ギャラリー解説

書画

小波巌谷季雄、浦島太郎圖併俳句讃(近代、AD1870〜1933)

紙本肉筆・・縦72cm、横43cm

「かめの背や 萬里長閑(のどか)に 和田(わた)る糸 小波

」の下に、陽刻「東海小波」の落款が有る。巌谷小波は東京

の人で、名は季雄、号を小波・漣山人・樂天居などと称し、祖

母から国学や和歌を、父(明治初期の書の三大家の一人で

ある巖谷一六)から漢詩作法を、書生から俳句作法などを学

び、児童文学作家(日本昔話・日本お伽噺などを叢刊)である

と同時に、作詞家(一寸法師・富士の山など)で俳人でもある。

本品は、日本昔話の浦島太郎の話をモチーフにしている。


[ギャラリー一覧へ戻る]