(早戸駅)
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美しい彩りの奥会津瀬の紅葉(早戸駅)
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早戸駅から霧幻峡の眺め
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山深い早戸駅に停車する只見線
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イチオシ
只見川沿いを走るディーゼルカー(早戸)
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奥会津の紅葉(早戸)
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あわまんじゅう
道の駅で購入した柳津名物あわまんじゅうをおやつにします。
老舗6店の食べくらべセットです。味は各々個性があります。 -
会津若松行きの列車
今晩の宿は西山温泉「滝の湯旅館」。
列車で最寄り駅の滝谷駅へ向かいます。
今日は路線バスの旅を十分満喫できました。
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