ツチカメムシ

土亀虫 (ツチカメムシ科)


草上で日光浴する個体
千葉市緑区
ツチカメムシ (ツチカメムシ科)
Macroscytus japonensis  (Scott, 1874)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、種子島、屋久島以南の南西諸島全域で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、東洋の区のほぼ全域に汎く分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。色調に若干の個体変異がある。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 地上性地中性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、草原、社寺境内、公園など。
発生: 年1回。5月下旬~11月頃まで見られる。
越冬: 成虫。樹林林床の落ち葉下や地中などで越冬する。
行動: 昼行性。地上に姿を現すことは少ないが、活動は比較的活発。稀に燈火に飛来することがある。
食 性 雑食性。クスノキ、タブノキ、ヤツデ、クズなどの落果や植物の根などから吸汁するほか、小昆虫を捕食することもある。
類似種: ヒメツチカメムシに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: ハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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