記憶に残るあの選手のあの技

ひのまるキッズ事務局の村中です。

昨日まで千葉県成田市で高校柔道界では超ビックイベントであるインターハイが行われていました。
多くの高校柔道選手が力を出し切って力の限り戦ったと思います。
すでに動画がネットでアップされていて見たのですが、最近の選手たちは力強い技が多いと感じました。
外国人選手がかけるような体幹が強くなくてはかけられないような技の数々にびっくりしました。
技がとてもキレているな~と見ていたのですが、技のキレで思い出したのです。

アテネ五輪、北京五輪2大会連続オール一本で金メダルに輝いた、谷本歩実さんの技を。
谷本さんに憧れていた、今も憧れている方、多いのではないでしょうか。
一本を取る柔道、「一本柔道」を信条としており、投げ技、寝技どこからでも一本を取るところが素晴らしいです!!
その中でも谷本さんの試合で凄く印象に残っている試合があります。
それは、2008年北京五輪63kg級決勝戦、フランスのデコス選手との試合です。
私は当時大学生だったのですが、練習が終わって寮に戻り1人でテレビを見ていました。
谷本さんの準決勝の試合がちょうど放送されていました。
寝技で抑え込んで一本勝ち。
そしてついに決勝戦。
デコス選手が大内刈をかけてきて谷本さんが内股に切り返して一本勝ち!!!
本当に一瞬のことで1人で見ていたにも関わらず、
「ぎゃーーーーーーー!!!!!」と叫んで思わず自分の部屋を飛び出しました。
そしたら、同じ階にいた同級生が同じタイミングで部屋から出てきて目が合いました。
「見た!?」「見た!!!思わず叫んでしまった!!」
何部屋か離れていたのですが、声を出して廊下で話していたのを今でもとても良く覚えています。
こんな綺麗な一本を取れる人がいるのかと感動しました。
谷本さんのあの内股は何年経ってもいつまでも私の記憶の中にあることでしょう。

今回インターハイに出場した高校生のみなさんお疲れ様でした!!
そして、ひのまるキッズに参加している小学生たちも近い将来インターハイで活躍できるように頑張ってほしいと思います!

※2011年6月の東北大会に谷本歩実さんが講師としてお越しいただいたときの写真です。

IMG_4964
(左)谷本歩実さん  (中央)弘前市葛西市長 (右)塚田真希さん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です