夏の中国西安3泊4日。2日目後編(華山、長空桟道)

(12:20)華山最高峰の南峰に着きました。標高2154.9m。とここで山の天気は変わりやすいの格言どおりポツポツ雨が降ってきました。実はユニクロのポケッタブルパーカーは持って来てましたがホテルを雨はないだろうと、出る時小さいとはいえ荷物になるからと部屋に置いてきました。ザーザー降りではないもののこれが本降りになるのか回復するのかこのまま雨降ってたらこの後の長空桟道は無理なのとか少し不安になりながら南峰を後にしました。

途中、丁度いい具合の岩場があったので少し雨宿り。

結構カッパを着てる人が多かったのでみんなちゃんと準備してるんだなと感心してたら…

売店で売ってました。この時点では雨はほとんど止んでたので必要ないかなと思いつつ最悪の状況もあり得るし背に腹は変えられないので買いました。確か15元。

道中、売店や食事処も所々ありました。飲み物も各種ありましたが、やはり山値段で割高でした。自分は水を持って行ってたので山では何も買いませんでした。

(12:50)いよいよ本命の長空桟道の入口へ来ましたが、これまた超長蛇の列。天気は曇ってますが、すぐそばの屋根付きの休憩所でバッグの中を整理と今回GoProをヘッドマウントで撮影するつもりだったのでその準備をしつつ様子見。ただここまで来て諦める訳にはいかないので 天候による中止にでもならない限りは並ぶつもりでいざ超長蛇の列へ。

(13:30)言葉通りの長蛇の列。ピクリとも動かない。いつになるのだろうか。

少しずつ進みながら何とか天気は太陽が見えてきた。

ただ太陽が隠れると風が結構吹くので寒くなる。自分は日焼け対策でロンTの上にTシャツだったのでまだ耐えれましたが、後ろの中国人の男の子2人は半袖だったので寒さと長時間の列に座って丸まってました。

(15:30)やっと入口までやって来ました。ここまで2時間。もう文句を言っても仕方ないし何より天気は晴れてきたので万全の状況で行けるので良かった。GoProもヘッドマウントセットして、カメラも首からぶら下げて、iphoneもネックストラップへ付け替え準備万端。安全ベルト代30元払って、ここで荷物もバッグは預けます。バッグは無造作に置かれ盗難とかセキュリティ的な事とかちょっと心配が頭をよぎりましたがみんな置いてかされてるので信用するしかない。

安全ベルト代のチケット。日付とナンバリングされてるので半券がバッグ本体に付けられてるのかなと思いつつそんな丁寧ことはしてなった記憶しかない。

いきなり90度絶壁を下りからスタート。ホントこの時点で雨でなくて良かった。

長空桟道は1本道なので行きと戻りの人が重なりその時の状況によりますがまあまあ待ちながらの行程でした。ただ場所が場所だけにそこはみんな譲り合いの精神でお互い手助けしながら渡って行きました。

足場は結構しっかりしていました。ただもの凄い数の人が渡ってるはずで、ここのメンテナンスとかどうしてるのと思いつつ足を出したりしてみる。

こんな所もあったり…

こんな所も渡って…

なんとか折り返しの所まできました。

(16:30)帰りは来たところをそのまま戻ります。行きはちょっと緊張していた分壁ばかり見てましたが戻りは少し余裕を持っていけたけどその分 やや怖さが増したような気がしました。バッグも無造作に置かれてましたが無事回収。
長空桟道自体はそんなに長くはないと思いますが、混雑具合によって行程時間は色々で今回の自分は約1時間かかり戻った時にはすでに16:30でした。でも無事本命に行けたので大満足。

(16:45)時間も時間なのでもう東峰はいいかなと思いつつそんなに遠くなさそうだったので行く事に。

ここに来てのこの階段はキツイ。

(17:00)東峰到着。

やっぱり東峰来て良かった。まさに絶景。

北峰まではだいぶ下るルートなので色々見ながら下りました。これはわざわざ登らなくてもすぐそばに階段がありました。

ギョンブ？ツッコミ所満載の案内表示になんか癒される。

やっぱりキュウリは売っていた。中国の人にとってはデザートととしも食べるようでした。

(18:30)北峰到着。

北峰ロープウェイ乗り場は北峰のすぐそばなので最後の華山を堪能。夕日に照らされすごくきれいでした。
あとはチケットを買ってロープウェイに乗って華山北駅まで行って電車で西安まで帰るはずでしたが…

(19:00)ここにきてロープウェイ乗り待ちの大行列。さすがに言葉を失う。並ぶ以外方法はないので並ぶ。ここで初め西安戻りの電車を気にし始める。

(21:00)完全に陽が落ちました。結局1時間並んでロープウェイでやっと降りてバス乗り場は空いていたのですぐバスに乗ったのが夜9時。

もう諦めてましたが、トラベルセンターへ戻って華山北駅行きのバスを聞いたらもう無いとの事。どうすばいいか尋ね言われた方向に行くとタクシーのドライバーが待ってましたとばかりにかけてきて、駅までと言いつつ、ちなみに西安行きの電車はあるのと尋ねるともう無いとの事。すると西安まで行くよと、いくらと聞くと、500元。値段交渉もこちらが明らかに不利なので460元までで帰れるから仕方ないと思ってたら隣にいた中国人のお姉さん3人組が助け船いてくれて、そこからドライバー達とお姉さん達の幾度にも及ぶ押し問答の末、お姉さん達のタクシーに300元で乗せてくれました。結局華山からタクシーで1時間半かけて最後はホテルの前で降ろしてもらいお姉さん達とドライバーに感謝してなんとか帰れました。
時間にして夜23:30。もはや写真もとる暇も立場もなかったので戻ったホテル近くに猫を撮りました。
色々ありましたが本命所は全部行けたし、天気も結果良かったし、無事戻れたのでいい経験になりました。それにしても人の多さにはホントにマイッタ。