会社を知る

地域住民に寄り添い、少しでも明るい希望を

鹿児島をもっと良くしたい。住みやすくしたい。困っている人を減らしたい。悲しむ人もなくしたい。ここで暮らして良かった、助かった―。だれもがそう思えるような地域づくりをもっと進めたい。いつもそう目指しています。

 おかげさまで南日本新聞社は1881(明治14)年の創立以来、多くの人びとに信頼され、支持され創立141年を迎えました。

 記者が所属する編集局や論説委員会をはじめ、デジタル室や読者局、営業局、総合メディア局、印刷局、経営企画局と多様な部門があります。いつもジャーナリズムと向き合う記者だけでなく、その他の社員もジャーナリズムを支える役割を担っているという意味では間接的なジャーナリストといえるでしょう。社員全員がジャーナリストなのです。

 ジャーナリスト集団としてもっと地域の役に立ちたい、一人一人の暮らしに貢献したいと願っています。私たちの責務は報道機関、言論機関として鹿児島をはじめ南九州の経済、文化、福祉の向上を支えることです。

 鹿児島は豊かな自然に恵まれる一方、人口減少や過疎高齢化、原発を含むエネルギー問題、農業、雇用とさまざまな難題に直面しています。全国の地域が抱える共通の課題にとどまりません。グローバルな視点を求められる案件も少なくありません。厳しい経済状況の下、都市部や農村部、離島でつらく苦しい日常生活を強いられている住民の皆さんもいます。

 そんな地域の悩みや住民の皆さんの暮らしに寄り添い、言論活動を通して解決策を一緒に模索したい。少しでも明るい希望を見いだしたい。住民の知る権利にこたえ、健全な民主主義の発展に寄与したいと考えています。

 新聞社の仕事を通して生まれた社員一人ひとりのやる気や達成感が、必ず「後世への最大遺物」になると確信しています。やりがいのある、働きがいのある仕事です。

 この素晴らしい鹿児島を、南九州を、さらにどのように盛り上げていくのか。一緒に考える活動に踏みだしてみませんか。

 あなたの熱意を歓迎します。
南日本新聞社
代表取締役社長
佐潟 隆一