オオチドメ Hydrocotyle ramiflora (セリ科 チドメグサ属
 オオチドメは日本全国および朝鮮に分布する多年草。ヤマチドメの別名を持つように、山際の刈り取り草地や山道の路傍などの、やや湿った判日陰の場所に生育する。冬は枯れ、地表面を這う匍匐茎によって広がって群落を形成する。葉は茎の1節から1つ出て、長い葉柄がある。葉の直径は1.5〜3cmで、全体としては丸く、7〜9つに浅裂する。縁には不規則な鋸歯があり、基部は重なることが多い。裏面脈上には長い毛が散生する。ノチドメに似ているが、葉の切れ込みが浅く、ノチドメの切れ込みが1/3〜1/2である点で区別できる。

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