いなり、こんこん、恋いろは。

20140311inari.jpg ■時々、京阪を利用します。少し前から気になっていたのですが、あちこちの京阪の駅に、この写真のような看板がたっています。いつもサッと通り過ぎていましたが、これはアニメ看板なんですね。『いなり、こんこん、恋いろは。』というアニメです。どんなアニメなのか、まったく知らないので、少し調べてみました。

公式サイトがありました。「よしだもろへ」という漫画家の作品のようです。こんな、ストーリーです。伏見稲荷大社や京阪電鉄とタイアップしているようですね。

京都伏見に暮らす女子中学生・伏見いなりは、クラスメイトの丹波橋くんに片思いする少し内気な女の子。ある日、助けた子狐の恩返しとして「おいなりさん」こと宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)から手違いで変身能力を授かってしまい…!?
変身能力を手に入れたいなりが、京都を舞台に繰り広げる波瀾万丈恋模様!恋に友情に悩みながらも成長していく少女のまっすぐな姿に胸打たれる、青春の全てがつまった作品です。

■アニメの主人公の名前は「伏見いなり」というのだそうです。ちょっと、まいりました…。ちなみに、アニメ中で伏見稲荷大社は「伊奈里神社」となっています。そして、この「伏見いなり」が片思いしているのは「丹波橋紅司」(たんぱばし・こうじ)。その他にも、「三条京子」、「丸太町ちか」「墨染朱美」「出町柳一」なんて名前の人物が登場しているようです。京阪沿線の駅の名前が名字になっているのですね。ちょっと気になるのは、龍谷大学の本部のあるまは深草駅の「深草」って名前は登場しないのだろうか…ということなのんですが。それはともかく、伏見稲荷大社だけでなく、京阪電鉄ともタイアップしていることがよくわかりますね。

■最近のアニメのようですが、すでに「コンテンツツーリズム」や「聖地巡礼」の対象になっているのでしょうか…と思って調べてみると、すでに聖地巡礼マップなんてのがネット上にアップされています。こういうのもあるんだ。最近は、新しいツーリズムとして関心をもつ学生が増えています。こういうツーリズムが地域活性化にどのように結びついているのか、そのあたりの問題関心です。ということで、ちょっとだけでも勉強しておかないと…。

【追記】■学生の皆さん。以下の文献が研究室にあります。
『n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性』
『物語を旅するひとびと―コンテンツ・ツーリズムとは何か』

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