エドヴァルド・ムンクの『生命のダンス』

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、エドヴァルド・ムンクの『生命のダンス』について書かせていただきます。

複雑に絡み合う男女を描いた『生命のダンス』

今回ご紹介する『生命のダンス』はノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクが1899年から1900年にかけて描いた作品です。
125cm×191cmのキャンバスに描かれた油彩画で現在は、ノルウェーのオスロにあるオスロ国立美術館で所蔵されています。

鮮やかな色彩で明るい絵画のようにも見える『生命のダンス』ですが、実は複雑に絡み合った男女を描いたムンクらしい作品といえます。
中央に描かれた男性はムンク自身で、白・赤・黒の服を着た女性は、それぞれ清純・情熱・死を表しているといわれています。
『生命のダンス』の左側に描かれた白い衣服の女性は、明るく穏やかな表情をしていますが、右側に描かれた黒い服を着た女性は、頬がやつれ深刻そうな表情をしていますね。

ムンクはこの頃、「愛と死」や「不安」を作品の主題としていました。
ムンクの代表作といえる『叫び』もこの頃に描かれた作品です。

複雑な感情が描かれた作品ですが、鮮やかな色彩で描かれており印象に残る絵画ですので、飲食店などお店に飾る1枚としてもオススメです。

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