大好評の「女性キャリア論」、「女性起業論」のご案内

授業風景1 会社を訪問したり講演会に行かないでも教室に女性社長や弁護士・税理士・キャリアウーマンがやって来てお話をしてくれる大人気の授業です。
トピックス

「女性起業論」とは
2012年度授業(・後期)
2011年度授業(前期)
2008年度授業(・後期)
2006年度授業(前期・後期)
2003年度授業(前期・後期)
2002年度授業(前期・後期)
2001年度授業(前期・後期)
2000年度授業(前期・後期)
広報取材実績(2001年)
広報取材実績(2002年)
Success Story    

授業風景2



トピックス

「女性起業論」の授業が、講師のブログに紹介されました
笹川祐子、集合写真 イマジンプラス取締役の笹川祐子さんが、10/3(水)に行われた授業「女性起業論」の様子を、自身のブログで紹介しています。

写真も盛りだくさんですので、楽しめると思います。
(画像をclickすれば、ブログ画面が表示されます)

島田先生の最新のエッセイです
島田薫 生産性新聞121003 生産性新聞の「ほっとタイム」欄に、島田先生のエッセイが掲載されました。

2012/09/15の「ほっとタイム」で、表題は、「日本の社会を立て直すには女性の活躍を」です。
「日本女性の底力」を取り上げており、身近な話題ですので、話は、それぞれ楽しいと同時に、考えさせる内容を持っています。

例えば、女性の団結力の強さを見せた「なでしこ」サッカー、若い女性集団の迫力あるAKB48、また、レストラン・カルチャーセンターで見せる強い知識欲です。これらは「女性のもともとの強さ」を証明するもので、「日本社会が女性を生まれながらの役者にしている」との名言も紹介しています。
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島田先生の最新のエッセイです
島田薫 生産性新聞120705 生産性新聞の「ほっとタイム」欄に、島田先生のエッセイが掲載されました。

2012/07/05の「ほっとタイム」で、表題は、「『小さな巨人』が変えた人間社会」です。
身近な話題を取り上げているので、話は、それぞれ楽しいと同時に、考えさせる内容を持っています。

例えば、ケイタイによって待ち合わせの約束がアバウトになった、人のネットワークが簡単に拡大されるようになった、その反面、ケイタイを持たない人もいる、などなど…。
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島田先生の、最新の著書を紹介します
島田薫 著書120622

島田薫 書評120622
「働く女性のエレガンスルール」(好かれる人になるために大切なこと)(WAVE出版 1400円)

内容は次の通りになっていて、1話完結の短い話の集合体ですから、気楽に読み始められます。

第1章(あなたのキャリアをアップさせる装い)(全6話)、
第2章(「また会いたい」と感じさせる振る舞い)(全8話)、
第3章(一流の女性だけが知っている食事のマナー)(全20話)、
第4章(好かれる女性になるための習慣)(全12話)

一番分量が多いのが「食事のマナー」で、基本を知り、かつ、柔軟に活用しないといけない分野なので、読むだけで疲れてしまうほどの具体例に溢れています。(女性を生き抜くのは大変な作業だなぁ、と思ってしまいました)

なお、日刊工業新聞(2012年4月16日)に書評が出ており、「基本は礼儀とマナーと思いやり」とまとめてありました。
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島田先生が生産性新聞に、再び、登場しました
島田薫 生産性新聞120417 生産性新聞の「ほっとタイム」欄に、島田先生のエッセイが掲載されました。

2012/03/15の「ほっとタイム」で、表題は、「勉強は社会に出てからがスタート」です。
身近な話題を取り上げているので、話は、それぞれ楽しいと同時に、考えさせる内容を持っています。

例えば、正社員の生涯賃金は約3億円なのに、野球の移籍話では86億円というお金が飛び交っています。しかし、プロになるには、本人の努力はもちろんですが、それ以前に巨額の投資が必要です。などなど…。
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島田先生関係の話題を2つ紹介します
島田薫 生産性新聞111216 生産性新聞の「一言」欄に、島田先生のエッセイが掲載されました。

2011/10/5、2011/11/5、2011/12/5の3回で、表題は、それぞれ、「人生は60歳から」「蕎麦に魅せられて」「米国の大学生事情」です。
身近な話題を取り上げているので、話は、それぞれ楽しいと同時に、考えさせる内容を持っています。

舞台写真 公演のチラシ 【あなたに会いたい】が女性2部合唱で初演されました。

2011/09/17に、「Diva-Ranger」(女性アンサンブルグループ)により、やなか音楽ホールで、華やかに初演されました。
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【あなたに会いたい】(作詞:島田薫、作曲:八杉忠利)がYouTubeにuploadされました
東日本大震災の被災地の方々に向けた歌曲【あなたに会いたい】です。

2011年7月17日(日)に、聖徳大学で初演(ソプラノ:森岡紘子、ピアノ:鳥井俊之)されました。そのときの映像です。
(色々な人に作曲してもらえると良いな、と思っています)

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島田先生が 生産性新聞に、再び、登場しました
島田薫 生産性新聞110525 2011年5月25日(水)、生産性新聞の「ほっとタイム」です。

「中高年への恋愛のススメ」との表題で、前回に引き続き、「恋」にまつわる話しを色々と紹介しています。

84歳未亡人女性の、颯爽としている風景から始まり、「老いらくの恋」として有名な、歌人・川田順の事件まで、高齢者の恋が主題です。
男女を問わず、「恋」が、いかに人間に活力を与えるか、実例に充ちているので、「恋の持つ奥深い世界」を堪能できると思います。
(なお、読者に好評だったため、再び「恋」を取り上げたそうです)

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島田先生が 生産性新聞に登場しました
生産性新聞110205 2011年2月5日(土)に、生産性新聞の「ほっとタイム」に再登場しました。

「I was born to love you.」との表題で、「恋」にまつわる話しを色々と紹介しています。

高齢者同士の結婚話から始まり、恋の効用、自立、楽しく生きる秘訣3ヶ条、などと話しが広がっていきます。

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島田先生の本が女性誌に「おすすめの本」として紹介されました
クロワッサン2010/12/10 クロワッサン(2010年12月10日発売)の「最近出版された ぜひ おすすめの本」です。

「結婚学」という題名を、島田先生が「I was Born to Love You. 結婚に関する50の真実」と変更したとのことです。

書評の中に最初に登場する言葉が「思いやりが真の教養。」で、さらに、「一編一編が読みやすく、現代的で有用な情報が盛り込まれ、人の心を和らげる温かさに満ちている」と続きます。
(書評を書く人は、「よく読み込んでいるな」と思ってしまいました)

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島田先生が 生産性新聞に登場しました
生産性新聞100515 2010年5月15日(土)に、生産性新聞の「ほっとタイム」に登場しました。

「早朝は『一番仕事』ができる貴重な時間」との表題で、早朝時間を有効に活用している人々が登場します。

会社のトップほど出社時間が早いことを、米国を例に取って説明し、先生御自身も早朝を活用しているようです。

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島田先生が 日刊工業新聞に登場しました
日刊工業新聞100405 2010年4月5日(土)に、日刊工業新聞の「主張」に登場しました。

「危うい『婚活』ブーム」との表題で、「新生活、2人で築く強さを」求める内容です。

小見出しは、「本当の苦労は結婚後」「受け入れる社会に」となっており、島田先生の強い主張が込められているので、女性にとっては、必読の内容でしょう。

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島田先生が 著書「結婚学」を上梓しました
著書090306発行 2009年3月6日に、自由国民社から著書「結婚学」が上梓されました。

あなたの結婚に関する疑問・不安に答える目的で、1.結婚とは何か、2.結婚するまで、3.結婚してから、4.結婚しない、5.最後は一人、の5章に分けて、50の話題を取り上げています。
どの部分も、一話完結ですから、気楽に読み始められますが、どの話も、含蓄に富んだ内容ですので、「つい引き込まれてしまう」と思います。

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島田先生が TV「今井澂の美女とヤジ馬」に登場しました
TV出演080503 2008年5月3日に、テレ玉、千葉テレビ、テレビ神奈川で放映されました。

話題は、大学の講義、常識の大切さ、石原慎太郎の秘書、ニュースキャスター、
会社の起業、アメリカで学んだこと、アメリカは女性起業大国、と続きます。
さらに、「教育」というミッション、食事がストレス解消、と続き、
「若い人へのメッセージ」で話を締めくくっています。

(埼玉テレビ局の要請により、「動画の公開」ができませんでした)
(画像をclickすれば、話の内容を読むことができます)

島田先生の記事がリクルート「進学ネット」に掲載されました
進学ネット200803 「社会で活躍できる女性を目指す」との表題です。

女性だからこそ、「どう生きるか」を真剣に考えるべき
あと70年、あなたはどうやって生きていく?
男性に頼ることばかり考えていてはダメ!
運命は自分で選び取るもの

私立大学/千葉/聖徳大学/先生・教授(教養学)と辿れば表示されます。
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島田先生の記事が「エステティック」に掲載されました
エステティック0608 日本エステティック協会の機関誌「エステティック」(2006年08月号、53〜55頁)に、「WOMAN CLOSE UP_04」として、島田先生の記事が掲載されました。

「女性起業論」の専門家としての立場から、経歴、講義のきっかけ、自立した女性、30代起業論、成功の条件、人間関係、働く女性へのメッセージなどを、的確に述べています。

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島田先生の寄稿記事が新聞に出ました
日刊工業新聞050930 日刊工業新聞(2005年9月30日、25面)に、「米国経済を支える女性経営者たち」との表題で、島田先生の寄稿記事が掲載されました。
副題は「米国社会から学ぶ点多い」で、女性起業家が第一線で活躍する米国社会から日本が学ぶ必要がある、と力説しています。

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女性起業論講師の岩宮陽子さんが、ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005に選ばれました
日経WOMAN January 2005 「日経WOMAN」(January 2005 p.25)で、女性起業論の講師を務めた「岩宮陽子」さんが、Woman of the Year 2005の総合ランキング4位に選ばれました。

火と水に強く環境に優しい「超越紙」を開発、
イノベーションを起こす遅咲きの起業家、
との標題の下に、精力的な活動状況が取材されています。

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島田先生のインタビュー記事が新聞に出ました
日刊工業新聞040702 日刊工業新聞(2004年7月2日、28面)に、「女性よ30代で起業しなさい」との表題で、島田先生のインタビュー記事が掲載されました。
副題は「成功者に4つの共通点」(アグレッシブ・常識人・ポジティブ・洞察力)で、日本ではなぜ女性起業家が育たないかを詳説してあります。

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女性の必須科目、マナーの実践例
マナーの実践例 「島田薫のNewsアラカルト」です。
パンフレット・講演録「この街で、もう一度人生を輝かしてみませんか」を読んで、賢い女性になるための方策を学んでみませんか?
NewYorkで唯一の邦字新聞 OCN News に連載中のコラムを読んで、アメリカ流ビジネスウーマンの生き方を学んでみませんか?

左の画像をclickすると、別ウィンドウで表示されます。


「秘書実務実習」がおもしろ授業の例として取り上げられました
秘書実務実習 SHOEI BOOKS 2005 『進路ノート(総合編)』(「夢」と将来をさがす高校生の進路情報誌)の、「おもしろ授業レポート」のトップ(p.12)です。(2003年9月発行)

「べんきょう…。むずかしい。わからない。でも、おもしろい授業も沢山あるぞ!教室からの声を聞いてみよう。」と題された「おもしろ授業レポート」のトップに、実践的なビジネスマナーを学ぶ様子が紹介されています。

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「女性起業論」がグラビアに載りました
『地域づくり』のグラビア 明日をひらく地域活性化のための情報誌『地域づくり』03.3(特集:女性と起業) p.24です。

この雑誌を読むと、女性の起業が、新しい潮流となって、全国を駆けめぐっている様子を知ることができます。

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「女性起業論」がTVで放映されました
female_wmv.wmv 左の画像をclickすると、番組の一部分をパソコンで見ることができます。

(容量の大きいfileなので注意して下さい)
(WindowsMediaVideo 高画質、12.9MB、2分35秒、320×240)

(日本テレビ「ウェーク・アップ」、「日本を元気にする女性起業家」
平成14年1月12日(土)午前8:00〜9:25、放映)


HPリンク集(女性起業論でお話し下さった講師の方々)
講師 会社名など 講師 会社名など
山口 文代 松戸市女性センター 戸田 江里子 (株)ハッピーコム
弘中 絵里 遠藤・萬場総合法律事務所 田嶋 雅美 (株)フランチャイズ・アドバンテージ
川野 真理子 NPO法人 キープラネット 正木 良枝 レオ・インターナショナル(株)
鈴木 素子 鈴木素子税理士事務所 紀陸 幸子 ユキ・建築アートプロダクション(株)
西谷 明子 (株)モベラ 佐川 八重子 (株)桜ゴルフ
今野 由梨 (株)ダイヤルサービス 原田 純子 (株)メルヘン企画


