ネズミムギ Lolium multiflorum (イネ科 ドクムギ属)



 ネズミムギはヨーロパからアジア西部が原産地といわれている1〜2年草。イタリアンライグラスとよばれ、牧草として導入されたが、その後緑化などに利用されているので、各地の道路沿いの草地などによく生育している。同属のホソムギとよく似ており、両種の交配によって様々な品種が作出されているので、中間的なものがあり、同定が困難である。
 画像の1枚目は工事の際に設置された「植生土嚢」から芽生えて生長したネズミムギの群生である。1年目で大きく生長し、花茎をのばしたが、その後土嚢の中に混入されていたカモガヤ(オーチャードグラス)が優勢となり、3年目ではカモガヤのみの植生となった。ネズミムギは1〜2年草であり、初期生長が良好である。その後多年草のカモガヤが取って代わったわけである。
植生土嚢から生長したネズミムギネズミムギの花穂
ネズミムギの若い花序ネズミムギ小穂の開花葉の付け根(葉耳と葉舌)

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