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170万部セールスを記録している漫画家・よしながふみの大ヒットコミック『西洋骨董洋菓子店』が韓国で待望の映画化!日本のみならず韓国でも翻訳出版され、ロマンスコミックとして売り上げNO.1を記録し、ベストセラーとなっている。
静かな住宅街に佇む趣ある洋菓子店‘アンティーク’。原作「西洋骨董洋菓子店」はここを舞台に、甘いものが苦手であるにも関わらず店を始めたオーナー橘圭一郎の過去のトラウマのエピソードを軸となり、天才パティシエであり魔性のゲイである小野裕介と、元ボクサーの見習いパティシエ・神田エイジ、不器用な橘の幼なじみ・小早川千影、登場人物それぞれの個性豊かなキャラクターが絡まりあってゆく。更に美食家でもあるよしながの知識溢れるスイーツ描写の数々が物語に華を添え、魅力ある人物とミステリアスなエピソードを独特のバランス感覚で表現し、珠玉の人間ドラマを創り上げた。
監督と脚本を務めたのはデビュー作『少女たちの遺言‐MEMENTO MORI‐』(99/キム・テヨン共同監督)でホラーというジャンルの中において、女子高校生同士の恋愛、いじめ、自殺など繊細な10代の心を美しく描き注目を集めたミン・ギュドン。既存のジャンルの中に新しい工夫を見出す才能に秀でており、続く『私の生涯で最も美しい一週間』(05)では複数のカップルの様々な愛をコメディタッチで表現しながらも、登場人物それぞれが持つ心の傷を描き話題となり、300万人の動員を果たす大ヒットを生み出した。商業性と芸術性を兼ね備えた監督であると評価される、注目のクリエイターである。
長らく映画化を熱望してきた本作でも4人の辛い記憶と癒しの過程をミステリータッチで描き出し、見事に原作の良さを凝縮した予想を超えるドラマに変貌させている。新世代スターたちと新しい才能が集結し、韓国映画の新しい幕開けを予感させる作品が誕生した。
『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』
2009年4月18日(土)より恵比寿ガーデンシネマ、シネカノン有楽町1丁目他、全国ロードショー
監督・脚本:ミン・ギュドン
原作:よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』(新書館)
出演:チュ・ジフン、キム・ジェウク、ユ・アイン、チェ・ジホ
2009年/韓国/111分
配給:ショウゲート
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