「女性起業論」とは
 大学を卒業してOLになり、結婚をして専業主婦となることが当たり前だった時代は、終りを告げています。女性が自立することの重要性を知り、長い人生を働き続けるには、いかにしたらよいかに気がついたのです。少子化は商店や会社の後継者に女性がなれるチャンスでもあると考え方を変え、また普通のOLで終りたくない女性達は仲間を集め、女性ならではの感性を生かしたビジネスを立ち上げ、成功できることが分かってきたのです。
 そこで、当学科は未来の女性経営者である学生が、起業についての情報や知識を学ぶ為に、現在ご活躍中の女性の方々を講師としてお招きし、体験や現場のお話を聴く授業を始めました。女性達の熱いメッセージとともに、魅力ある人間像に直に触れることができます。 また、ジェンダーの視点からもご発言してくださる方々など、多彩な講師陣は国内ばかりでなく、海外からもお迎えしております。(担当教員:現代ビジネス学科 島田 薫)


2000年度授業(前期・後期)
1.(5月18日) 講師:山口 文代(松戸市女性センター所長)、テーマ:21世紀に向けて羽ばたく女性達へ「女性が働き続けることの問題点」
 松戸市の男女共同参画プランの責任者であり、女性が働きやすい社会を作るために、育児や介護を社会的に支援するシステムの推進者として活躍している。講義はジェンダーの問題も含めて、働き続けることや自分らしく働くことの重要性を説く。

2.(6月1日) 講師:正木 良枝(レオ・インターナショナル(株)代表取締役)、テーマ:「私の起業経験」
 パリの学校を出て、東京の原宿でまったく独力で貿易輸入業を始めた。現在、化粧品の輸入販売とエステティック・サロンも経営し、大阪に支社を持ち拡大経営をして、スキンケアーを先取りし成功している。

3.(6月8日) 講師:鈴木 素子(鈴木素子税理士事務所所長)、テーマ:「家族に支えられての私の仕事」
 結婚後、3人の子供達を育てながら税理士試験に挑戦し、合格後に夫の理解と協力を得て、静岡県の沼津市で税理士として仕事と家庭を両立させる。また、働く女性を支援する「ATGネットワーク」を旗揚げし、組織のまとめ役としても活躍している。

4.(6月15日) 講師:紀陸 幸子(ユキ・建築アートプロダクション(株)代表取締役)、テーマ:「元気を呼ぶ住まいの追求」
 夫の転勤に伴い、国内外で子育てをしながら暮らす専業主婦であった。セミナーで学んだ建築模型を作る仕事で起業した。手先を使い根気を要する仕事が次々に認められ、女性ばかりの社員を引っ張り大きな仕事に挑戦している。

5.(6月22日、29日、7月6日;3回シリーズ)  講師:田嶋 雅美(聖徳大学客員教授、(株)フランチャイズ・アドバンテージ代表取締役)、テーマ:「21世紀の女性の生き方」
 北海道から上京後、劇団で役者をしているうちに経営の面白さを知りビジネスの世界に入る。フランチャイズのノウハウを展開して、起業家を育成する会社を設立し運営している。人生経験が豊富で逞しい生き方が注目されている。

6.(9月7日) 講師:ロッシェル・カップ(Rochelle Kapp、在米米国人、ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社代表取締役)、テーマ:「米国の女性起業家と女性の労働事情」
 米国におけるクロスカルチャートレーニングのトップに位置する会社を設立し運営している。現在シカゴに本社を置き、ニューヨークと日本に支社がある。エール大学を首席で卒業、シカゴ大でMBAを取得、学者としても著名である。著書多数。

7.(9月27日、10月4日、11日、18日、11月1日、8日、15日、29日、 12月6日、13日;10回シリーズ) 講師:沖 幸子(聖徳大学客員教授、フラオ・グルッペ(株)代表取締役)、テーマ:「起業家の能力」「ビジネスに取り組む姿勢」「事業プランの作成」他
 会社勤務の後に西ドイツで生活をした経験から、ハウスクリーニングの会社を設立し、ベンチャービジネスの女性経営者として活躍している。女性に、生き方や合理的に働くライフスタイルを提言している。


2001年度授業(前期、後期)
1.(5月2日) 講師:山口 文代(松戸市女性センター所長)、テーマ:「女性がいきいき働ける社会の実現」
 松戸市の女性センターで女性の人権問題を含め、働く女性達が少しでも働きやすい環境を作る為にセミナーを開催し、積極的に広報活動を行っている責任者。また自らの経験から働き続けることの重要性と取り巻く現状を分かりやすく解説。

2.(5月23日) 講師:剣持 英子((株)伊勢卯 取締役)、テーマ:「OLから起業への道のり」
 企業にOLとして働きながら、実業団のバスケットボールの選手として活躍し、結婚を機に夫の事業の手伝いをしながらビジネスを学ぶ。現在、喫茶店チェーンを経営し、現場主義を貫き、いつも笑顔で接客している。

3.(6月6日) 講師:鈴木 素子(鈴木素子税理士事務所所長)、テーマ:「妻、母、税理士、そして地域のリーダーとして」
 女性にとって税理士という仕事はいかなるものか長所、短所を含め自らの経験をもとに解説し、また、家庭との両立の仕方などの秘訣を講義する。地域社会で働く女性達に元気をださせるチームのリーダーとして活躍中。

4.(7月4日) 講師:弘中 絵里(弁護士、遠藤・萬場総合法律事務所所属)、テーマ:「社会の中で求められる女性弁護士の役割」
 東京大学卒業後,親子二代にわたり法曹界で活躍し、現在インターネット消費者関連の訴訟の弁護で注目されている。

5.(10月3日、10日;2回シリーズ) 講師:秋山エマ(経営コンサルタント、エッセイスト)、テーマ:「働く女性を取り巻く米国と日本の環境」
 米国と英国の大学院を卒業後、ニューヨークの大手証券会社や投資銀行また米国大使館の商務官として活躍していた。サンフランシスコでコンサルタント会社を設立後、2001年より生活拠点を東京に移した。エッセイストとしても著名。

6.(11月7日、14日;2回シリーズ)  講師:田嶋 雅美 (聖徳大学客員教授、(株)フランチャイズ・アドバンテージ代表取締役)、テーマ:「等身大の人生の歩み方」
 起業に至るまでの多くの仕事の経験を通し、女性として発見したことや、社会の仕組みを知ることによってその後の経営にいかに影響されたか、またフランチャイズのビジネスの現状と未来について講義。

7.(12月5日)  講師:梶山 寿子(ジャーナリスト)、テーマ:「女性の生き方とドメスティック・バイオレンス」
  ニューヨークの大学院で学ぶ傍ら新聞記者として働き、そこでDVの問題に関心をもった。帰国後、DVに関する著書を多数出版し、日本におけるDV報道の先駆的な存在となる。日米の女性の社会進出に関する事などで雑誌、テレビで活躍中。


2002年度授業(前期・後期)
1.(4月24日) 講師:山口 文代(松戸市女性センター所長)、テーマ:「ジェンダーフリー社会の構築」
 松戸市市役所の教育委員会学校教育課を皮切りに松戸市役所で女性職員のトップランナーとして活躍してきた。
 現在、松戸市役所の総務部直属の女性センター所長として男女共同参画社会の推進の役割を担って「松戸市男女共同参画プラン」を策定している。 また、松戸市に住む女性の問題に積極的に取り組み、自立を促し安心して暮らせるまちづくりに貢献している。
 自身の体験を基に、働きたい女性が働ける社会の構築、環境整備、育児や介護の社会支援やジェンダーの問題に講演も多く、 起業家と違った視点で女性の人生プランや現状をお話し頂け、貴重な講義となっている。

2.(5月8日) 講師:川野 真理子(キープラネット代表(NPO法人))、テーマ:「起業家のためのネットワーク設立までの道のり」
 高校卒業まで青森県で暮らし上京後、専門学校でキーパンチャーとしての技術を学ぶ。何社かの企業でオペレーターとして勤務する。
 結婚を機に営業職として働くようになる。好成績を上げていたが、出産、育児のために専業主婦となる。離婚と同時に有限会社を設立、 起業家の仲間入りをするが、事業を失敗する。反省の基に、新たにパソコンのインストラクターの資格や簿記の資格取得をし、勉強を始める。
 「企画塾」主催の全国大会のプレゼンテーションで2位となる。受賞の「フリーランサーのネットワーク」を実行するために勉強会を開く。 それを基に、現在の「キープラネット」を設立する。
 現在、200名の起業家、および起業家予備軍を抱え、起業のサポートを行っている。セミナー、イベント、交流会、パーティーなどを開催している。

3.(6月5日) 講師:戸田 江里子(第1回)((株)ハッピーコム代表取締役)、テーマ:「パソコンスキルで主婦の独立支援事業を展開」
 東京女子大学短期大学部と早稲田大学を卒業後、(株)毎日コミュニケーションに入社する。旅行の手配、添乗、流通の管理、などの仕事で15年間勤務する。
 課長職を最後に退職し、学習院大学の大学院に入学する。経営学のMBAを取得し、卒業後、企業の会社案内、IRツールの作成、女性サイトの コンサルティング業務を手がける有限会社クリスタルリンクを設立する。
 日本語ワープロソフト「一太郎」生みの親(株)ジャストシステム会長の浮川初子氏の全面的な協力を得て株式会社ハッピーコムを設立する。
 現在、女性の為のIT教育事業、パソコンスキルを活用した主婦の独立支援事業を行っている。 実力のある女性スタッフを揃え、女性のスキルアップと社会復帰に貢献している。

4.(6月12日) 講師:戸田 江里子(第2回)((株)ハッピーコム代表取締役)、テーマ:「女性の人生設計の仕方」

5.(6月26日) 講師:森田 節子(第1回)(セブンイレブン経営)、テーマ:「初期のコンビニ経営への挑戦」
 聖徳学園短期大学保育科を卒業後デパートに就職し、その後に聖徳大学の付属幼稚園に助手として勤務するようになる。 結婚を機に幼稚園の勤務を辞めて、夫の家業の酒店を手伝う。
 誕生間もない頃のセブンイレブンに興味を持ち、夫と共に酒店からコンビニエンス・ストアーに店舗を改装し、自身も経営に参加するようになる。
 夫の両親との同居、出産、育児と、店の経営以上に体力と精神力を必要とされる生活を続け、また多くのボランティア活動にも参加してきた。
 聖徳大学との関係は深く、現在、聖徳大学附属中学・高等学校後援会の副会長、大学の後援会常任評議員、大学香和会副会長を務めている。 また、お嬢様が聖徳の中学から大学まで卒業し、付属秋山高校に勤務している。

6.(7月3日)  講師:森田 節子(第2回)(セブンイレブン経営)、テーマ:「家庭と仕事の両立、そして自分自身の人生」


2002年度後期に向けての、コーディネーター「現代ビジネス学科 島田薫」からのメッセージ
 前期の「女性起業論T」も多くのメディアに取り上げられて話題となり、今年度より千葉県の大学間の単位互換制度を利用して、他大学の学生も一緒に教室で「女性起業論」の授業を受けています。本学科の存在が千葉県内で知られるようになったことは、これからの授業をより良いものにしてゆく大きな励みとなっております。
 今回の講師の方々は実力者ばかりで、働き盛りの頼もしい女性起業家です。また、日本を代表する女性起業家の方々にもご登場願うことができ、学生達が多くのことを学べる授業になると思います。
 (なお、講義の後はレポートを提出し、次週はそれをもとにディベートを行っています。)

7.(10月16日) 講師:西谷 明子((株)モベラ代表取締役)、テーマ:「遠距離通勤を可能にさせた会社運営」
 1954年生まれ、同志社大学文学部卒業。(株)日本エル・シー・エー入社、専務付きのコンサルタントをしていたが、モベラの設立と同時に代表取締役社長に就任した。
 親会社である(株)ベンチャーリンクの100%出資で設立されたモベラは子会社の9社の中の一つであるが、近年増資し独自性の高い企業として注目されている。大学を卒業後に入社した会社で頭角を現し、親会社が新規に会社を立ち上げるときにその才能を認められて社長になった。
 自宅が京都にあり、家庭を持って社長業をこなしている。東京と京都の二重生活はしばらく続きそうである。
 なお、親会社のベンチャーリンクは中小企業向けの情報サービスを目的に設立されたが、現在、インターネットによる情報サービスで日本中に8ヶ所の支社を持ち、年商40億円、社員400名の企業となっている。

cf. 「(株)モベラ」について
 設立:1988年、資本金:4000万円、従業員:38名、年商:13億円
 事業内容:PR及びマーケッティング、フランチャイズの加盟店の開発、出店サポート、店舗デザイン、シニア向け生活支援サービス
 本社:東京都台東区寿2-1-13、京都に支社

8.(11月6日、11月13日) 講師:秋山 エマ(経営コンサルタント、エッセイスト)、テーマ:「軸足は日本、活躍の場は米国」
 米国スタンフォード大学大学院修士号取得(1982年)、(文化人類学、比較文化・認知学専攻)
 英国オックスフォード大学大学院経営学研究所にてマーケッティングとファイナンスを専攻
 メリルリンチ証券に勤務(Merrill Lynch/Senior Associate、在ニューヨーク)、ジョーンズ・ラング・ウートン投資銀行(Jones Lang Wooton/Senior Investment Manager、在ロサンジェルス)、 米国大使館勤務(商務官、在東京)、マネジメント・コンサルタント開業(自営業、在サンフランシスコ)、現在は生活の拠点を東京に移し、活躍している。
 執筆活動はロサンジェルスで投資銀行に勤務中に日経BP社からの依頼で数々の雑誌に寄稿し連載を持った。最近では「婦人公論」(中央公論新社)に「ベイエリアの微風」を連載、女性の生き方を日本と米国を比較文化的洞察で執筆した。
 日本企業や団体を対象に日米経営比較、日本企業の海外事業展開における問題点などを講演している。

