ヤップ島ってどこ？
ヤップ州は、ミクロネシア連邦の4つの州（東からコスラエ州、ポンペイ州、チューク州、ヤップ州）のうち、グアムをはさんで、いちばん西側に位置します。東西約1200キロに及ぶヤップ州の海域内には、134の有人・無人の島々が点在していますが、州の政治経済の中心であるヤップ島は、そのかなり西寄り、北緯9度、東経138度、グアムから南西、パラオからは北東の位置にあります。 ヤップ島から一番東端のサタワル島まで1000キロ以上も離れています。
ヤップ島からこれらの「離島」へ渡るには、9人乗りのビーチクラフト機がアクセスしているユリシー環礁とファイス島（乗客が十分に集ったときのみ週2回の定期運航、それ以外はチャーターベース）をのぞき、ヤップ州政府が月に1回程度運航する連絡船か、より不定期で頻度の少ない連邦政府の連絡船しかありません。
ヤップ島は、左の地図でわかるように、４つの島（黄色い部分) がひとつの広大な裾礁（サンゴ礁＝青い部分）で囲まれた、三角定規を立てたような形をしています。それぞれの島は幅数メートルから数十メートルの水路で隔たれ、一番北のルムング島以外は、みな舗装道路と橋で結ばれています。ヤップ島の陸地の総面積は約100平方キロメートル、海岸線の8割以上が豊かなマングローブでおおわれており、その切れ間のところどころに、わずかばかりの砂浜の海岸が望めます。
コロニアは、政府機関や大きな商店、レストラン・ホテルなどがあるヤップ島の中心地ですが、人々の暮らしは、父祖伝来の土地のある「村」と呼ばれる集落が中心です。ヤップ島には100以上の「村」があります。
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