鳥取、最古の勝軍地蔵菩薩像か/室町期の銘文

2012/09/22 19:16

 

 三徳山三仏寺で見つかった、勝軍地蔵菩薩騎馬像(左)と勝手権現騎馬像=22日午後、鳥取県三朝町

 三徳山三仏寺で見つかった、勝軍地蔵菩薩騎馬像(左)と勝手権現騎馬像=22日午後、鳥取県三朝町

 国宝「投入堂」で知られる鳥取県三朝町の三徳山三仏寺で、室町時代に作られた勝軍地蔵菩薩騎馬像が見つかり、22日、三朝町教育委員会が発表した。室町時代の1523年に当たる「大永三」の年号があり、制作年代が特定できる勝軍地蔵菩薩像としては、最古のものとみられるという。

 勝軍地蔵菩薩は室町幕府の初代将軍足利尊氏など武将の信仰を集めた。これまで室町時代にさかのぼるものは確認されておらず、仏教美術史上重要という。

 見つかったのは、勝軍地蔵菩薩が白馬に乗った像で、地蔵菩薩の高さは約60センチ。

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