9.(12月4日、12月11日) 講師:田嶋 雅美(聖徳大学客員教授、(株)フランチャイズ・アドバンテージ代表取締役)、テーマ:「フランチャイズという仕事を広めた立て役者」
 札幌市立啓成高等学校普通科卒業、上京後、劇団青年座、(株)第一ホーム、(株)フランチャイズ情報サービスを経て、現在の会社を設立し代表取締役に就任。
 (社)日本フランチャイズチェーン協会、フランチャイズデータベース整備事業検討委員会検討委員、創業ベンチャー国民フォーラム幹事
 著書:「ベンチャー企業とフランチャイズシステム」(共同執筆)
 フランチャイズのノウハウを展開してビジネスとし、起業家の育成をする会社を運営している。人生経験が豊富で、逞しい生き方が女性としても注目されている。

10.(1月29日) 講師:佐川 八重子((株)桜ゴルフ代表取締役)、テーマ:「起業して33年、日本の女性起業家のトップランナー」
 1944年生まれ、千葉県出身、文化服装学院修了
 ゴルフの世界が好きで、東洋ゴルフに秘書として入社、その後に独立し、ゴルフ会員権の売買仲介の桜ゴルフを設立した。30年以上も会社を経営し、女性起業家の草分け的存在。
 ニュービジネス協議会で女性経営者委員会を立ち上げ、会長の志田勤氏の片腕として活躍し、女性経営者のまとめ役として、委員長を長く務め、女性部会でサッチャー女史を講師に招いて評判となった。
 現在、ニュービジネス協議会の理事を務めている。東京産業人クラブを立ち上げ、女性経営者の会のまとめ役、常任理事。85年「経済界大賞」、86年「婦人経営者賞」(日刊工業新聞社)等を受賞している。
 高校生の時に初めてゴルフをしてその世界に憧れた。しかし、ゴルフは、お客様の層は良いのに、それを扱う業者のモラルの低さに驚いた。正義感に燃えたことが独立に繋がった。高度経済成長、また、二度にわたるオイルショックやバブルの崩壊を越えて、会社の経営という舵取りを続け、今日に至る。
 女性ならではのキメ細やかなサービス、中高年の男性を採用しての組織作り、新しい時代を読み、ゴルフを情報産業に位置づけようとする努力は高く評価されている。
 よくある肩肘張った女性起業家と違い、謙虚で暖かなお人柄は多くの財界人のファンを作っている。また、女性起業家を支援し、組織化しようとしてきた努力は例のないことと言えよう。

cf. 「(株)桜ゴルフ」について
 設立:1970年、資本金:9000万円、従業員:40名、年商:100億円
 事業内容:ゴルフ会員権の売買及びコンサルティング
 本社:東京都中央区銀座5-9-1 銀座コティビル、支店:千葉・横浜・新宿


2003年度授業(前期・後期)
1.(4月23日) 講師:山口 文代(松戸市女性センター所長)、テーマ:「女性がいきいきと働き続けるために」ー自分のキャリア・ライフプランを考えようー

2.(5月 7日) 講師:梶山 寿子(第1回)(作家・ジャーナリスト)、テーマ:「社会問題へ目を向ける・女性の人権」

3.(5月14日) 講師:梶山 寿子(第2回)(作家・ジャーナリスト)、テーマ:「米国社会の抱える問題と女性達の生き方」

4.(6月 4日) 講師:岩宮 陽子((株)飾一 代表取締役)、テーマ:「よりよく生きることと”抱きしめの経営”」

5.(6月18日) 講師:レイコ・B・レスター((株)エル・インターナショナル 代表取締役)、テーマ:「ファッション・モデルから女性社長への道」

6.(7月16日) 講師:石井 淳子(厚生労働省雇用均等・児童家庭局雇用均等政策課長)、テーマ:「日本の社会を支える女性達に期待すること」

7.(10月15日) 講師:田嶋 雅美((株)フランチャイズ・アドバンテージ代表取締役、聖徳大学 客員教授)、テーマ:「みんなで起業プランをたててみましょう」

8.(10月29日) 講師:田嶋 雅美(第2回)、テーマ:「起業プランのチーム発表会」

9.(11月 5日) 講師:今井 千恵(レイナ株式会社 代表取締役、ファーデザイナー)、テーマ:「小さな芽から大きな花を咲かせた経営戦略」

10.(12月10日) 講師:永山 妙子(クレディ・リヨネ証券会社 東京支店 副支店長)、テーマ:「外資系金融機関30年の生活」


2003年前期「女性起業論T」講師の経歴

山口 文代

松戸市女性センター前所長
現在、健康福祉本部児童家庭担当部次長

・ 都立江北高校卒業
・ 松戸市役所の総務部の直属部署で男女参画社会作りの拠点としての役割を担って設けられた「松戸市男女参画プラン」を策定し、松戸の街を舞台に職場、家庭、学校、地域などであらゆる分野で性別にとらわれることなく、それぞれの能力を発揮して、自立した生活が営めて、安心して暮らせる町街づくりを目指す計画の責任者として活躍した。

・ 教育委員会を通算20年勤務後、婦人担当室長そして男女共同参画社会づくりの拠点である松戸市女性センターの所長として10年勤務、その間、千葉県社会教育委員、千葉県女性センター運営委員、松戸警察協議会会長を務めた。女性問題の専門家として、 千葉県の女性政策関連講座の講師を多数経験している。

・ 松戸市の女性職員のトップとして活躍し、家庭と仕事を両立させて働き続け、仕事も立派に業績を残し多くの職員から尊敬されている。

梶山 寿子 (かじやま すみこ)

作家・ジャーナリスト

・ 神戸大学文学部 (社会心理学専攻)卒業
  ニューヨーク大学大学院(NY、USA) コミュニケーション学科卒業
・ 神戸大学を卒業後、関西テレビ放送株式会社に入社、制作局でディレクターとして番組制作に携わる。2年後、退社し渡米する。
・ ニューヨーク大学の大学院に通いながら、現地の読売アメリカ社に入社。読売新聞の現地版(THE YOMIURI AMERICA)の記者として活躍する。
・ 読売アメリカ社を退社し、フリーランスのジャーナリストとしてアメリカから日本で発行されるメディア(文藝春秋・アエラ・SAPIO)に記事を執筆する。
・ 1998年に帰国し、活動の拠点を国内に移す。
・ ドメスティック・バイオレンス(DV)に早く問題を投げかけたジャーナリストとして有名で、この問題の専門家としての評論や論文を展開している。日本社会にもようやく認識されたDVの解説などでTVのニュースに出演、また朝日カルチャーセンターや多くのシンポジュウムで講演をしている。
・ 「婦人公論」「プレジデント」「週刊文春」「日経ウーマン」「現代」など執筆は多数
・ 外資系企業のマーケティング戦略のルポ「国際ビジネス最前線」や「女性CEOからの直言」またスタジオ・ジブリの作品の海外進出をめぐる舞台裏を迫った記事など取材から構成までを手がけ執筆している
・ 神奈川県立外語短大非常勤講師(時事英語)
  (株)ベルシステム24 (戦略情報調査研究室の主任研究員)
・ 著書
  「女を殴る男たち・DVは犯罪である」 (文藝春秋)
  「家族が壊れてゆく・DV最も身近な犯罪」(中央公論新社)
  「子どもをいじめるな」(文春新書)
  「天才マイケル育児の秘密」(読売新聞)共訳
  「どっこい生きてる日本人」(読売新聞社)共著
  「ザ・別れる理由」(宝島社文庫)共著
  「賢い脳のつくり方」(講談社プラスアルファ文庫)共著
  「日本の論点2000」(文藝春秋)
・ その他にDVに関係したアジア女性基金からの委託調査や文部科学省からの社会教育指導者に対する開発事業の委託をうけ活動している。

岩宮 陽子

株式会社 飾一 代表取締役
会社概要  設立 1988年(創業は1971年)   資本金 1億9850万円
       売上高 17億6000万円   従業員 32名
       事業内容 各種正月飾り、和紙・水引製品、金封製造販売、化学薬品の研究開発販売、
       本社   神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央5−7−2
       研究所  超紙研究所    支社  新潟センター

・ 1941年生まれ、日本大学文理学部中退(病気の為)
・ 4人の子供を抱え、義母、祖母、義叔母と同居し家庭を離れずに出来る家庭教師や料理教室などをこなしていた。転機は家を建て替え玄関が引き戸からドアーとなって、それまでの正月用の松飾りが合わなくなり、自分で創作した。それを見たご主人が「特許をとれ」と言ったことが創業のきっかけとなつた。
・ 当初は水引で作った松飾りを花屋さんに売り歩いたが、デパートやスーパーに卸すという流通経路の改革を行った。また、手作業の制作マニュアルを作り、品質管理をスタートさせた。「古いしきたりを踏まえ、独創的なアイディアの商品を生み出す」という会社のアイデンティティー(独自性)が確立した。
・ 創業以来「抱きしめの経営」という人を大切にする経営を軸としていたが、組織は思いやりだけでは生き続けることは不可能と感じ、大学の経営セミナーに通い、夜間講座で経営組織論の授業に出て、多くの経営ノウハウを学んだ。
・ 「起業は、はだしの凧揚げ」、起業をするということは川原で凧(たこ)を素足で上げているようなモノという。凧はビジョンであり、時代の流れという風も必要となるし、素足なのでケガをするかもしれない。足下をきちんと見つめ、風に気を配り、凧を高く上げようという気持ちを持ち続けることが必要となる。同時に凧揚げは糸が重要となり、情報、経験、人、強い思いなどを太い糸として生かしてゆくことが成功への秘訣となるというのが持論である。
・ 「アントレプレナー大賞・レディス賞」 受賞(社)ニュービジネス協議会主催
 「文部科学大臣賞」受賞 平成13年度科学技術振興功労者として
 「発明大賞」 受賞 (財)日本発明振興協会
 「第一回 創業ベンチャー国民フォーラム顕彰起業家部門賞」 受賞

レイコ・B・リスター(Reiko B. Lyster)

株式会社 エル・インターナショナル代表取締役(Elle International Co.、Ltd.)
会社概要  設立 1979年       資本金 2.500万円
       従業員 135名
       事業内容 外国化粧品の輸入販売、 エステティツクサロン運営
       本社  東京都新宿区西新宿6−12−1 パークウエスト4F
       物流センター 江東区有明

・ 1934年生まれ 東京都出身
・ 26才で専業主婦からマックスファクター日本支社で翻訳スタッフの職を得る
・ 32才で働きぶりが評価されて、コティの美容部次長に抜擢される
・ 35才の時に離婚手続きのために仕事をすべて辞めて渡米する。現地でエスティー・ローダーのアカウント・マネジャーになる。
・ 37才の時に資生堂アメリカの全米美容部長としてスカウトされ入社する。
・ 6年間過ごしたアメリカをあとに帰国する。フランスのオルラーヌ社の日本法人社長に抜擢された。当時は大手外資ではじめての女性社長となったが、2年後に転機が訪れる。フランス本社の事業計画が縮小して思うような事業展開が望めなくなり自らの力で会社を設立することになった。
・ 会社を設立するにあたり資本金や事業資金の為に自宅を担保に入れ、熱意に賛同してくれた銀行からの融資をうけた。45才の時だった。
・ 現在、デパート24店舗に販売網を広げ、競争の激しい化粧品業界のトップとして活躍している。
・ 仕事の傍ら桜ゴルフの佐川社長と東京産業人クラブの理事として後輩の女性起業家の育成につとめている。
・ 東京スチュワーデス専門学院 学院長
  日本輸入化粧品協会 理事長
  米国 “Committee of 200”女性経営者の会 会員
・  世界優秀女性起業家賞 受賞 (2001年)
  フランス国家功労勲章シュバリエ 受勲 (2002年)
  日刊工業新聞 「女性経営者賞」 受賞 (2003 年)

石井 淳子(いしい あつこ)

厚生労働省雇用均等・児童家庭局 雇用均等政策課長

・ 1957年生まれ
・ 東京大学経済学部卒業
・ 1980年 労働省入省
  1991年 鳥取県商工労働部職業安定課長
  1992年 自治省行政公務員部能率安全推進室課長補佐
  1994年 婦人局婦人福祉課長補佐
  1994年 婦人局婦人政策課長補佐
  1996年 厚生省生活衛生局水道環境部環境整備課廃棄物減量推進指導官
  1998年 婦人局婦人労働調査官
  1998年 女性局女性労働調査官
  1999年 松戸市助役
  2001年 労働基準局賃金時間部賃金課長
  2002年 厚生労働省労働基準局賃金時間課長
  2003年 雇用均等・児童家庭局雇用均等政策課長

・ キャリア・ウーマンとは熟練した知識や技術をもち第一線で働く女性を意味している中央官庁で国家公務員の上級試験に合格し、国の舵取りをする仕事をしている男性と同じ仕事につくだけでも容易でないが、そこで活躍し業績を残している数少ないスーパーエリートの女性といえる。
・ 官庁の課長職は企業でいうと重役のポジションで事務次官が社長にあたる。
・ 松戸市の助役というナンバー2の要職を2年間勤め、多くの業績をあげた。
・ 日本で初めての「職場におけるセクシャルハラスメントの防止」に関する基本方針を策定した。また、これも日本で初めて「女性職員の能力発揮促進のための指針」というポジティブアクションの取り組みをスタートさせた。
・ 松戸市の女性職員だけでなく多くの人に絶大な信頼を得て、その行政の能力のすばらしさは現在でも松戸市の市政に多くの影響を残している。


2003年後期「女性起業論U」講師の経歴

今井 千恵

レイナ株式会社 代表取締役
本社 福岡県福岡市中央区渡辺通り1−1−1  サンセルコビル3F
業務内容 ファー・レザー・バッグのデザイン、輸入及び販売
年商  20億円     資本金 5000万円    従業員 48名
会社設立  1977年

・ 鹿児島県立玉龍高校卒業
・ 高校を卒業後に航空会社の国内線の客室乗務員となる
・ 1977年に女性4人で輸入品の販売を目的とする貿易会社を当時、住まいがあった福岡で設立する。
・ フィンランドの毛皮メーカーと知り合いコートをデザインしてビジネスを毛皮に絞ってゆく。また、ファッションショーを開催するようになる
・ 1991年に皇族の毛皮店として有名だった東京・帝国ホテルにあった「フタバ・ファー」を買い取り、経営を引き継ぐことになり、「ロイヤル・チェ」という店名で東京に進出が始まる。ホテル・ニューオータニの中にも店をもつようになる。
・ 1999年にアメリカ・ニューヨークで毛皮コレクションに初めて参加し、12州内で販売を開始した。その優れた芸術性を評価されてニューヨーク市とアジア・アメリカ顧問協議会より表彰される。
・ 2002年には東京やニューヨークで毛皮のコレクションに参加し、ニューヨークのマディソンアベニューに「ロイヤル・チエ」をオープンさせ話題になる。
・ 2003年に北海道の札幌にある大丸デパート内に店をオープンする
・ 現在、自らデザインする毛皮は東京・福岡・鹿児島・札幌そして全米やカナダの120カ所で販売されている。

・ 2002年度 「世界女性起業経営者40人」に選出されパリで女性起業家賞を受賞した。


永山 妙子

クレディ・リヨネ証券会社 東京支店 マネージング・ディレクター副支店長
 [クレディ・リヨネ(CREDIT LYONNAIS)は135年余の歴史をもつフランスの金融界のエキスパート。
 銀行業務・証券業務の拠点をフランス国内で1840店舗、世界50カ国以上に拠点を有している。日本では30年の歴史がある。]
社団法人 経済同友会 会員

・ 上智大学比較文学部 卒業(経営・経済専攻)
  東洋英和女子学院短期大学文部 卒業、  野村マネジメント・スクール卒業
・ 短期大学を卒業後、大手の石油会社にOLとして就職したが、3年後に辞めてドイツとカナダに短期留学し、帰国後に外資系の金融機関に就職し30年間にわたり外資の金融機関で活躍している。
・ 1973-83 ファースト・シカゴ銀行 企業金融部・企業審査部
        10年間で基礎を学び、シカゴ本店で勤務した
  1983-92 マニファクチャラーズ・ハノーバー証券会社 資本市場部
        初めの1年で個人の年間売り上げが1億ドルを超えた
        IFRのディール・オブ・イヤーを受賞
  1992-96 ケミカル証券会社 コーポレート・ファイナンス部長
        日本人女性で初めてマネージング・ディレクター(MD)となった
  1996-98 チェース証券 国際金融部長
  1998-00 チェース・マンハッタン銀行(合併により)
        グローバル・インシュランス部門日本代表
  2000-01 JPモルガン・チェース銀行 金融法人・保険業界担当
  2001-  クレディ・リヨネ証券会社 マネージング・ディレクター副支店長


2006年度授業(前期・後期)
  毎週水曜日 3時限目(13:00〜14:25) 5301教室
1.(5月10日) 講師:長江曜子、テーマ:「商人の娘として挫折の中から学んだ経営」
  ー自分のキャリア・ライフプランを考えようー
  株式会社 加藤組 石匠あづま家 代表取締役; 聖徳大学人文学部生涯教育文化学科 教授

2.(6月 7日) 講師:山口文代、テーマ:「女性が生き生きと働き続けるために」
  ー社会の仕組みを知って、キャリアプランをしっかり作るー
  前松戸市女性センター所長

3.(6月28日) 講師:今野由梨、テーマ:「日本の女性起業家のパイオニアとしての役目」
  ダイヤルサービス株式会社 代表取締役; 聖徳大学 現代ビジネス学科 客員教授

4.(7月 5日) 講師:原田純子、テーマ:「営業をまったくしないで大成功したオンリーワンのビジネス」
  ー発想のユニークさで人々に夢と感動を与えた商品作りー
  株式会社 メルヘン企画 代表取締役

5.(10月18日) 講師:笹川祐子、テーマ:「東京で起業し、上場の夢を目前にして」
  人材派遣・教育研修事業で年商40億円近くを売り上げる
  株式会社イマジンプラス 代表取締役

6.(10月25日) 講師:小島由公香、テーマ:「名古屋からスタートし、東京へ進出、そして世界に」
  国際会議の企画運営、高度な技術翻訳のビジネス
  エム・アイ・シー株式会社 代表取締役

7.(11月29日) 講師:沖 幸子、テーマ:「お掃除をビジネスにして20年」
  フラオ グルッペ 株式会社 代表取締役; 聖徳大学 現代ビジネス学科 客員教授

8.(11月 8日) 講師:田嶋雅美(依頼中) テーマ:「役者から起業家に、ビジネスに生きる」
  株式会社 フランチャイズ・アドバンテージ 代表取締役; 聖徳大学 現代ビジネス学科 客員教授

9.(2007年1月10日) 講師:谷口郁子 「薬局から介護ビジネスまで幅広いマーケットをつかむ」
  株式会社イムノ 代表取締役


2006年度前期「女性起業論T」講師の経歴

長江 曜子

・ 1953年茨城県生まれ
・ 現在は聖徳大学人文学部生涯教育文化学科 教授
  専門は日本近現代文学
・ 聖徳学園短期大学文学科国文専攻 卒業
  共立大学文芸学部日本文学コース 卒業
  明治大学大学院文学研究科日本文学コース 博士課程後期修了
・ 1984年より聖徳学園短期大学部で日本文学を教える。
・ 株式会社 加藤組 石匠あづま家 代表取締役
  父親が創業した石材業を受け継ぎ社長業も続けている。現在、日本で最大の墓石小売業が集まる八柱霊園の近くに店舗をもち、霊園の設計や墓石の販売を行っている。
・ お墓の研究家としても知られていて、国内のみならず海外のお墓の研究をして、行政へも早くから発言し、現在のお墓ブームを先取りして新しいお墓のあり方や葬儀についての考え方をリードしてきた。
  自分自身を葬送アドバイザーとし、本来は日本の葬儀を暗いものから明るいものに位置づけた功績は大きい。
・ 高齢化社会の大きな問題である高齢者の生き方の指針を作成し、高齢者がいつまでも元気に学び続けてゆくために全国に先駆けてモデルプランを作成し、大学で学生に指導している。
・ 松戸市の活性化とPRのために長年にわたり地域活動に参加し、「住んで良かった松戸市」というイメージ作りのためにボランティア活動を続けている。
・ 聖徳学園卒業生の香和会の会長として7万人以上の組織を運営し、全国にある支部のコントロールをしている。
・ 著書
  「欧米メモリアル事情」 1991年 石文社
  「21世紀のお墓はこう変わる」 1998年 朝日ソノラマ
  「Q&A 21世紀のお墓と葬儀」 2001年 明石書店出版


山口 文代

 松戸市女性センター前所長
 現在、健康福祉本部児童家庭担当部次長

・ 都立江北高校卒業
・ 松戸市役所の総務部の直属部署で男女参画社会作りの拠点としての役割を担って設けられた「松戸市男女参画プラン」を策定し、松戸の街を舞台に職場、家庭、学校、地域などであらゆる分野で性別にとらわれることなく、それぞれの能力を発揮して、自立した生活が営めて、安心して暮らせる町街づくりを目指す計画の責任者として活躍した。
・ 教育委員会を通算20年勤務後、婦人担当室長そして男女共同参画社会づくりの拠点である松戸市女性センターの所長として10年勤務、その間、千葉県社会教育委員、千葉県女性センター運営委員、松戸警察協議会会長を務めた。女性問題の専門家として、千葉県の女性政策関連講座の講師を多数経験している。
・ 松戸市の女性職員のトップとして活躍し、家庭と仕事を両立させて働き続け、仕事も立派に業績を残し多くの職員から尊敬されている。


今野 由梨

 株式会社 ダイヤルサービス 代表取締役 
 会社概要 設立 1969年    資本金 2億2491万円
     従業員 197名
     事業内容 電話相談サービス、コールセンター、アウトソーシング事業
     本社 東京都港区青山4-20-19
     http://www.dsn.co.jp
 株式会社生活科学研究所 代表取締役 設立 1979年
 Dial Service International Inc. 米国NYに設立 1987年
 聖徳大学人文学部現代ビジネス学科 客員教授

・ 三重県桑名市生まれ
・ 戦争中(9才)大空襲に見舞われるが奇跡的に助かる。
・ 18才で上京、津田塾大学に入学する
・ 卒業後、就職活動に失敗、1964年にニューヨーク世界博のコンパニオンとして渡米し、テレホン・アンサリング・サービスの存在を知る。大学を卒業して10年が経っていた
・ ダイヤルサービスを設立して「赤ちゃん110番」というサービスを始める。
電話で育児相談を無料でする日本初の電話カウンセラーの誕生となった。
・ 企業にスポンサーになってもらうシステムは企業にとってメリットは貴重な情報を提供するものであったが、スポンサー探しは苦戦した。
・ 当初は資金の調達に苦労をしたが、電話回線がパンクするほど利用者が増え続けた
・ 「エンゼル110番」「子ども110番」「熟年110番」とサービス内容を増やし、現在は働く女性、健康相談、離婚相談、外国人の悩みなと数多くのサービスを提供している
・ (株)生活科学研究所の仕事として調査やシンポジュウムを開催し、企業や政府と連携して社会の活性化を推進している
・ 総務省からの要請で「女性起・企業家国際交流事業」の目的とした(財)2001年日本委員会の理事長として女性起業家のネットワーク作りを進めている
・ 早くから政府の審議会の委員や民間企業のアドバイザーとして活躍している
・ 世界優秀女性起業家賞(1998年)受賞
・ マラソンゴルフ日本新記録(一日153ホール、8.5ラウンド完全ホールアウト)樹立(ギネスブック1994年版に掲載)
・ 著書「ベンチャーに生きる」 日本経済新聞社 2004年


原田 純子

 株式会社 メルヘン企画 代表取締役
 会社概要 設立 1982年    資本金 2000万円  年商10億円(2005年)
      従業員 200名 (パート・アルバイトを含む)
      事業内容 サンドイッチの製造・販売
      本社 東京都八王子市散田3-1-6
      http://www.meruhenk.co.jp
 東京のデパート(三越・高島屋・そごう等)に直営店を21店チェーン展開しているが、関東や名古屋にも出店を始めた。

・ 27才で結婚を機に食品会社に再就職したが、既婚女性が働く厳しさを実感した。女性の能力を最大限に生かして、生き生き働ける職場を作りたいとの思いで起業した。
・ キャッチフレーズは「オンリーワンのサンドウイッチで営業のない営業」
・ 美味しさと素材の徹底したこだわりが特徴となっている。無添加の自家製パン、マヨネーズも独自のレシピで開発、工場を持たずに百貨店の店内厨房で作り立てを提供する。現在100種類以上のサンドウイッチがある。
・ 日本人の味覚に合ったサンドウイッチ作りをテーマに女性の視点で新製品を開発している。美味しいサンドウイッチを丁寧に優しい味にすることをポリシーとしている。
・ 会社は営業活動をまったくしないので営業社員はいない、また宣伝費を一切かけない。良い商品作りこそが営業になる。
・ 「デパ地下の立役者」として有名デパートに進出しているが、要請があればどこへでも出る訳ではない。厨房やスペースなど環境条件を満たした場合のみとしている。
・ 現在おむすびの販売を始めたがブームに乗ったものではなくサンドウイッチの感覚で中が見られるものを考えた。おむすびは80種類揃えている。
・ クオリティーを大切にして必要以上にチェーン展開する気はない。働く女性を大切にした企業運営をしている。
・ 多摩ブルー・グリーン賞(多摩地域の地域経済に貢献した企業)最優秀賞と東京都産業労働局賞を受賞した(2005年)

2006年度後期「女性起業論U」講師の経歴

小島 由公香

 エム・アイ・シー株式会社 代表取締役
 会社概要 設立 1982年  資本金 3000万円 翻訳登録者 300名
 業務内容 国際会議の企画運営、技術翻訳、海外向けVIR作成、ローカリーゼーションのドキュメントやヘルプの技術翻訳を専門に扱う
 本社    愛知県名古屋市熱田区比々野41−1−805
 東京支社 東京都港区赤坂 6−19−40−405
 ykojima@mic.japan.com ローカリゼーションサービス
 http://www.mic-japan.com/ 技術翻訳

