ラズベリージャムの2つの小さな瓶、キッチンテーブルの上に新鮮な赤いラズベリーの木製ボウル。

「ジャム」の冷凍方法は?上手な保存のコツやおいしい活用レシピを紹介

2022/12/16

ジャムは冷凍保存しておいてもすぐ使えるということをご存知でしょうか。ジャムは冷凍しても固まってしまわないため、冷凍保存が向いています。使い切れない量のジャムがある場合は、小分けして冷凍保存しておくと便利です。本記事を参考に冷凍方法を覚えておきましょう。

ジャムは冷凍しても固まらない

ジャムを食べたいけれど、そんなに頻繁には使わないため、封を開けても使い切ることができないという方も多いのではないでしょうか。手作りのジャムを作りすぎてしまって、短期間では食べ切れないという場合もあるでしょう。

ジャムは冷蔵保存が一般的ですが、開封済みのジャムは冷蔵してもあまり日持ちしません。実は、ジャムは冷凍してもカチカチに固まってしまわないため、冷凍保存がおすすめです。

ジャムの冷凍保存方法は大きく別けて2つ

「食べ切れないから」という理由で開封済みのジャムを冷凍する場合でも、瓶のまま冷凍しないでください。冷凍して中身が膨張してしまい、瓶が割れてしまう危険性があります。瓶詰になっているジャムは冷凍に適した容器に移し替えて冷凍しましょう。

用途や使う分量にあわせて、冷凍用の保存袋を使う方法と冷凍用容器を使う方法のどちらかを選択して、ジャムの冷凍に使ってください。

ここでは、保存袋を使った冷凍方法と保存容器を使った冷凍方法について紹介していきます。

ジッパー付きの保存袋を使う

短期間で使うジャムの量があまり多くない、という方は、1回分ずつ食品用ラップに包んで小分けし、ジッパー付きの保存袋にまとめて冷凍する方法がおすすめです。必要な分量だけ取り出して解凍できるため、残りの冷凍ジャムが劣化しにくくなります。

ここからは、ジッパー付き保存袋を使ってジャムを冷凍保存する方法について、手順とコツを見ていきましょう。

1:ジャムを小分けにして食品用ラップで包む

食品用ラップにジャムを1度に食べやすい量だけとって、空気が入り込まないようにぴったりと包んでください。1度解凍したジャムを再冷凍することはできないため、1回で使い切れる量ずつ小分けにすることがポイントです。

2:ジッパー付きの保存袋に入れる

食品用ラップを使って小分けにしたジャムをまとめて、冷凍用のジッパー付き保存袋に入れます。食品用ラップに小分けしたジャムが重ならないように入れ、保存袋をなるべく平らにし、空気を抜いてから袋を閉じてください。空気を抜くことでジャムの劣化を防げます。

金属製のバットやトレイに保存袋を平らに乗せて冷凍すると急速冷凍できるため、ここでも劣化を防ぐことができます。

密閉できる容器を使う場合

よくジャムを使うので消費量が多いという方は、冷凍用の保存容器を使って冷凍しましょう。使う分量に適した密閉できる容器を選び、フタをして冷凍保存しておきます。

保存容器を使って冷凍したジャムも、一度取り出したら使い切ってください。再冷凍はできません。冷凍庫から取り出して、少しだけ使い、解凍しきらないうちに冷凍庫に入れるという扱いも再冷凍になるので避けてください。

ジャムの解凍方法

ジャム各種
margouillatphotos/gettyimages

ジャムは糖度が高いため、冷凍してもカチカチに固まることはなく、冷凍庫から出せばすぐに柔らかくなります。

特別な解凍は不要で、基本的に冷凍庫から取り出してすぐに使えますが、冷たすぎることが気になるという方は、20~30分程度前に冷凍庫から冷蔵庫に移しておくとよいでしょう。

冷凍ジャムの保存期間は?

市販品のジャム程度まで糖度が高ければ、冷凍しておけば6カ月程度は保存可能です。保存袋を使った冷凍方法でも、密閉容器を使った冷凍方法でも、保存期間は変わりません。

自家製ジャムで砂糖を少なめにしてあると、糖度が抑えられているため、保存可能期間は6カ月より短くなります。

冷凍したジャムの活用レシピ

ジャムは冷凍しておいてもカチカチに固まってしまわないため、便利に使えます。ジャムはパンにつける以外にも活用方法がたくさんあるので、冷凍ストックしておいて上手に使っていきましょう。

ここでは、冷凍したジャムを活用できるレシピを紹介します。紹介しているレシピを参考に、さらにアレンジメニューを考え、ジャムの活用範囲を広げていきましょう。

リンゴジャムティー

出典:E・レシピ

「リンゴジャムティー」は、紅茶にリンゴジャムを入れて、ジャムの甘みとリンゴの風味を楽しめるレシピです。

ティーバッグの紅茶にリンゴジャムを入れるだけの簡単レシピです。ただし、冷凍のジャムを使うと紅茶の温度が下がってしまうため、熱々の紅茶を飲みたい方はあらかじめジャムを常温に戻しておきましょう。リンゴ以外のジャムでも試せます。

簡単ジャムクッキー

出典:E・レシピ

「簡単ジャムクッキー」は、ホットケーキミックスにジャムを混ぜて焼くだけでできあがる簡単クッキーです。冷凍ジャムがあれば、解凍せずに使えるので、作りたいと思ったらすぐ取りかかれます。

ホットケーキミックスにジャムを混ぜ込んだあとに焼き上げるため、冷凍ジャムを解凍せずに使っても冷たさも気になりません。「簡単ジャムクッキー」のレシピではクッキーにココナッツを乗せて焼き上げるため、ココナッツの香ばしさとジャムの甘さを同時に味わえます。

ヨーグルトのジャムがけ

出典:E・レシピ

「ヨーグルトのジャムがけ」は、プレーンヨーグルトにジャムを乗せるだけの簡単レシピです。ヨーグルトだけで食べるよりも果物の栄養も簡単に摂取できるので試してみましょう。

朝食にぴったりなメニューなので、毎日の朝食に取り入れてみてはいかがでしょうか。冷凍ジャムは解凍せずに使えるので、冷蔵保存しているジャムと使い勝手は変わりません。

ただし、再冷凍はできないので、冷凍庫から取り出したジャムはその場で使い切るか、冷蔵に戻して数日内に使い切りましょう。

ジャムの保存は冷凍を活用しよう

ジャムは冷凍しても完全に凍り切らず、解凍しなくても使えます。冷凍しておけば、冷蔵よりも長く保存できるため便利ですが、何度も冷凍・解凍を繰り返すことはできないため、使い切れる量を考えて冷凍しましょう。

液体状の食材を冷凍するとき、小分けのために製氷皿を使うこともありますが、ジャムの場合は凍って固まらないため、きれいに取り出せないのでおすすめできません。ジャムの冷凍に適した方法で、上手に冷凍し、長い間おいしいジャムをいただけるように活用していきましょう。

参考にしたサイト

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND