NHKプラス,無料

NHKの番組をスマホやPCで見られる動画配信サービス「NHKプラス」。

基本無料で視聴できますが、どんな番組でも見られるわけではなくリアルタイム放送や見逃し配信が主な利用方法です。

そんなNHKプラスについて、以下のような疑問をお持ちではないでしょうか?

  • 「NHKプラスは無料で何が見られる?」
  • 「NHKプラスとNHKオンデマンドの違いは?」
  • 「NHKプラスを利用するとNHKの受信料を払ってないのがバレる?」

この記事では、NHKプラスで無料で利用できるコンテンツやメリット・デメリットなどの特徴について解説します。

NHKには有料月額制の「NHKオンデマンド」もあるため、その違いについても記載。

また、NHKの受信契約を結んでいない方が、NHKプラスを利用すると未払いがバレるのかについても解説しているので、気になる方はチェックしてみましょう。

NHKプラスを利用してNHKの番組を見たいと考えている方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。

NHKプラスとはどんなサービス?NHKの契約者は無料で利用可能

NHKプラスとは?

NHKプラスとはどんなサービスなのか、以下の4点について解説します。

まず前提として、NHKプラスは無料で利用できるサービスです。

その点を踏まえたうえでNHKプラスの特徴などを解説するので、「どんなサービスなのか分からず利用するか迷っている」という方はチェックしてみてください。

NHKプラスとはNHKの番組をネット視聴できるサービス

「NHKプラス」とは、2020年3月に開始した、スマホやPCなどからインターネット回線でNHKの番組(NHK総合・Eテレ)を見られるサービスのことです。

主に以下の2種類の方法で視聴が可能となっています。

  • 地上波放送との同時リアルタイム配信
  • 放送後7日間の見逃し配信

テレビで放送されている時間に、NHKプラスでもほぼ同時にリアルタイム配信がされています。

そのため、自宅にテレビが無い場合や壊れているといった場合でも、ネット回線を通してNHKの番組を視聴可能できるのが利点です。

NHKプラスは無料だが受信料の支払いが必須

NHKプラスの利用料金は無料ですが、利用するためにはNHKとの受信契約が必要です。

つまり、実際はNHKの受信料がNHKプラスの利用料金ということになります。

NHKの受信料は以下の通りです。

契約種別支払い方法2ヶ月払い(税込)6ヶ月払い(税込)12ヶ月払い(税込)
衛星契約クレジットカードまたは口座振替4,340円12,430円24,185円
継続振込など4,400円12,715円24,740円
地上契約クレジットカードまたは口座振替2,450円7,015円13,650円
継続振込など2,550円7,300円14,205円

NHKと受信契約を結ぶことでNHKプラスのログインIDが発行可能になります。

ただし、受信契約を結んでいない場合でも、リアルタイムで放送中の番組のみログインせずに視聴できます。

逆にいえば、NHKプラスの全機能を使うためには、NHKとの受信契約が必須と考えてください。

NHKオンデマンドとの違い

NHKオンデマンドは、NHKの過去番組が月額990円(税込)で約10,000本見放題になる動画配信サービスです。

NHKプラスとの違いをまとめると以下の通りです。

NHKプラスNHKオンデマンド
料金(税込)~無料月額990円
※単品購入は110円~
配信作品・NHK総合
・Eテレ
・NHK総合
・Eテレ
・BS1
・BSプレミアム
放送形式・リアルタイム配信
・見逃し配信
・オンデマンド配信
作品数不明約10,000本
利用条件NHKとの受信契約が必要なし(誰でも登録可能)

見放題作品以外にも「単品購入作品」という72時間有料レンタルできる作品も配信されています。

NHKオンデマンドは、NHKプラスとは異なりNHKとの受信契約が無くても登録可能です。

また、放送後1週間見逃し配信されるNHKプラスでは、基本的に最新話のみが配信されることになるため、過去の放送話などが見たい場合はNHKオンデマンドを利用しましょう。