・ 1953年 愛知県生まれ
・ 南山大学外国語学部英米学科卒業、米国オハイオ州で国際交流プログラム参加
・ フリーランスの通訳者として各種のビジネス通訳として活動する
・ 1982年、国際会議の運営企画の会社を名古屋に設立する
・ 1991年に通訳部門を廃止する。IT関連ローカリゼーションビジネスを本格的にスタートさせる。
   取引先は大手IT関連企業、トヨタ、GM等自動車関連企業、医薬品会社、外資系企業などとなっている。
・ 2002年には各種IT系ローカル翻訳の品質が認められて、IBMの年間最優秀アワード翻訳賞を受賞。2005年にも再度受賞した。
・ 中部経済連合会会員、日刊工業新聞産業人クラブ理事等、名古屋の産業人の中で活躍している。
・ 「女性起業家フォーラム」等や各種の講演やセミナーなどで講演し、女性起業家の育成を積極的に行っている。
・ 2005年に東京に支社を設け、東京を中心に本格的に活動をスタートさせた。

笹川祐子

株式会社 イマジンプラス  代表取締役
 事業内容 デジタルコミュニティーの総合人材サービス、PCハード・ソフト・通信関連の販促支援、教育研修事業、労働者人材派遣
 所在地  東京都新宿区西新宿1−10−1 MY新宿第二ビル3F
 支社   大阪、名古屋、札幌、横浜、シドニー、
 資本金  1億円
 売上高  38億8000万円(2005年度実績)
 従業員  80名    稼働スタッフ 1300名
 http://www.imagineplus.co.jp/

・ 1962年北海道滝川市生まれ
・ 藤女子大学英文科を卒業
・ 札幌市内の出版社に勤務、パソコンスクール運営等の経験をし、上京する
・ (株)ライトスタッフ入社
・ インターネット関連のサポートビジネスの新規事業をスタートさせる
  事業部長、副社長を経て、代表取締役に就任
・ 2004年 株式会社イマジンプラス設立代表取締役就任
・ 現在創業10年目となっている。
・ 事業を全国展開しているが、海外への拡大も進めている
・ 新規プロジェクトとして、海外への留学した人への就職支援、海外インターンシップ留学など、グローバル展開を視野に取り組んでいる
・ 今後は年商300億円規模を目標にし、株式公開を目指し躍進中である

谷口 郁子

イムノエイト株式会社 代表取締役社長
・ 本社所在地 神奈川県横浜市鶴見区富士見町8−2
・ 設立 1989年12月
・ 資本金 5000万円
・ 事業内容 調剤薬局の経営、介護関連事業、医業経営のコンサルタント、医療用医薬品等の輸出入、医療機器の販売、
   イムノグループとして運営している。
 URL: http://www.immuno8.com

経歴
1959年 東京都生まれ
1982年 共立薬科大学 生物薬学部 卒業、薬剤師国家資格 取得
     昭和電工(株)医薬品研究部に入社
1986年 同社退社、文献翻訳業務に従事
1987年 調剤薬局に勤務
1988年 イムノエイト株式会社設立、同社代表取締役社長に就任
1993年~95年 米国、ニューヨーク州に在住、イムノコーポレーションUSAを設立
2002年 世界優秀女性起業家賞 受賞
2003年 内閣府男女共同参画局 チャレンジ支援ネットワーク委員会の委員に選任
2004年 文部科学省 科学技術・学術審議会基本計画特別委員に就任
2005年 日本女性薬剤師連盟 副会長
・ イムノグループの企業は現在4社あり、ニューヨーク、東京、横浜、高崎、に本社をおいて活動している。
・ この他に文部科学省や自民党の委員を歴任しているが、本社のある横浜の男女共同参画の委員としても活躍している。
・ 前首相の小泉氏のメールマガジンにもたびたび登場し、首相の施政方針演説の中、世界で業績を高く評価された日本人として谷口さんの名前を挙げている。
・ 現在、各地の古い商店街を活性化するためにクリニックや託児所、介護事業所、などを集約した「タウンヘルスケアステーション」を展開している。

著書
・ 「あなたはどんな『老い』を生きたいですか」アートデイズ社 2004年
・ 「わたしという生き方」文芸社 2005年 


2008年度授業(・後期)
  毎週水曜日 3時限目(13:00〜14:30) 5301教室 女性キャリア学科 島田 薫
  2008年9月22日〜2009年1月24日、現代ビジネス学科2年生18名、女性キャリア学科1年生10名

1.(10月01日) 講師:柳 説子、テーマ:「子育てから学ぶ、女性の働き方」
  松戸市女性センター所長
  松戸市役所の女性職員のトップとして、働く女性達のワーク&バランスを指導し、女性達に住みやすい松戸市の発展に尽力している。

2.(10月15日) 講師:顧 定珍、テーマ:「夢を追いかけて、ビジネスで日本と祖国の橋渡しを続ける」
  銀座シルクランド画廊 取締役
  中国で生まれ、化学の教師として働きながら服飾デザイナーを目指して、日本の大学院に留学した。その後、画廊に就職して優秀な中国人アーティストの発掘をして、日本に紹介している。

3.(10月29日) 講師:笹川祐子、テーマ:「東京で起業し、上場の夢を目前にして」
  株式会社イマジンプラス 代表取締役
  人材派遣、教育研修事業で年商40億円を稼ぐ若手のホープ

4.(11月19日) 講師:田嶋雅美、テーマ:「役者からの転身、フランチヤイズで起業に成功」
  株式会社 フランチャイズ・アドバンテージ 代表取締役、聖徳大学 女性キャリア学科 客員教授

5.(12月03日) 講師:下村朱美、テーマ:「エステの広がりと優秀な技術者の養成に命をかけて」
  株式会社 シェイプアップハウス 代表取締役
  従業員800名、年商153億円の日本のエステティック業界No.1の経営者。
  エステの世界を広げ、お客さまのことだけでなくエステ業界に就職する女性を支援している。
  2005年にパリで世界優秀女性起業家賞を受賞した(過去に受賞した日本人は17名となっている)

2009年
6.(01月14日) 講師:今野由梨、テーマ:「アメリカから学んだ、ビジネスのノウハウ」
  株式会社 ダイヤルサービス 代表取締役、聖徳大学 女性キャリア学科 客員教授  1998年に世界優秀女性起業家賞を受賞


2008年度後期「女性起業論U」講師の経歴

柳 説子

松戸市役所  女性センター所長
 
      松戸市役所について 
千葉県の北部にあり、人口485.851人を抱える松戸市を運営する市役所
松戸市は東京へ通勤するサラリーマンのベッドタウンとして発展してきた
役所の仕事は遅いという通説を覆した「すぐやる課」を作り有名となった
現在、松戸市役所に勤める職員は3.907人で、その内訳は女性が1.668人と42.7%となっている。
所在地 松戸市小根本387−5

・ 東京音楽大学 卒業
・ 1975年(昭和50年)に松戸市役所に入所
・ 初めは秘書課からスタートし、こども課、議会事務局、ごみを減らす課、を経て、すぐやる課に配属された。
・ その間に結婚・出産・育児をしながら市役所の仕事を続けた
・ 市役所で30年以上の経験を積んで、現在は女性センターの所長として働く女性や地域の女性達の活性化に活躍している
・ 松戸市役所1.668名の女性職員のトップとして、後輩たちの指導や教育にも尽力している
・ 自宅も松戸市で、一市民としても発言をし、よりよい松戸市を目指して、改革に挑んでいる
・ 尚、お二人のお嬢さまは当校の付属幼稚園を卒業している

顧 定珍 (こ・ていちん)

シルクランド株式会社  取締役(美術事業部長)

事業内容 絵画、美術品販売及び不動産管理
銀座シルクランド画廊
     東京都中央区銀座6−5−11 第15丸源ビル1階
     電話 03-5568-4356
本社   東京都三鷹市井口3−14−34
代表者  榎本宏太郎
設立   1985年2月
資本金  2000万円

・ 1961年中国上海に生まれる。
・ 上海師範大学化学部卒業
・ 1984〜1988年 上海の盧湾区商業高校の化学教師として勤めながら、中国紡織大学で服飾デザインを勉強した
・ 1989年に服飾デザイナーを目指し、日本に留学
・ 東京アカデミー日本語学院で日本語を学び卒業する
・ 1994年東京文化女子大学大学院修士課程修了
・ 1994年4月シルクランド株式会社に就職する。日本全国の有名百貨店を中心に、世界各国で活躍する中国出身の画家の作品を紹介してきた。
・ 2003年に銀座6丁目に直営の画廊をオープンし、画廊のジェネラルマネージャー(GM)に就任する。
・ 同年に取締役に就任し、今日に至る。

笹川祐子

株式会社 イマジンプラス  代表取締役
 事業内容 デジタルコミュニティーの総合人材サービス、PCハード・ソフト・通信関連の販促支援、教育研修事業、 
      労働者人材派遣、
 所在地  東京都新宿区西新宿1−10−1 MY新宿第二ビル3F
 支社   大阪、名古屋、札幌、横浜、シドニー、
 資本金  1億円
 売上高  38億8000万円(2005年度実績)
 従業員  80名    稼働スタッフ 1300名
 http://www.imagineplus.co.jp/

・ 1962年北海道滝川市生まれ
・ 藤女子大学英文科を卒業
・ 札幌市内の出版社に勤務、パソコンスクール運営等の経験をし、上京する
・ (株)ライトスタッフ入社
・ インターネット関連のサポートビジネスの新規事業をスタートさせる
事業部長、副社長を経て、代表取締役に就任
・ 2004年 株式会社イマジンプラス設立代表取締役就任
・ 現在創業10年目となっている。
・ 事業を全国展開しているが、海外への拡大も進めている
・ 新規プロジェクトとして、海外への留学した人への就職支援、海外インターンシップ留学など、グローバル展開を視野に取り組んでいる
・ 今後は年商300億円規模を目標にし、株式公開を目指し躍進中である

田嶋雅美

株式会社 フランチャイズ・アドバンテージ  代表取締役

会社概要  設立:  1996年
      資本金: 2億756万円
      事業内容:チェーンビジネス立ち上げ、支援
      本社:  東京都港区港南3-6-21 コスモポリス品川3603 
      
聖徳大学女性キャリア学科 客員教授

・ 北海道出身
・ 札幌市立啓成高等学校普通科卒業
・ 高校を卒業後、上京してアルバイトをしながら劇団青年座で演劇への道を進む。
・ その後、(株)第一ホームという不動産会社に勤務する。
・ 転職後、(株)フランチャイズ情報サービスでフランチャイズの基本を学び、会社を設立して現在に至っている。
・ フランチャイズに早く着目して起業家の育成をする会社を作った。
・ フランチャイズ業界で活躍し、(社)日本フランチャイズチェーン協会会員
・ 人生経験が豊富でたくましい生き方で注目されている
・ 聖徳大学で2000年より客員教授となり、講義をしている

下村朱美

株式会社 シェイプアップハウス  代表取締役

会社概要 設立: 1984年
資本金:4000万円
     売上高:153億円
     従業員数:800名
     事業内容:男性専用エスティックサロン[ダンディハウス]
          女性専用エスティックサロン[ミスパリ]
     店舗数: 全国に110店舗
     本社 : 東京都港区赤坂6-6-3
     関連会社:株式会社ミスパリ(健康美容総合商社)
     URL:http://www.dandy-house.co.jp/
Press: http://www.atpress.ne.jp/

・ 池坊短期大学 家政科卒
・ 1962年エスティックサロン「シェイプアップハウス」1号店を大阪難波に開店する
・ 1986年(株)ミスパリを設立
・ 1990年 ミスパリインターナショナル・スクールの理事長に就任
・ 日本のエステティックの現状から、きれいにするだけでなく、技術や機器や食品、化粧品と効果をきちんと出せる理論を理解したエステの技術者を養成した。
・ 日本初の男性専門のエステサロンを開いたことで新しい方向性ができた。
・ 男性エステサロン「ダンディハウス」のコマーシャルにハリウッドスターのリチャード・ギア氏を起用し、またサザンオールスターズの桑田佳祐さんも起用しました。
・ 女性専門のミスパリには現在、女優の藤原紀香さんが登場しています
・ 東京大学医学部に1億7.500万円を寄付して、特別講座を開講している。
・ 世界優秀女性起業家賞受賞(2005年)
世界中の優秀女性起業家の業績を評価して与えられる賞。ビジネスだけでなく、社会貢献をしていることも評価の対象となる。米国に本部があり、世界中の女性のなかから選ばれて、表彰式はパリ、シドニー、ヴェニス、モナコ、ロンドン、バンクバー、など毎年世界の国々で行われている。
エステ業界では世界初の受賞となった。世界で300人が選ばれているが、日本人は現在17名となっている。


今野 由梨

株式会社 ダイヤルサービス  代表取締役

会社概要 設立 1969年    資本金 2億2491万円
     従業員 197名
     事業内容 電話相談サービス、コールセンター、アウトソーシング事業
     本社 東京都港区青山4-20-19

株式会社生活科学研究所 代表取締役 設立 1979年
Dial Service International Inc. 米国NYに設立 1987年
聖徳大学人文学部現代ビジネス学科 客員教授

