すげがさ、脚半姿 豊作祈りお田植え祭 早乙女、早男は児童やJA新人職員 鹿児島神宮

 2023/06/26 07:33
田植え唄に合わせて稲を植える早乙女ら=25日午前、霧島市隼人の鹿児島神宮斎田
田植え唄に合わせて稲を植える早乙女ら=25日午前、霧島市隼人の鹿児島神宮斎田
 鹿児島県霧島市隼人の鹿児島神宮で25日、お田植え祭があった。田植え唄が響く中、すげがさに脚半、雨がっぱ姿の早乙女と早男約40人が、豊作を祈り神宮近くの斎田に稲苗を手植えした。地域住民が参加する通常の開催は4年ぶりで、家族や見物客でにぎわった。

 早乙女、早男は地元の宮内小学校や姶良市の加治木小の児童、JAあいらの新人職員らが扮(ふん)した。田の神舞の奉納後、2列に並び斎田の中央から端に向かって稲苗を植え進めた。加治木町木田の神田で育てた苗を使用し、田植え唄も木田住民から歌い始めた。

 JAあいらで金融関係を担当する下池美羽さん(22)は「農家の利用者は多い。体力を使ったが業務にも生かせる貴重な経験ができた」と話した。