クサイ Juncus tenuis (イグサ科 イグサ属
 クサイは北海道から九州に分布する多年生の草本。ユーラシア大陸に広く分布するのだそうで、元々自生していたという説と、古い時代の帰化植物であるという説がある。人間などの移動に伴って、広く分布するようになったわけで、すでに原産地がわからない状況なのであろう。クサイは踏み跡に生育する植物の1つであり、やや湿った場所に多い。和名の由来は草性のイグサという意味である。イグサは円筒状の茎からなっており、葉がないが、クサイはその仲間であって葉があるので、草に似ているとのことである。
 クサイの根は浅い。逆に言えば、踏みつけられて堅くなった土の場所に生育している。地上部の出発点は、ちょうど地表面にあり、踏みつけられるとこの部分から折れ曲がることになる。茎の付け根の部分から曲がるので、大きな被害を受けないのであろうと思われる。
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