・ 三重県桑名市生まれ
・ 戦争中(9才)大空襲に見舞われるが奇跡的に助かる。
・ 18才で上京、津田塾大学に入学する
・ 卒業後、就職活動に失敗、1964年にニューヨーク世界博のコンパニオンとして渡米し、テレホン・アンサリング・サービスの存在を知る。大学を卒業して10年が経っていた
・ ダイヤルサービスを設立して「赤ちゃん110番」というサービスを始める。
電話で育児相談を無料でする日本初の電話カウンセラーの誕生となった。
・ 企業にスポンサーになってもらうシステムは企業にとってメリットは貴重な情報を提供するものであったが、スポンサー探しは苦戦した。
・ 当初は資金の調達に苦労をしたが、電話回線がパンクするほど利用者が増え続けた
・ 「エンゼル110番」「子ども110番」「熟年110番」とサービス内容を増やし、現在は働く女性、健康相談、離婚相談、外国人の悩みなと数多くのサービスを提供している
・ (株)生活科学研究所の仕事として調査やシンポジュウムを開催し、企業や政府と連携して社会の活性化を推進している
・ 総務省からの要請で「女性起・企業家国際交流事業」の目的とした(財)2001年日本委員会の理事長として女性起業家のネットワーク作りを進めている
・ 早くから政府の審議会の委員や民間企業のアドバイザーとして活躍している
・ 世界優秀女性起業家賞(1998年)受賞
・ マラソンゴルフ日本新記録(一日153ホール8.5ラウンド完全ホールアウト)樹立
ギネスブック1994年版に掲載
・ 著書「ベンチャーに生きる」 日本経済新聞社 2004年


2011年度授業(前期)
  期   間: 2011年4月11日〜7月29日
  授業時間: 毎週水曜日 3時限目(13:00〜14:30)
  学   生: 女性キャリア学科2年生(12名)、4年生(14名)
  担当教員: 島田 薫

講師
1.(5月11日) 大井幸子
  株式会社 SAIL 代表取締役 社長
  ニューヨークのウォール街で活躍したヘッジファンドの専門家
  2007年に帰国後は投資専門のコンサルタント業務の運用会社を設立
  して、執筆や講演など多忙な日々となっている。
  「グローバル社会の日本女性のこれからの生き方」

2.(6月1日) 光畑由佳
  有限会社 モーハウス 代表取締役
  授乳服、授乳用インナー製作、販売、出産・子育てイベントの企画・製作
  時代に合ったビジネスを立ち上げたので、多くのメディアに取り上げられ
  た。また、各種の受賞をしている。
  第8回「女性起業家大賞」優秀賞(2009年)
  「自分のできることからビジネスを始めて」
(なお、今回の授業の様子が、光畑さんご自身のブログで紹介されています)

3.(6月29日) 仲村明子
  有限会社 アネティ 代表取締役
  広告・PR活動のサポート、代行、コンサルティング、研修サービス
  ビジネスパーソンとしての歴史を生かして、中小企業向きのサポート会
  社を設立した。
  「大きな組織から学び、小さな組織を活性化させる」

4.(7月20日) 田嶋雅美
  株式会社 フランチャイズ・アドバンテージ 代表取締役
  フランチャイズビジネス
  聖徳大学 女性キャリア学科 客員教授
  「役者から起業家に、人生の経験を生かしてビジネスに」


2012年度授業(後期)
  期   間: 2012年10月03日〜2013年01月09日
  授業時間: 毎週水曜日 5時限目(16:25〜17:55) 5301教室
  学   生: 女性キャリア学科2年生(8名)、4年生(9名)
  担当教員: 島田 薫

講師
1.(10月03日) 笹川裕子
  株式会社 イマジンプラス 代表取締役
  〒151-0053 東京都渋谷区代々木 2-11-17 ラウンドクロス新宿8階

2.(10月17日) 町山貴子
  松戸市役所職員 経済担当部消費生活課長
  〒271-8588 千葉県松戸市根本 387

3.(11月14日) 秋山やちよ
  東京・麹町 料亭「こうしんほう」女将
  東京都千代田区平河町 1-3-12

4.(11月28日) 田嶋雅美
  株式会社 フランチャイズ・アドバンテージ 代表取締役
  聖徳大学 女性キャリア学科 客員教授
  〒108-0075 東京都港区港南 3-6-21 コスモポリス品川 3603

5.(2013年01月09日) 沖 幸子
  株式会社 フラオグルッペ 代表取締役
  聖徳大学 女性キャリア学科 客員教授
  〒151-0053 東京都渋谷区代々木 1-45-6


今期初登場の講師の経歴書

町山貴子さん(52歳)

・講義日:2012年10月17日(水)
・1960年東京生まれ 
・二松学舎大学文学部卒業
・現在、松戸市役所経済担当消費生活課課長
・1982年に松戸市役所に入所してから、企画や財務畑を歩んでいた。
松戸市役所の4000人の職員の中、管理職は約150名いるが、女性は15名となっている。その中で一番若い管理職として活躍している。
 尚、結婚後に、出産や育児をしながら仕事を続けてきた働き続ける女性の理想的な人生を歩んでいる。学生たちにとっても学ぶことが多い生き方といえる。

秋山やちよさん(59歳)

・講義日:2012年11月14日(水)
・1953年長野生まれ
・文京女子短期大学英文科卒業
・現在、東京平河町の料亭「こうしんほう」女将
・1965年に日本航空入社し、国際線の客室乗務員として世界中を回る。
 1974年に退社し、ビジネスの世界で働く。
 1979年より湯河原の高級割烹旅館「般若苑」の女将となる。
 2000年に渋谷に日本料理の店をご主人とオープンする。その後、店を現在の平河町に移動し、現在に至る。
 航空会社の客室乗務員としての経験が長く、また、高級旅館の女将としての経験など若い女性が憧れる仕事の内側が理解できる機会となる。
 料亭を起業したことも、現実の起業について学べることを目標としている。


「広報取材実績(2001年)
1.毎日新聞(朝刊)、1月1日(元旦号)千葉版に半ページで特集
 「未来に託す風」、女性起業家めざし


2.日経産業新聞、2月6日
 「女性起業家講座が充実」
 聖徳大学は2000年4月、4年制の人文学部に現代ビジネス学科を設置した。ビジネス社会で即戦力として活躍できる女性を育成するため、実践的な教育プログラムを取り入れた。「女性企業論」「ベンチャー企業論」などの講義や6ヶ月にわたるインターンシップ制度を導入するなど、女性起業家やビジネスウーマン育成に向けたカリキュラムが組まれている。
 講義の目玉は「女性起業論」。実際に起業家として活躍する女性経営者を客員教授として招き、起業の経緯や現在までの体験を直接聞く。講師にはダイアル・サービス(東京)の今野由梨社長、フラオグルッペ(同)の沖幸子社長、フランチャイズアドバンテージ(同)の田島雅美社長など著名な女性ベンチャー経営者が名を連ねる。
 人文学部の真壁哲夫教授は「金融機関や取引先との付き合いで、女性ならではの苦労があるはず。共学の大学とは異なるアプローチが不可欠」と講座の意義を強調する。
 このほか、現代ビジネス学科では長期信用銀行や信託銀行、新聞社などでの勤務経験を持つ教授を5人招いた。起業家を目指す学生らに起業社会の実態を踏まえた講義をする。今後、中小企業や非営利組織(NPO)などに関する講義も充実させる。


3.日本経済新聞(夕刊)、2001年7月16日の生活家庭欄に掲載
 「女子大に起業講座続々」
 授業の一環でベンチャー経営に関する講座を開く女子大学が相次いでいる。女子大が「良妻賢母」の養成を掲げていたのは過去のことで、今や実学指向が高まっているようだ。学生の間でも起業が身近なものになりつつあるほか、就職戦線の厳しさも反映してか、人気の講座となっている。(中略)
 ベンチャーへの関心が高まるとともに大学全体で、起業論を教えるところが増加。その動きは女子大にも広がり、ここ1〜2年で関連する授業を開講するケースが目立っている。
 聖徳大学もその一つだ。人文学部現代ビジネス学科に昨年度から「女性起業論」を新設した。1年生の必須科目で全員が履修する。講義では、女性経営者やビジネス界で活躍するキャリアウーマンを招いて話を聞くとともに、学生同士で討論して彼女たちの成功の秘けつを探り出す。
 講座を担当する助教授の島田薫さんも広告代理店を経営する女性起業家だ。最初の授業ではまず学生に「金持ちの男性との結婚を夢見るくらいなら、自分が金持ちになれ」と諭すという。「会社を起こせば定年はないし、子供を産んで働き続ける可能性も広がると話すと、学生は目の色が変わる」
 文部科学省の調査によると昨年度、ベンチャー経営に関する講座を開いた女子大は22校にのぼったという。同省大学課は「大学の実学志向は女子大にも波及。毎年調べているわけではないので正確にはわからないが、ビジネスで成功する人材を養成しようとする女子大学が増えているようだ」と指摘する。(中略)
 女子大学生らを対象にした就職セミナーの講師などを務めるハナマルキャリアコンサルタント(東京)の上田晶美さんは、女子大の起業講座は即効性はともかく長期的に見るとプラス効果があると考える。「女性の場合、たとえ就職しても結婚や子育てをきっかけに企業勤めの壁にぶつかることがある。そんなとき、会社経営という働き方もあると実感していれば、キャリア設計も柔軟にできるだろう」と語っている。

4.キャンパス・スコープ(六大学の学生新聞)、10月1日の10月号に掲載
 「起業家支援講座を女子大が続々新設」
 女子大生の就職や起業を支援するための学科や講座を新設する大学が増えている。
 聖徳大(千葉県松戸市)が昨年4月に新設した現代ビジネス学科は、女性起業家の育成が目的。経営、簿記、金融、マーケティングなどの専門知識の講義のほか、半年間のインターンシップ制度を取り入れるなど、起業家マインド育成にも力を入れる。
 広告代理店の社長も務める同学科の島田薫助教授は「女性が働いて自立していれば、社会不安に流されることも少なくなるし、結婚観も違ってくる。賢い女性として自立することを講座で学んで欲しい」と話す。
 今年度前期には、コンサルタント会社や生活サービス会社などを起業した女性社長ら六人が登場。受講した学生たちには「はっきりと目的を持っている講師の方々がうらやましい」「挑戦してみることが大切だと分かった」などと好評だった。(以下、略)

5.学習研究社「大学進学Journal」12月号(全国の一万人以上の高校生に配布)
 「秘書経験や企業経営の経験を活かし、自立した女性を社会に送り出す...島田薫さん」
 (1)ご担当の「女性起業論」「ビジネス実務」について教えてください
 「女性起業論」では、ビジネスの現場で活躍されている女性起業家の方などに、現場での体験や職業観についてお話いただいています。いろいろな女性が登場して下さいますが、大学の客員教授の方を除き、私自身で人選して連絡をとり、お会いして交渉しています。
 講義の後、学生は感想文(レポート)を書き、みんなでその内容をどう思うかディスカッションします。「女性起業論」は、はじめから女性起業家を目指すということではなく、チャンスがあったらそれを活かせるように、いつか自分が人の上に立つことになったらどうするか、考えながら働きなさい、というメッセージなのです。
 「ビジネス実務」は、本来企業が行う新人社員教育を、大学でやろうというものです。就職する前に、敬語の使い方ですとか、電話の受け答え、ビジネス実務という形をとってはいますが、一社会人の女性としても身につけておくべき内容です。
 ノートの提出義務もなければテストもないのですが、みんな必要性を理解し、真剣にやってくれています。
 (2)現代女性は、大学でどんなことを学ぶべきでしょうか?
 大学は、単にアカデミックなことだけを教えるのではなく、実務を教える場になってきたと思います。実務ができないと、動きがとれなくなってしまいます。私どもの大学にはインターンシップがありますが、これは日本で初めて、半年間という長い期間で行っています。つまり、会社に行って、半年間普通に働くのです。
 そのためには、大学側は学生をきちんと教育しておかなければなりません。学生自身も半年オフィスにいたら、どんな人が望まれているのか、どういう言葉遣いをしたら良いか分かるようになります。今は企業もゆとりがないですから、昔のように新人社員に長期間の研修をすることができません。その分、実務的なことも、大学でしっかり身につけておくことが大切なのです。
 日経連の調査では、上場企業の社長さんが女子従業員に何を望むかとの問いに対して、7割の方がマナーと答えています。そのマナーをどこかで身につけなければなりません。
 アメリカにいたときに感じたことの一つに、日本人は優秀なのですが尊敬されていないということがあります。その最大の理由はマナーが悪いということだと思います。いろいろな意味で相手をおもいやる、その基本ができていなければ、いくら優秀で、いくらお金持ちでも尊敬されません。
 (3)大学進学を考えている高校生にアドバイスをお願いします
 私は、18歳くらいが人間の記憶力のピークだと思います。英語にしても、予習・復習をきちんとすればできるようになります。自分の栄養になるのだと思って、英単語などもどんどん覚えるようにして欲しいですね。そのためには、高校の先生は宿題をどんどん出した方が良いとも思っています。
 大学は応用的なことを学ぶところですから、基本的なことは今のうちに身につけておくことです。

