ミズキ科ゴゼンタチバナ属 Cornaceae Chamaepericlymenum Hill
ゴゼンタチバナ Chamaepericlymenum canadense (L.) Aschers. et Graebn.

ゴゼンタチバナ(八甲田山)

【実生】
  • タネ播き日:2002/09/16
  • 播き床:ミズゴケ
  • 撮影日:2003/05/04

    [メモ]
    播き床はミズゴケ、混合用土のいずれも可。 液果から種子をとり出し採り播きする。種子が少し大きいのでそのぶん覆土する。 タネを播いた鉢は風除室等に置くが、直接地面に置いて雪の中で過ごさせることもできる。
  • 【満2年】
  • 撮影日:2004/06/28

    [メモ]
    2年目に植え替えたこともあったが、現在では1年目の6月中に植え替えている。 ゴセンタチバナは生育すると地下茎から新芽を作る。しかしひげ根は弱く植え替えを嫌う。 成長株の植え替えはなるべく早春に行うのが安全である。
  • 【5年目】
  • 撮影日:2007/05/22

    [メモ]
    貧弱ではあるが5年目で花を咲かせた。

  • 【再実験】
    上記はデータに不足部分があるので、データ確認の再実験を行った。なお実験は継続中である。

    【実生3。発芽状態】
  • タネまき日:2008/09/15
  • まき床:混合用土
  • 発芽確認日:2008/10/15
  • 発芽再確認日:2009/04/14
  • 撮影日:2009/05/28
    [メモ]
    26粒播いた。約1か月で1粒だけ発芽した。初めての経験である。 残りは年を明けて発芽している。写真のように発芽率はほぼ100%であった。
  • 【実生3。満1年目】
  • 植え替え日:2009/06/25
  • 植え替え用土:基本用土3、ピートモス1
  • 撮影日:2009/09/09

    [メモ]
    植え替え鉢は8.5cm連結鉢である。鉢底に少量のマグアンプKを置いた。
  • 【実生3。3年目】
  • 植え替え日:2010/04/11
  • 植え替え日:2011/04/30
  • 植え替え用土:基本用土
  • 撮影日:2011/08/16

    [メモ]
    2年目植え替え鉢は9.0cmプラポット、3年目植え替え鉢は10.5cmプラポットである。植え替えはなるべく根を崩さず鉢増しした。現在手元に残っている鉢は2鉢となった。

  • [まとめ]
    1. 完熟した種子の果肉は取りやすくなる。しかし種子の外皮が硬くなるので発芽には時間がかかるかも。
    2. 播き床は用土で良い。採り播きしても発芽は翌春となる。1年目に植え替えできるが、自信がなければ2年目に植え替える。
    3. 植え替えを繰り返すと株はどんどん大きくなる。4年目以降は駄温平鉢への植え替えをすすめたい。うまく行けば5年で開花が期待される。
    4. なおゴゼンチタバナはエゾノゴゼンタチバナに比べ地下茎が間のびするように感ぜられる。
    5. 成株は植え替えを嫌うので、やたらと植え替えない方が良い。植え替えが必用になったら春に行うのが安全。

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