橿原神宮 紀元祭

奈良県には有名所の神社が数多くあり、ミーハーな自分はどこに行くか毎年悩むほどですw
橿原神宮も、初詣などは大変な賑わいになりますが、普段は静寂に包まれた清い空間です。

それが年に一度、初詣よりも大変な事になるのが「建国の日」。

2月11日の建国記念の日に行われる紀元祭。

紀元とは日本固有の暦で、大和朝廷の開祖・第一代天皇・神武天皇が、畝傍山の東南に橿原宮を建て即位したのがその元年とされています。

明治23年（1890年）故事に記されたその地に、神武天皇を祀り創建されたのが橿原神宮。そんなわけで大変由緒深く、紀元祭には、全国から多くの参拝客が訪れます。

天皇行幸・奉祝式典があった紀元2600年（昭和15年）の参拝者は約1000万人に及んだとか。ある意味、ここもひとつの日本の故郷の地ではないかと思う。
この日もお参りには、おじいちゃん・おばあちゃん多数でした。

なお、内拝殿に参拝、式典に参加するには事前の申し込みが必要のようです。（私は今回は外より見学）なにやらお土産も貰えるようです。

境内では、降りしきる雪の中でも、武術の奉納が行われておりました。剣道、子ども空手、居合い、棒術や十手、吹き矢といった滅多に見られないものまで。

奉納剣詩舞です。これ、歴史好きの皆さんは楽しめるかと。源平、戦国、龍馬、乃木さんまで題材に選ばれていたので。

稽古を積んでおられる方の一芸はやはり見応えありですね。

雪中寒椿 (かんつばき)。最も雪が似合う花ですね^^


橿原神宮 国宝館にも立ち寄りました。主に宝刀などの奉納が目を引きます。

東郷平八朗など、日本の命運を担った方が、祈りや感謝を込めてこちらに奉納されたのかもしれません。

あと、ハンサムな神武天皇肖像画とかインパクト大…

当日は、twitterで、雪の橿原神宮の景色を投稿。雪のお出かけは大変でしたが、皆さんに楽しんでもらえたようです。

普段はひっそりとした厳かな空気の橿原神宮です。
機会があれば一度お越し下さい。