6.ヨミウリ・ウィークリー(読売新聞社発行の週刊誌)、12月9日号
 「女性起業家 デフレ日本を救う」  
 (前略)。前出のレイカさんは、受講した感想を、こう述べた。「一番心に残ったのは、『ゼロになる覚悟があるか』という言葉。今後、自分の中でカタをつけなくてはいけない問題はこれだと痛感しました」。起業の道を、より現実視できるようになったようだ。
 こうした起業を目指す女性たちは、大学生の間にも見られるようになっている。全国20以上の女子大で、ペンチャー経営に関する講義が開かれているというのだ。
 千葉県松戸市にある聖徳大学もその一つ。昨年度から「女性起業論」と題した講義を、人文学部現代ビジネス学科に設けた。女性経営者をゲスト講師に迎えて話をしてもらい、それについてレポートをまとめさせ、さらにディベートさせる。1年生の必修科目となっている。
 講座を担当するのは島田薫助教授。広告代理店経営歴23年のペテランビジネスウーマンでもある。島田さんがこう言う。「だれもが女社長として独立して欲しいと考えているわけではないんです。でも、ただ漫然と仕事をこなすだけのOLは、もう求められていない。目的意識をもって、経済的にも精神的にも自立した女性像を学生たちに与えるのが、この講座の役目です」
 講座を受講する学生たちは、最近、ある起業プランのコンペにアイデアを提出した。その中には、インターネットで自宅にいながら自分の墓が管理できるとか、違った店の洋服を一度にコーディネートできるネットビジネスなど、ユニークなものが続出したという。(後略)

7.日本テレビの「ウェーク・アップ」(報道番組)、2002年1月12日(土)午前8:00〜9:25に全国ネットで放映
 「日本を元気にする女性起業家、官学の取り組み」


「広報取材実績(2002年)
1.NHK海外放送、5月13日、「ニッポン世相探検」(全世界22ヶ国語で放送)の「女性起業家」
 まず、日本語で、
「千葉の松戸にある女子大では、女性に向けられた起業論は3年前から必須である。この講義は現代ビジネス学科の助教授、島田薫氏によって準備された。島田助教授の授業の理念は…」
 次に、例えば、フランス語で
「我々は理性ある理論を取り入れている。どのような会社が彼女らに適しているかというような、彼女らにとってこれぞという事業は示していない。いくつかの選択が考えられることを理解しなければならない。企業の設立は他の中の一つの選択である。事務所勤務から始めることは大変よいことである。もしこの段階を経て、可能性があるならばその時にチャンスを逃してはならない。日々流れている女性よりも、むしろどれほど戦う人になっているか我々は期待している。」(日本語訳)


Success Story
*向上心。それがより良い人との出会いを導き、新しい可能性をひろげてくれます
 聖徳大学の最寄り駅である「松戸駅」のすぐ近くに、知る人ぞ知る憩いのオアシスがあります。その名は「カフェ・ド・KAORI」。高い天井のゆったりとしたスペースに、革張りの椅子が並ぶ、落ち着いた雰囲気の喫茶店です。香り高いコーヒーと、新鮮なフルーツをふんだんに使ったホームメードケーキ、そして厳選された食材と手作りソースを使ったランチが人気を呼んでいます。
 この「カフェ・ド・KAORI」の代表として店舗を運営している劔持英子さんに、自らのビジネスに対する考え方や取り組み方についてお話をお伺いしました。
 女性実業家、女性起業家の存在がクローズアップされている今の時代。そういった女性たちは、どのような道を歩み、何を目指しているのかを知る、ひとつのケーススタディとしてお送りします。
(中略)

*向上心が、より良い人との出会いをもたらす
 人との出会いの大切さ。それを物語るエピソードとして劔持さんはこんな話をしてくれました。
 「カフェ・ド・KAORIは16年前にオープンしたのですが、人目につきにくい地下にあるということもあって、最初は予測の半分くらいの売上しかありませんでした。決して順調なスタートではなかったのです。3年ほどかけて、徐々に口コミでお客様が増えていき、経営も安定してきたのですが、その口コミの元となったものにケーキのおいしさがありました。これはフランスのケーキ作りの先生に私が教えてもらって出しはじめたものなのですが、実はこの先生はお稽古ごとの知り合いから紹介して頂いた方だったのです」
 センスの良い内装をしてくれた方も、ソースから手作りをする本格的な料理を教えてくれた方も、新鮮な食材を提供してくれる方も、すべてこうした人と人とのネットワークで協力してくれた人々ばかり。人脈が大切な財産となる「ビジネスの本質」がここにあらわれています。
 では、より良い人との出会いは、どのように育まれていくものなのでしょうか。この問い掛けに対して、劔持さんは「向上心」というキーワードを使って答えてくれました。
 「私を支えてくださっている皆さんに共通しているのは向上心ですね。例えばケーキ作りを教えてくださっている先生は60代の方なのですが、今でも毎年、フランスへ勉強に行っています。またある稽古事の先生は『早くみなさん私のところまでいらっしゃい。私はその上へ行っていますよ』という感じで、常に精進し続けています。こうした向上心のある人々と付き合っていくために必要なことはただひとつ。自分自身も向上心を持ち続けることです」
 バスケットに夢中で取り組んだ向上心、稽古事に熱中した向上心、カフェ・ド・KAORIをより良くしようとしてきた向上心。それらが渾然一体となって人を惹きつける魅力となり、劔持さんは素晴らしい人々とのつながりを築き上げてきたのです。


*信念を持つ。冷静な計画を立てる
 より良い人との出会いに加えて、ビジネスを行うのに必要不可欠なことは「信念」と「計画」だと劔持さんは語ります。
 「カフェ・ド・KAORIを始めた当時は、ちょうどドトールなどの安いコーヒーショップが伸びてきた時代でした。当店も高級化か大衆化の選択肢があったのですが、私は信念として高級化の道を選びました。スタート時に低迷していた時でも、良いサービスと良い品を提供していれば絶対にお客様は来てくださると信じていましたね。当時は時間があるものですから、従業員の教育と店の掃除に力を入れていましたが、今となってはその時期は店の高級イメージを作りだす良い仕込みの時だったと思えます」
 「また、スタート時に低迷していた私の経験から言えることですが、ビジネスの計画には余裕が必要です。資金面においても何においても、3年はやっていける余裕を持つことが望まれます。夢を持つことはもちろん大切ですが、ビジネスの計画を立てる時には良いことばかりでなく、常に悪いことも計算に入れた計画が必要なのです。これから事業をやろうとする人には水を差すような話かもしれませんが、特にビジネス環境の変化が早くなっている今の時代、綿密な計画を立てる必要性はますます高まっています」
 信念を熱く抱き、計画は冷静に練り上げる。このスタンスをもって臨むことが、ビジネスの夢を実現していくポイントだと劔持さんは教えてくれました。


*身につけたいと思ったら迷わず実行を
 開店から16年目を迎えた今日。カフェ・ド・KAORIには1日200〜300人のお客様が訪れ、経営的にも、また店の雰囲気としても、劔持さんが当初目指していた理想に近いものになっています。
 「店の責任者としてのやりがいは、まずお客様と接することですね。ちょっとした心遣いや立ち振る舞いが素敵なお客様が多くいらっしゃって、そういう方々に人としての魅力を学ばせて頂いています。それに、従業員やバイトの人たちを育てていくことにも大きな手応えを感じています。これはある人の受け売りなのですが、働く者にとって『職場は道場である』という言葉があって、実際その通りだなと感じています。私は、従業員やバイトの人たちに対して自分の子供のつもりで接し、少しでも社会人として育っていく手助けができればと思っています」
 自分に子供がいないこともあって、若者の成長を見るのがうれしいという劔持さん。そんな彼女に、みなさんへのメッセージを頂きました。
 「勉強でも趣味でも何でも良いです。何かを良いことを身につけたいと思ったら迷わず実行してください。知識として知っていても、実際にやって、自分のものにしなければ役に立ちません。向上心をもって、いろいろなことにチャレンジしてください。それがより良い人との出会いにつながり、あなた自信の可能性を広げていきます」



「今井澂の美女とヤジ馬」

放映 2008年05月03日 11:00〜11:30 埼玉TV 


今井澂:(毎回素敵な女性をゲストとしてお迎えする「今井澂(きよし)の美女とヤジ馬」、今回のゲストは聖徳大学人文学部教授、島田薫さんです。どうも良くおいで下さいました。)
島田薫:よろしくお願い致します。

「ナレーション」
 今回のゲスト、島田薫さんは代議士秘書、ニュースキャスターを経て、30代で広告代理店と輸入代理店を起業しました。現在は聖徳大学人文学部教授として、自立した女性の育成に力を入れています。多彩なキャリアを持ち、自ら起業した経験を持つ島田さんに、これからの女性の、生き方についてお話を伺います。

「女性の人生」
 (島田さんは、実は、この番組にも出て頂いた「桜ゴルフ」の佐川社長さんから、女性の起業家の応援団長の、最右翼にいらっしゃる。はい、また、そういう講義もしていらっしゃるのですよねぇ。)
 ええ、私どもは女子大なのですが、まぁ、あの…、女性が長生きする、まぁ、定年までで、そういう働き方もあるんですが、主婦でいらしても、長い人生、どこかで起業して…。(ふーん。)生き生きと、働いて…。そういう女性を増やしたいのです。
 (随分おられるですよ。だいたい40位になってご結婚なされて、子供から手が離れると、「私はこういうことが本当はやりたかった」とか、ありますよね。)そうですね。(それから頑張って、男の方は、会社に一生懸命しがみついて、60になって、会社の方から、「おまえ、いらないよ」と言われてから、「どうしよう?」なんちゅうのですよ。)そうですね。(明らかに、こんなに差がついちゃうんですよね…。)
 女の人の意識というのは、それこそ、「ねばり強さ」で、よく、話しますけれど、例えば…、あの、60歳になった男性がいますけど、定年でたくさん60、ところが、今、人生というのは、今、女性が、平均寿命が、約86歳で…、(もっと上です、約88位です)えぇ…、90年の人生を計算すると、60から後30年あるわけですよね。(そうなんですよ)30歳から60歳、60歳から90歳までに、同じ時間があることを、えぇ…、話すと、だいたい、大学生は目がより目になります。(は、は、は、そうですか…)

「大学での講義」
 (どういう風な講義をね、しておられるか、ちょっと、ちょっと、これ、言ってくださいよ。)
 はい、あの、実は、女性の、大学という中で、社会をどんな形で知らせてあげようか、ということで…。まぁ、ぽつんと、学校と社会と、繋がるところが必要で、そして、私どもの大学はインターンシップといって、6ヶ月の、ただ働きの企業体験が、あるんですよ。(笑い)(いまもあるんですね。)ええ、インターンシップに行って来るんです。
 その前に、やはり社会を知るということで、今新しく授業で、えぇ…、不動産を購入するというのをやっています。(不動産?)えぇ…、不動産、マンション。(ほお…。)
 マンションを買うという手続きをする。そうする作業の中で、不動産屋さんに行ったり、それから、お金の問題、それから、生涯賃金を計算してマンションを買うわけですから、(なるほど…。)、税金、すべて、色々なことを教えるのに、そういう題材にしています。(ほう…。)そうすると、社会の仕組みを知ってくるわけですよね。(わかりますよねぇ…。)

「常識の大切さ」
 それから、もう一つは、大事なのは、やはり「常識」。常識って何だろう?それは、これが常識ですよって言うと、教育の社会では、常識とかって言うと、「それは勉強じゃない」って言うんですが、たとえば、それは簡単に言うと、こう、マナーとか、ね、ビジネスだけじゃなくて、マナーがあって…。バッタリ会ったら、ご挨拶する人は、「最初に、目下の人から声を掛けて挨拶するもんだ」とか、まぁ、小さいことから…。まぁ、そういうことをたくさん覚えて頂く。それで、社会の仕組みを知って、それで、働きながら、「いつか、社長になるぞ!」。そういう逞しい女性を育てます。

「逞しく人生を生き抜く」
 私どもの大学は、幼稚園とか、保育園の先生を、養成する大学で、各学年で、1000人以上の学生がおりまして、(ふうん…。)、まぁ、そういうコースの人でも、私の授業に出て、社会を知る…、いろいろなことを教えたいと思っていまして…。その講座には毎回、200人ぐらい来ております。(はぁ、んーん。)で、なんか、そのテーマをね、「結婚」、なんてことにすると、すぐ来るんですよね。
 結婚って言うより、やはり、人生を生きて行くのに、太い太い幹があるとしたら、それは、「生きていく、生き抜いていく」ということだと思うんですよね。そして、それは、はっきり言うと、お金が必要ですよねぇ。働かなくちゃならないですよねぇ。そしたら、そういう中に、結婚したり出産をしたり、離婚をしたり…。色々んなことは「枝葉」であって…。逞しく生き抜いていく女性たちを育てたいと思っております。(なるほどねぇ…。)

「石原慎太郎氏の秘書」
(経歴の方を話して下さいよ。何がどうなったんですか。大学をお出になってから、そう、天下の石原慎太郎さんの、秘書になったという辺りから、ちょっと、変わっているじゃないですか、いろいろ…、話をして下さいよ。)
 そうですね。何か、申し上げるほどのことではないのですが、まあ、秘書って言うより、「お茶汲み」をしておりました。(相手は、まぁ、当時、国会議員の慎太郎さんですね。)そうです。それで…、その後に、TBSのニュースキャスターみたいなことをしておりまして…。