NHKプラスではNHK総合とEテレの番組しか見られませんが、NHKオンデマンドはBS1やBSプレミアムの番組も配信されています。

NHKオンデマンドは公式サイトからの契約もできますが、AmazonプライムビデオやU-NEXTの有料パックとして各サービス内から利用することもできます。

特にU-NEXTは、毎月付与されるポイントをNHKオンデマンドの利用料金に充当できるため、実質U-NEXTの月額料金のみで視聴できるのでおすすめです。

NHKプラスをテレビで見る方法

NHKプラスは、以下のようなデバイスを利用することでテレビでも視聴可能になります。

AndroidTV/スマートTV
Amazon Fire TV Stick
Chromecast with Google TV

各デバイスをテレビに接続し、NHKプラスのアプリをダウンロードして視聴しましょう。

なお、利用にはWi-Fiなどのネット回線が必要なので注意してください。

NHKプラスをID登録する方法

NHKプラスをID登録する方法を解説します。

登録のやり方が分からない場合は以下の手順で行ってみてください。

  1. NHKプラス公式サイトへアクセスして「今すぐNHKプラスをはじめる」を選択
  2. 注意事項を読み「登録手続きへ」を選択
  3. 利用規約を確認して「確認して同意」を選択
  4. メールアドレス入力へを選択
  5. 「確認画面へ」を選択
  6. 「メール送信」を選択
  7. 届いたメールに記載されているURLを選択
  8. 任意のIDやパスワードなど必要事項を入力して「放送受信契約情報の入力へ」を選択
  9. NHKと契約している氏名やお客様番号などを入力して「利用申し込み」を選択

以上で登録完了です。

後日登録完了のハガキも届きますが、上記手続きが終わればただちにIDやパスワードでログインして利用開始できます。

なお、受信契約情報を入力する際、「お客様番号」は分からなくても電話番号などで運営側にて照会してくれるので大丈夫です。

NHKプラスをID登録しないで見る方法

NHKプラスをID登録しないで見る方法を解説します。

NHKプラスにIDを登録したくない方は上記の方法で行ってみましょう。

iOSまたはAndroidアプリで視聴する

NHKプラスは、ID登録をしなくても利用可能です。

例えば、AppStoreやGoogleプレイなどでスマホアプリをダウンロードすると、ログインIDが無くても視聴できます。

ただし、「見逃し配信」が利用できないため機能はリアルタイム放送の視聴のみです。

PCのブラウザ上からも同様で、特にログインせずリアルタイム放送の視聴はできるため、テレビと同じような感覚で利用するだけならログインIDの登録は不要となっています。

NHKが見られる動画配信サービスを利用する

NHKの作品が見られる動画配信サービスを利用すれば、NHKプラスでログインIDを登録しなくても視聴できる場合があります。

主に以下の4つの動画配信サービスです。

サービス名料金(税込)無料トライアル
NHKオンデマンド月額990円無し
U-NEXT+「NHKまるごと見放題パック」月額2,189円
+月額990円
31日間
Amazon Prime Video+「NHKオンデマンド」チャンネル月額600円または年額5,900円
+月額990円
無し
※PrimeVideoのみ30日間
TVer無料

