ミツボシツチカメムシ

三星土亀虫 (ツチカメムシ科)


草上で静止する個体
2002/4/29 千葉市緑区
ミツボシツチカメムシ (ツチカメムシ科)
Admerus triguttatulus  (Motschulsky, 1866)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~低山地を中心に汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 中国大陸(華中~華北)、シベリアに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 樹上性草上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、草原、畑地、公園など。
発生: 年1回。3月~11月に見られるが、特に3月~4月に多く、他の季節には稀。
越冬: 成虫。土中や草の根際などで越冬する。
行動: 昼行性。燈火に飛来することも多い。日中はほとんど活動せず、土中や石の下、草の根際などに潜んでいる。幼虫成虫共に集合性がある。
食 性 食植性/汁液シソ科オドリコソウヒメオドリコソウ。葉や茎などから吸汁する。
類似種: フタボシツチカメムシに似るが、小楯板先端の斑紋が異なる。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数は比較的多いが、見かけることはあまり多くない。
天敵 捕獲: ハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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