「ニュースキャスター」
(TBSは当時、ストライキみたいなことがあって…)そうですね。(それで、人が必要だった…。それで最初、才色兼備な人を求めたら、島田さんが合格した。こういうことですね。)まぐれで、入りました。(それで、じゃ…、ニュース何かもおやりになって…。)そうですね。で…、その…。(秘書のことを辞めてからですか?)そうです。(はあ…、秘書は何年くらいやったんですか?)2年半ぐらいですね…。(はぁ…、それからTBS…、で、仕事は?)1年ちょっとぐらいで辞めてしまったんですけど…。(そうですか…。)そのつぎに、結婚したり、それから、そのあと、会社を作ったりとか…。

「会社の起業」
(どんな会社を作ったんですか?)
 えぇ…、たいした会社じゃないんですけれど…、一つが、広告代理店をしてたんです。それから、もう一つは、アメリカに行って、バーに行きましたら…。(バー、えぇ…。)ホテルのバーで、マティーニを飲んだら美味しいんで、そのオリーブを美味しいと思って、瓶のラベルの所に電話して、「このオリーブ、どこで売っていますか?」と聞いたら、そのオリーブ会社の社長さんが持ってきて下さって、「これ売りませんか、日本で?」と言われてしまって、もう全然素人なんですが…、そういうこと始めちゃったんです。(えへへへ…、売れましたか?)えぇ、帝国ホテルで売っていたのです。(あははは…、それは凄い。)
 色んな事をしたことが、全部、この今の、教育っていうことに生きているんです。(あぁ…、そうですね…。お母さん役もおやりになって…、あぁ、その前に秘書をやって、TBSのキャスターをやって、その、まぁ…。)

「アメリカで学んだこと」
 (アメリカにいらして、アメリカを見てると、あの…、アメリカの女性経営者ってすごいですよね…。)
 えぇ…。私は実は…、その後1991年から、アメリカのニューヨークに住んでいたのですが、私はそれまで割合、普通というのかな、日本の女性だったのですが、アメリカで、女性の生き方を見て、ガラっと変わったんです。(ふうん…。)女性がみんな働いている。それから、自分の考えを持っている。(なるほど…。)だから「自立」って何かっていったら、自分の考えを持つことですね。
 (そうですよね…。私も若い頃、たまたま会社の社員だったんだけど、実はNHKのラジオにね、密かに、あんまり出さないで出て、月一の特集をやるんですよ。そのときに、長男の嫁、とかね、そういったようなテーマで…。その時にNHKのラジオの、プロデューサーと話をして、日本だと結婚すると、パンパカパーンで、もう終わりというような、そんな僕もアメリカに行ってましたから、アメリカはそうじゃなくて、結婚したら全て終わりで、素晴らしいことで、後は幸せに一生暮らしました、ということにはならない。「結婚したからハッピーだ」というあなたみたいな考えはおかしい、と言われた記憶があったもんですから。) あぁ、そうですか。(その時、当時NHKでやったですよ。女性の日本…。)

「アメリカと日本」
 素晴らしいですね。たぶんおっしゃるように、アメリカって面白いのが、「あちらに行くと日本がわかる」んですよね。(そうですよね。愛国心が出てきますよね。)
 そうですね。それと…、あと、日本で成功なさっている人っていうのは、アメリカを経験した方が多いのね。(多いですね。)だから、ビジネスシードっていうんですか…、その…、ビジネスのタネになることも生き方も、あちらで学ばれた人が日本で行動している。ですから、まぁ、イマジネーションもそうですよね。やはりあちらで、何かちょっとしたことが…。
 (ヒントを見るとね。で、アメリカで起きてることはある程度、今はちょっと違っていますけど、ちょっと時差があって、日本に来るんですよね。大概ね。)
 そうですね。でも、それが早くなりましたね。(早くなりました。ものすごいピッチになりましたね。みんな気が付いたんじゃないでしょうかね。)そうですね。で、今回の経済のサブプライムローン問題もそうですが、こんなに早く…。(そうですね、まぁ、特に金融の絡みは、全部、こう、繋がっているから…。)
 そうですね。ですから、まぁ、そういうことも関心…、「知らなかった」というのじゃ、済まないので、学生たちには、やっぱり、そういう全ての事が、世界の中で自分がいるって事は、世界の動きに関係している…。(うーん…。)それが、段々分かって来るようになって…。

「アメリカは女性起業大国」
 (いま、この講義の議事録見たいのをチョロっと拝見していると、アメリカには670万人の女性の起業者がいるけど、日本は丁度、その二桁下の6万なんぼしかいない。)そうです。(そんなに違うんですかね。あれーと思って…。それじゃー、これは…。だって人口からいったら、その半分くらいで良いわけだから。)そうですねぇ…。(なにが日本をそうさせたんでしょうかね?)
 やっぱり、その…、ビジネスをするときにお金がいりますね…。そうしますと、例えば、日本だと、銀行に借りに行くっていうのがパターンで…、失敗すると返さなきゃならない、返せなくなっちゃう。で…、もうお終いなんですけど…。
 でも、向こうは、投資家がいて、投資をしてくれる。投資家が、失敗しても、その経験として、1回ぐらいの失敗じゃ、まだ、まだ投資してくれる。それは、凄い敗者復活戦がある…。(確かにねぇ…。)
 それと、あの…、会社を設立したりなんかするのに、非常に安い値段で出来るのと…、お金と、それともう一つは、色んなサポートをするんですね、女性の…。ですからやっぱり、女性をサポートしていかないと、起業家も生まれないと…。(うーん…。)

「女性向きの商売」
 で、詳しく調べると日本の女性社長たちって、殆どご主人が亡くなって、後を継いだとか…。本当に起業なさっている方っていうのは、少ないんですよね…。ですから、将来的にそういう方が増えることが願いで…。(なるほど…。)みんな、「起業」というとオーバーですね、「商売始めなさい」と…。
 (特に、僕はIT革命が起きてから、ITって、女性向けの面がすごくあるじゃないですか?)そうです、そうですね…。(で、ま、肉体労働ね…、女性は適さないけど…。ITでやるなら、パソコン、チャチャっとやって、情報取ったり…。特にマーケティングでね、大企業が物を売る場合に、女性の目というものを使ってから、新しい情報を取って、そうじゃないと、売れなくなって来しゃった。で、そういうサービスも出てくるとかですねぇ…。随分、こう…、すそ野が広がったような気がしますけどね…。)
 そうですね。ですから、その…、まだ、まだ、活躍して頂きたい女性たちが、自分の考えを持ってくれることで…、あの子はきついとか、そうでなくて…、そういうことを尊重して、引っ張ってくれる男性とか…。本当は男性を教育したいのですけど…。(笑い)(これは大変ですよ、なかなか、えぇ…。)

「大きい組織を経験すること」
 (丁度、今、新入学生さんたちが、1ヶ月くらい経って、新しい環境ですか…。それから、もう一つ、3年生、4年生の方は、就職の、丁度、大詰めのところですよね。)
 はい。昔は、就職したら、そこの会社に、生涯…、終身雇用制だったのですけど、今、卒業生を調べると、2年くらいで換わっている子が多いんですね。で、まぁ、「転職が常識」っていう時代になったんですが、私はやっぱり、ある程度、大きい組織を経験した事って、すごく大事なことだと思うんですよね。それで、「大きい組織を経験しなさい」と言うと、学生はピンと来ないんです。そこで、「結婚の9割は職場結婚よ!」と言うのです。(笑い)(それは効きますね。)
 だから、「ソニーよ、ソニーに勤めると、将来の江崎玲於奈みたいな人と、巡り会って結婚するかも知れない!」、そう言いますとね、ちょっと、「それなりのブランドの所に行こう」と…。(まあ、確かに体裁が良いしね、どこに勤めたと言うとね。)
 そうですよね。やっぱりそこにずーっといるというより、やっぱり大きい組織というのは、それなりに、いろいろ学ぶことがあって、将来、自分が何かビジネスを始めたときに、そういう経験や…、それからネットワークですね。それができるわけですよね。やっぱり、一流の方達がいらっしゃいますしねぇ。ですから、まぁ、私だけじゃなく、私の大学の学科には、その…、ビジネス界から来てくださった先生方が一杯いらっしゃって、ですから、そういう方たちとチームを組んで、「社会に就職して出す」というのでなく、私どもは、「卒業した学生を、生涯面倒を見ましょう」ということをやっているのです。

「学校選びのポイント」
 (島田さんがお始めになった、こういう、女性の、まぁ、起業家の講座…、何か始めたら、よそがすぐに真似するんですって?)そうなんです。(某お茶の水とか、そういう所でも、すぐに真似して始めるとか…、あるいは、立命館の方は、インターンをやったり、パッと真似しちゃうとか…。島田さんのところは見られているんですね)
 でも、まぁ、真似されるようじゃなければダメだと思っていますけれど。(それは、そうですね。)
 やっぱり、この学生たちが、「もっと情報を集めて、学校選びをして欲しいな」と思っているんです。(あぁ、なるほど。)ですから、いま入学してくる学生で、お母様が気に入って、「ここ入りなさい」と言って、入ってくる学生が結構いるんです。(あぁ、そうですかねぇ…。)やっぱり、働くお母様が増えてきて、子供の人生を考えたら、「ここだ!」ってことになっているようです。(はぁ…。)

「教育」というミッション
 (島田さんは、これで、ご自分の、今のお仕事を、ずーっとこれから、やっていきたい。後、何をしたいですか?ご自分の一生で…)
 そうですね…。やっぱり、私は、今、考えているのは、私ども大学の、メンバーと、良く話しているのは、いろいろな経験をしてきたけど、結局私たちにとって、今、このミッション…、この使命は、今いる学生たちを、賢くして、社会に出して、日本を良くする、そのための、私たちは大事な仕事をしているんだと、みんなで言っています。(あぁ、なるほどねぇ…。)
 「教育の大事さ」というのは、言葉ではよく言いますけれど、本当に大事です。その子たちが、女の子ですから、結婚して、お母様になって、子供を教育して、旦那様も教育して頂きますけれど…。ねずみ算のようにね、どんどんどんどん、この…、素晴らしい人が増えていく。だから、一人と思わずに、この子が、また、大きく係わって、日本を良くする、そのために、出来る限りやって行きたいと思っています。(あぁ、そうですか…。)

食事がストレス解消
 (日頃、先生はどういう風にしてストレスを解消されますか?さっき、ちょっと、飲む方の話が…。お酒ですか、それとも、何か…、歌なんか歌うとか…、なんかありませんか?)
 芸がないんです、私…。(笑い)ただ、私、あの…、競馬の武豊さんという人が、あの…、「僕の楽しみは、夕方、夕ご飯を、誰と、何を食べようかと思って、こう…、馬に乗っている」っておっしゃったのですけど、え…、私もまったく一緒で、毎日、楽しい仲間と楽しいお酒を飲んだりして、過ごすのが、私のストレス解消法です。(あぁ、そうですか。)えぇ。
 (女性社長さんで、島田さんのね、まぁ、何ていうか…、サポーター、たくさんいますものねぇ…。)こちらがサポーターですけどね。(島田さんが、それで…、大きくしてあげたり、アドバイスして差し上げたり…。要するに、女性の、この社会の方の、いわば、応援団長…。)そうですね、ちょっとチアガールにしては歳なんですけど…。(笑い)お手伝いしています。まぁ、そういう中で、今井先生とも、ときどき、こう…、楽しく過ごさせて頂いています。(ありがとうございます。)
 だから…、毎晩、毎晩、同じ日は無くて…、だから、「一年、365回しか、あぁ…、晩ご飯は無いんだな」なんて思ったりしまして…。
 (何が好きですか?)食べる物ですか?そうですね…、やっぱり、段々歳を取ったので、「お箸の世界」ですね…。(あぁ、和食の方に…。あぁ、そうですか…。)えぇ…、で…。(スリムですものねぇ、すごく…)そうですか…。いろいろ…、やっている、いや、何もやっていないですけど…。(笑い)健康のために、何もやっていません。

「若い人へのメッセージ」
 (あの…、もう、実は、殆ど時間が終わりなんです。)はい。(そんでね…、何か、今日は、何か、これ、私、言いたいんだということがあれば、どうぞ、おっしゃってください。何かありませんか?)
 まぁ、貴重な機会なので、たくさんの、お若い人達に、ちょっとメッセージですが…。
 結婚するって言うことを、何か…、プロポーズされるのを、じっと待っている女の子じゃなくて…、自分でお金を稼いで…、稼いだお金で…、自分のお金で買ったポルシェを運転して、男の子の所に行って、プロポーズするような…、(すごい!)女性を育てます。
 それは、別に、大金持ちになることじゃなくて、「自分の意志で、人生を選ぶ」、これは、例えば、結婚した夫が、「今日はリストラされた」と帰って来たら…、「いいわよ、私がご飯を食べさせてあげるから、しばらくのんびりしなさい」という、そういう、「懐の大きな女性」を育てたいと思ってます。「本当は、男性の味方かな」って思っております。(あぁ、そうですか…。)(笑い)(いやいや、でも、まぁ、そういう具合の、気概がある女性が、確かにね、いて欲しいですね。)
 本来、強いんですから、女性は…。そういう強さを出さずに、女らしくしていて、本当は芯が強い、心が決まっているという、そういう女性が…、理想ですねぇ…。
 (良いお話を伺いました。)いえ、とんでもないです。(いやぁ、ありがとうございました。)とんでもございません。