TVer以外の3社は「NHKオンデマンド」を利用できるため、過去の放送話を見たい場合に利用しましょう。

ただし、いずれも利用料金がかかる点には注意が必要です。

おすすめは、毎月付与されるポイントをNHKオンデマンドの利用料金に充当できる「U-NEXT」です。

初回登録時はNHKオンデマンドを含めた31日間の無料トライアルも提供されており、期間内なら解約すれば料金はかかりません。

実際に使ってみてから試せる唯一の動画配信サービスとなっています。

また、TVerは見逃し配信が主な機能のサービスで、NHKプラスと同様に無料で利用できます。

NHKの番組も全てではありませんが一部見逃し配信の対象になっており、登録不要で利用できるのでチェックしてみてください。

NHKプラスを使うメリットやおすすめポイント

NHKプラス.メリット

まずは、「NHKプラス」を使うメリットやおすすめポイントについてご紹介します。

NHKプラスは無料で利用できるので、基本的には使える方は使った方がお得です。

主なメリットは以下の4点です。

手続きも登録作業が必要なくらいなので、NHKと契約しているかたはどんどん使いましょう。

利用を迷っている方は参考にしてみてください。

NHKと受信契約することで無料で使える

HKの受信契約を結んでいる方は、NHKプラスを無料で使用可能なのが利点です。

契約者情報でID登録するだけなので手軽に利用できます。

一般的な動画配信サービスのように、新たに別料金で契約が必要にならないのは嬉しいポイントです。

ただし、無料な分使える機能は最低限なので、アプリなどにダウンロードしてオフラインで再生などはできません。

地上波放送から1週間限定で見逃し配信される

NHKで放送された番組が、NHKプラスでは放送後1週間限定で見逃し配信されます。

「見ようと思っていたのに見逃がしてしまった」番組や、「放送後もう一度見たい」と思った番組を再度視聴できるのが大きな利点です。

また、一部の作品は14日間見逃し配信されます。

期限を過ぎると自動的に削除され、また最新の放送話が見逃し配信できるようになるので、放送を見逃した番組はできるだけ早めに見ておくようにしましょう。

テレビ放送と同時にリアルタイム視聴可能

NHKプラスは、テレビで放送されている番組がリアルタイムでネットでも放送されるため、テレビとネットでほぼ同時に視聴できます。

「テレビのあるリビングでは視聴せず、部屋でPCから番組を流しつつ作業がしたい」といった場合にも対応できるのがメリットです。

テレビ放送とネット配信には実際は少しだけタイムラグがありますが、ほとんど同時なのであまり気にしなくても大丈夫でしょう。

自宅にテレビが無いという方が、NHKの番組は見たいという場合にもNHKプラスはおすすめです。

リアルタイム放送については登録しなくても見られるので、NHKと未契約の方でも視聴できます。

1つのIDで5台まで同時視聴可能

NHKの受信契約に対して、NHKプラスのIDが1つ発行・登録されますが、ID1つに対して5台まで同時視聴ができます。

5台あれば家族で共有する場合でも十分に対応できるのではないでしょうか。

外出先や各自の部屋など、さまざまな場所で同時に同じ番組が見られるのが便利なポイントです。

NHKプラスを使うデメリットや注意点

NHKプラス.デメリット

NHKプラス」を使う際の、デメリットと注意点について以下の3点を解説します。

無料のサービスなので、あまりデメリットも無いサービスですが、押さえておきたいポイントは上記の通りです。

利用開始前に念のため確認しておきましょう。

なお上記には無いデメリットとして、そもそもNHKプラスはネット回線が必要なサービスです。

スマホで視聴すると通信容量を消費するため、基本的にはWi-Fiなどでの利用がおすすめ。

自宅にネット回線が無い方は恩恵を受けにくい点は覚えておきましょう。

NHKの全番組が見られるわけではない

NHKプラスで見逃し配信されるのは、NHKで放送される全ての番組ではありません。

「NHK総合テレビ」や「Eテレ」で放送された一部の番組が対象なので、見たかった番組が配信されない場合がある点には注意が必要です。

NHKオンデマンドでは見られる「BS1」や「BSプレミアム」の番組も対象外となっています。

ただし、地域限定で地上波放送されているご当地番組が、見逃し配信によって全国で視聴できるといったメリットもあります。

地域が異なるために見られないようなご当地番組が見られるのも利点のひとつなので、興味がある方はぜひ視聴しましょう。

どんな番組がアーカイブされているかは、登録前に確認できるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

過去の放送は最新話のみ視聴できる

NHKプラスでは、「リアルタイム配信」と「見逃し配信」の2つが主要な機能なので、視聴できる番組は基本的には放送から1週間以内の最新話のみです。

「大河ドラマの〇〇話」を見たいといった場合でも、一般的な動画配信サービスのように、ドラマを1話から追っていくといったことはできないので注意してください。

あくまで最新話を見逃した場合や放送時間に見られなかった場合に便利なサービスなので、機能面の過度な期待はおすすめできません。

どうしても過去の放送話を順番に視聴したい場合は、NHKオンデマンドを利用しましょう。

リアルタイム配信とは30秒ほど時間差がある

NHKプラスのリアルタイム配信とNHKでの地上波放送には、実際には30秒ほどの時間差(タイムラグ)があります。

また、ネットの回線速度によってはラグが大きくなる可能性もあります。

基本的には、NHKプラスの方がわずかではありますが遅れて放映されるので、本当の意味でのリアルタイム配信ではない点は覚えておきましょう。

30秒のタイムラグで困ることはほとんど無いはずですが、緊急速報などは少しだけ遅くなってしまいます。

どうしてもいち早く情報を知りたいという方は、テレビでリアルタイムに視聴するのがおすすめです。

NHK受信料を払っていないのがバレる?

NHKの受信料を未払いの方がNHKプラスに登録した場合、NHK側に受信料の未払いがバレるのか疑問を持っていませんか?

そもそもNHKを受信できる機器がある過程はNHKと契約するする必要があるものの、実際は未契約の家庭も多いため、NHKプラスを利用していいのか戸惑う方もいるはずです。

そこで、以下の2点について解説するのでチェックしてみてください。

結論からいえば、機能的に「バレる」ということ自体が発生しないので、安心してください。

受信料を払っていないとNHKプラスのIDが登録できない

NHKプラスは、そもそもNHKの受信料を支払っている受信契約者しか全ての機能を使えません。

受信契約をしていない方はNHKプラスには登録できないため、必然的に受信料未払いがバレることもありません。

なお、「受信契約をしているのに受信料を払っていない」という方でも、受信契約者の情報を入力できるため、登録手続きを行うこと自体は可能です。

しかし、別件で未払いの督促を受ける可能性はあるので、注意しましょう。

NHKと未契約の場合は機能が制限される

NHKとの受信契約が未契約の状態でも、NHKプラスのサイトでの番組視聴は可能です。

リアルタイム放送を視聴するだけなら登録不要で、NHKの番組はサイトにアクセスするだけで見られるためです。

しかし、ログインIDを登録しないと見逃し配信は視聴できないため、実質機能が制限されることになります。

「NHKとは未契約だけど見逃し配信を見たい」といった場合は、NHKと契約するかTVerなどの動画配信サービスを利用しましょう。

NHKプラスはNHK受信契約が無料で利用できる動画配信サービス

この記事では、NHKプラスの概要やメリット・デメリットをご紹介し、受信料未払いがバレるのかについても解説しました。

記事の内容をまとめると以下の通りです。

  • 基本料金無料で使える
  • 見逃し配信の利用はNHKと受信契約してID登録が必須
  • NHK未契約者は登録できないので受信料未払いもバレない

NHKプラスはNHKと契約を結んでいる方が無料で使えるサービスです。

登録手続きの仕様上、NHKと契約していないことがNHK側にバレるといったことは発生しないので安心してください。

また、NHKプラスは、NHK総合とEテレで放送されていた番組が、放送されてから1週間は見逃し配信で視聴できるメリットがあります。

見たかった番組を見逃してしまった場合などにアクセスしてみましょう。

しかし、過去の放送話を最初から追いかけることはできないため、過去放送を視聴したい場合はNHKオンデマンドへ登録が必要です。

U-NEXT経由なら初回31日間無料で視聴できるうえ、毎月付与されるポイントをNHKオンデマンドの料金に充当できます。

毎月U-NEXTの月額料金以外は実質無料で利用できるので、NHKプラスよりもたくさんの番組を見たい方はぜひチェックしてみましょう。